未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

平成26年 畳訓練校技術研究会(四天付き拝敷き)

2014年10月23日 23時43分58秒 | 【畳】畳職人として

 

こんばんは。本日、四代目の母校でもある埼玉県畳高等職業訓練校にて、技術研究会に行って参りました。

 

想いでのいっぱい詰まった母校。現役の訓練生からOB、また現役時代大変お世話になった親方衆とともに、勉強して参りました。

 

内容は【四天付き拝敷き】

 

 

畳表1~3枚程度で、礼拝の座具となるもの。四天とは、四天王のことで東西南北の四方を守護する四神のことです。

東に持国天王  (冶国安民)
西に広目天王  (千里眼)
南に増長天王  (万物の生と知識を生み出す神)
北に毘沙門天王 (北方の仏の道場を守り、常に説法を聞いているので多聞天ともいう)

四天における紋の数については、7・5・3紋で表す。7・5・3というのは人生の厄年を表す数字で、それを払うために四天をつける。

 

偶然なのですが、お寺の仕事が続いている今月、ありがたいことに四枚目の制作機会です。

 

師匠(三代目)から受け継いだ業とはまた違った勉強を、訓練校の先生に教わりました。自分の中で新たに気付く発見も多く、非常に有意義な時間を頂きました。訓練校と教えて下さった先生には、心より感謝いたします。

 

これからも学んだ事を、自分なりに研究して精一杯精進してまいります。ありがとうござました。