海上自衛隊の「SH-60J/K」哨戒ヘリコプター(シーホーク)
●写真の「41(8441)」「59(8459)」は SH-60K、「01(8301)」はSH-60Jだと思います。
SH-60K哨戒ヘリコプタ(艦載型)は,ヘリコプター搭載護衛艦に搭載し,艦艇と一体となって各種の任務を遂行するため,2000年代の艦載哨戒ヘリコプタとしてSH-60Jをベースとして改造開発された機体です。主要任務は,対潜戦,対水上戦,警戒・監視,輸送及び救難,通信中継などです。着艦誘導支援装置を装備しています。後部キャビンに注目すると、J型は窓が1つなのに対し、K型は窓2つになっています。
SH-60Jは、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター。シコルスキー・エアクラフトのSH-60Bの機体を三菱重工業がライセンス生産し、技術研究本部が開発したシステムを搭載したもので、海上自衛隊のヘリコプターとしては初のシステム機。SH-60Kは、日本の海上自衛隊がSH-60Jを基にして、三菱重工業と防衛庁で独自に改造開発を行い、哨戒能力の向上を目指した哨戒ヘリコプター。いずれも機体下部に大きなレーダードームを抱えています。
●「8301」の写真からは下のような装備品が確認できます。
・フレア・ディスペンサー(『上』の字の下の箱)
・データリンクのアンテナ(下に突き出した円筒)
・AN/ASQ-81 MAD(磁気探知装置)(赤と黄色のラッパ状の個体とグレーの箱)
・電子情報収集用のESMアンテナとMWSアンテナ
(機首にある、黒い丸と五角形の個体と四角の中の丸い窓)
・AN/AAR-60 MWS(ミサイル警戒装置)
(テイル・ローター・ブームに取り付けられている黒い個体:「8459」にて確認 )