関西は鱧(はも)の季節を迎えています。
でも、本当の鱧を食べたことはありますか?
このたびご紹介します和歌山県は海南市下津町戸坂(とさか)にございます、料理店「芳月(よしづき)」で本当のはもをいただきました。
お店の情報については、食べログをご覧ください。webサイトから、店主の言葉をいくつか紹介いたしたいのですが、「芳月のページに掲載しているすべての写真と文章の転用を禁止いたします。」と宣言されていますので、遠慮させていただきます。
さて、いただいたお料理をすべて写真に撮ってきましたので、私の感想とともに上げます。
まず出てまいりましたのが、鱧の子でございます。お箸の取って舌に乗せますとパラパラと口いっぱいに広がります。
でも、この小鉢の楽しみ方は添えられた、右上の茶色と物体と、左上の半透明の物体であります。
茶色の物体は鱧の肝、そして、左上の物体はな~~~んと”鱧の浮き袋”です。
「魚の浮き袋」食べたことある人、手を上げて!
これがまた、プリっとした食感で、鱧づくしコースのオープニングを飾るにはぴったりの”おどろき”の一品でございます。
つづいて、出てまいりましたのが、定番の”湯引き”と、こちらも珍しい”刺身”でございます。
鱧の湯引きはもう、ちょっとした和食店なら、この時代どこに行っても食べられるようになっています。これをユビキタス、というのですが、コホン・・・それはそれ。
右にある刺身は、そんじょそこらで食べられるものではありませんね。芳月さんではたたきで出てまいりました。ほんのりとピンク色が色っぽく、ガラスのお皿にこんもりと盛られています。
↓拡大!
こちらの写真を見て、”ん?”と思われた方。そうです! イカです。まさに、旬のアオリイカの刺身が添えられています。イカの こりこり した歯ざわりと、ねっとりとした鱧のたたき、もうお口の中はどっぷりと 鱧ワールド 炸裂なのです。
料理店で美味しい料理をいただくのは、単に新鮮なもの、とか、絶妙の味付けに感動する、といっただけではありませんね。芳月の店主は刺身のおろしわさびの台に人参を切った鯛を用意してくれていました。「舌と目で味わう」それこそが食の楽しみであります。
ここで、会席料理の定番の寿司がさらっと出てきます。しかし、ここにも店主の”仕込み”があります。手前にありますのが、先ほどのたたきを使ったにぎり寿司です。
「なるほどねぇ、にぎり寿司はやっぱ生だよねえ、これも珍しいなあ」と既に生鱧に慣れ始めている私の感性に刺激を与えたのが、奥にあります正統派の鱧の箱寿司です。
よく食べている味と、めったに食べられない味を一皿に載せることで、さらに珍味が際立って、つぎに出てくる皿への期待が高まるのです。
以上、四皿の報告です。まだまだ続く鱧コースワンダーランド。本日はこれにて。
その2につづく
でも、本当の鱧を食べたことはありますか?
このたびご紹介します和歌山県は海南市下津町戸坂(とさか)にございます、料理店「芳月(よしづき)」で本当のはもをいただきました。
お店の情報については、食べログをご覧ください。webサイトから、店主の言葉をいくつか紹介いたしたいのですが、「芳月のページに掲載しているすべての写真と文章の転用を禁止いたします。」と宣言されていますので、遠慮させていただきます。
さて、いただいたお料理をすべて写真に撮ってきましたので、私の感想とともに上げます。
まず出てまいりましたのが、鱧の子でございます。お箸の取って舌に乗せますとパラパラと口いっぱいに広がります。
でも、この小鉢の楽しみ方は添えられた、右上の茶色と物体と、左上の半透明の物体であります。
茶色の物体は鱧の肝、そして、左上の物体はな~~~んと”鱧の浮き袋”です。
「魚の浮き袋」食べたことある人、手を上げて!
これがまた、プリっとした食感で、鱧づくしコースのオープニングを飾るにはぴったりの”おどろき”の一品でございます。
つづいて、出てまいりましたのが、定番の”湯引き”と、こちらも珍しい”刺身”でございます。
鱧の湯引きはもう、ちょっとした和食店なら、この時代どこに行っても食べられるようになっています。これをユビキタス、というのですが、コホン・・・それはそれ。
右にある刺身は、そんじょそこらで食べられるものではありませんね。芳月さんではたたきで出てまいりました。ほんのりとピンク色が色っぽく、ガラスのお皿にこんもりと盛られています。
こちらの写真を見て、”ん?”と思われた方。そうです! イカです。まさに、旬のアオリイカの刺身が添えられています。イカの こりこり した歯ざわりと、ねっとりとした鱧のたたき、もうお口の中はどっぷりと 鱧ワールド 炸裂なのです。
料理店で美味しい料理をいただくのは、単に新鮮なもの、とか、絶妙の味付けに感動する、といっただけではありませんね。芳月の店主は刺身のおろしわさびの台に人参を切った鯛を用意してくれていました。「舌と目で味わう」それこそが食の楽しみであります。
ここで、会席料理の定番の寿司がさらっと出てきます。しかし、ここにも店主の”仕込み”があります。手前にありますのが、先ほどのたたきを使ったにぎり寿司です。
「なるほどねぇ、にぎり寿司はやっぱ生だよねえ、これも珍しいなあ」と既に生鱧に慣れ始めている私の感性に刺激を与えたのが、奥にあります正統派の鱧の箱寿司です。
よく食べている味と、めったに食べられない味を一皿に載せることで、さらに珍味が際立って、つぎに出てくる皿への期待が高まるのです。
以上、四皿の報告です。まだまだ続く鱧コースワンダーランド。本日はこれにて。
その2につづく