昼下がりの刻を選んで
気に入りの蕎麦屋に入る
隅の席に座るより
「ぬる燗」を注文
(池波正太郎・梅安料理ごよみより)
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こんな文章に以前からあこがれてます
初老の男が、一人
昼下がりの
がらんとした蕎麦屋の店の隅で
ぬる燗を口に含み
「あいかわらず、美味い酒だな~」と
ひとりごちる
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日もかげり
気づけば、店の中は
一人二人と客で埋まってきた
頃はよし
やおら
「おねえさん もり一杯」
と、もり蕎麦を注文
さっとたぐって
店を出る
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いいなあ
これって、年寄りのダンディズムではないか
あこがれる~
私tananobuy
これを実際にやってみ鯛のだが
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まず、地元には「お蕎麦屋」さんがない
まあ
あることはある
結構有名といわれる店もある
が
途方もなく山の中や
交通の不便な場所にあったりして
クルマを運転していくことになる
行くと
酒が飲めないのだ
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嫁に運転してもらって
なんてことはまず言えない(汗)
第一、このシーンは
絶対「一人」でなければ成り立たない
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よって、この憧れは
先の楽しみに取っておこう
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地元にはうどん屋さんや唐揚げ屋さんは
もうこれでもか
というくらいあるのだが
うどんでぬる燗は、ミスマッチでしょうね
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