細田監督の大ファン、とか言っておきながら、未来のミライを観てないのは良くないだろうということで、DVDを借りてこようと思ったんだけど、その前にぽんぽんが再上映を探してきた。
「行く?」
「行く行くー」
ほんとは今日こそ、二階の片付けをするはずだったんだけどなあ。
遠い昔の子育て期の騒乱や葛藤を思い出しつつ、そうは言ってもぽんぽんは本当に楽な子だったなあとか、親子二代に渡って一人っ子なので、くんちゃんの気持ちがいまいちわかんないなあとか(でも察して余りある気はしましたw)。
でも登場人物一人一人の気持ちにすっと入って観られるのはさすが。とても自然で、どのキャラにも「人間はこうあるべし」みたいな理想は押し付けていないのに、いい部分も足りない部分も暖かく受け止めてより良いバランスに収まって行く、受容的な優しさが溢れていて、爽やかな気持ちになれた。この爽やかさが細田作品の魅力だよな、と思う。
そしてひいじいちゃんのかっこよさに痺れた(お約束)。
でも全体的に、大人が縦長すぎないだろうか??
最後の東京駅のシーンは文句なく圧巻。
ひいじいちゃんはちょっと父に似てるなと思った。
何かを一歩踏み出すときに、力強い父性が身近にあるというのは幸せなことだ。
でもそれも全部、自分の内側にある。