なぜか周りにハルキストが多い。
どうも苦手なんだけど。
「エッセイも面白いよ!」
と言われて、何ヶ月か前に、三省堂で、
「走ることについて語る時に僕の語ること」
というエッセイを買ってみた。
「仕事を進めたかったら体力をつけろ!」
と整体の先生に言われていた時期で、ぱらっと開いたページに、
「書くために走っている」
というようなことが書いてあるの見て、
「そういうもんなんだろうかねえ」
と思ったのだ。
それにしてもタイトルがまだるっこしいぞ、と思ったら、あとがきに、レイモンド・カーヴァーという作家の短編小説、“What We Talk About When We Talk About Love”を原型にしたのだと書いてあった。村上さんの文は、日本語の骨格をわざと崩して、浮遊させる感じがああるような気がする。
エッセイを読んで、だいぶ村上さんに対する印象が変わったなあ。
足腰がすごく、しっかりしてるのね。