タマリの 希望・日常・幸せブログ あ~今日も一日おもろかったい

すっとこタマリのこれでもビジネスブログです。食卓の風景とともに,じわっと笑顔を届けます。

ぐだぐだ独り言の続きを書きます。

2014-03-27 10:44:08 | おもろかったい
おはようございます。
昼は「カフェたまり」夜は「おもてなし家庭料理たまり」の女将をやっています、陶芸家のクメタマリです。


 相変わらずせきが止まりませんが、少しましになってきたように思います。

 昨日いらしたお客様が、結構みなさん咳っぽくて、みいんな同じような風邪というか、花粉のアレルギー反応というか、しているのかしらと思ったりします。

 ただの花粉じゃあないような気もしますね。


 さてと、昔話です。


 5月ころの楽しみの一つといえば、野いちごでした。

それこそ、山野に山ほどトゲトゲの野いちごの木があり、幼い子どもたちは手篭を持って摘みに入ります。

籠がいっぱいになると、持ち帰り、少しの砂糖を加えてジャムにしてもらいます。

バス停まで歩いて30分、そのバスに乗って1時間下ったところに町があり、そこでやっと買い物ができるような地域でしたから、今のようにパンなど常時うちにはありません。

ジャムをつけるのは、「べったら焼き」と呼んだ小麦粉を平たく焼いたものでした。
饅頭のようにふくらし粉も入らず、ほんとうにべたっとした小麦粉のもちのようなものに、件のジャムをかけて、それでも、その頃は天にも昇るおいしさでした。


 また、今でも信じているのですが、この世で一番おいしい果物は、「桑の実」。

これは、夏から秋の果物です。

黒みがちの紫の小さな実は、甘く、やわらかく、木の枝に腰掛けて夢中になって食べたものでした。どうしてこの桑の実を今、あまりというか、まったく目にしないのか、不思議でなりません。輸入物のブラックベリーなどとは比べ物にならないおいしさ。


 あと、やまももの実も、おいしいものでした。これは、今、あちこちの垣根になっていますね。でも、誰も取る人がいないので、鳥のえさになるか、地に落ちて、ごみになっています。


 とにかく、私の幼いころ、天地は、「身の回りには食べられるものであふれている。」ということを確かに、しっかりと私の小さな身の内に叩き込んでくれたのでした。