未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

尊敬します。親方

2008年02月07日 19時30分55秒 | 四代目の叫び。 

今日のお仕事は、朝、品川区に畳の引き上げに向かい

帰宅後、昨日に引き続き、へり無し畳の製作に追われた

作業終了後、久方振りの散髪へ

おん身を綺麗にする為、床屋に向かう最中に、昔を思い出した。

「おまえは、そんな汚い靴下で、お客様の所にいけるのか?」

昔、修行時代にお世話になった、親方の一言である。

自分はまだ、業界に入って間もなく、右も左も分からない闇雲に働いていた頃、

親方が言われた一言をいまでも鮮明に覚えている。

「畳屋さんは、お客様の家(人のお宅)に上がるお座敷商売である。

そんな職人の足が汚かったら、お客様がどう思うか、考えろ

当たり前の事である。とにかく言われて恥ずかしかった思いが残ってます。

その親方は、お客様の家に上がる前に、必ずコンビニで純白の靴下を

購入してから、お客様の元へと向かう徹底ぶり。

それ以来、私は、絶対に綺麗な靴下を履いて、仕事をしている。

靴下だけでは無い接客業に携わる職なら、身なりを綺麗にする事は

当たり前の事である。床屋に向かう途中、そんな事を思いながら

気お引き締めて、歩いていた。「親方、ありがとうございました。」

 畳屋の車窓から・・・・寒かったです

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そのとおり (四代目)
2008-02-08 15:12:15
そのとおりですよ。
私も沢山、靴下もらいました。
なつかしいですね。
返信する
もしかして (1班8番)
2008-02-07 23:13:13
その親方って川越のO田本店のAさんじゃありませんか?
私も靴下をいつくももらいました。
今では足袋派ですが!
返信する

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