こんばんは。本日は素敵な置き畳の御紹介です。
畳表の織り方一つとっても様々な織り方がございます。写真の置き畳。
無染土畳表 【肥後 ゆうぜん】と申します。
※無染土畳表とは?
通常の畳表はイグサを刈り取った後に泥染めを行います。理由はい草は泥染めを行なうことにより、熱を良く吸収し茎の温度が上昇し乾燥を早めます。この乾燥の促進により、酸化酵素の働きを抑え葉緑素も分解されないため、色彩が良くなり光による変色を予防したり、い草の耐久性までも増すような特徴があります。
その点、無染土畳表は泥染めするい草と違いイグサ本来のさわやかな香りがし、色合いも鮮やかです。滑りやすいなどの特徴もあるのですが、植物が自分の身を守ろうと、油のようなものをまとい、その艶が光に反射してお部屋が明るくなるなどの特徴もございます。
この肥後ゆうぜん、織り方に特徴がありますが、何より無染土特有の甘い香りがし、足辺りが独特です。素足で歩くととても気持ちよく、デザイン性も高い置き畳になります。
畳屋さんが制作する畳はもちろんメンテナンス可能(張替可能)で厚みや・畳の柔らかさ・畳表(畳のお顔にあたる部分)・畳縁(たたみのフチ)・サイズ全てオーダーメイドで制作が可能です。
※ホームセンターにて購入出来るような薄い畳や、メーカー様で購入出来る置き畳とは素材も造りも違います。
フローリングの一角やちょっとした場所にも持ち運び可能、女性でも気軽に片手で持ち上げて清掃も出来る。
優れものの置き畳の御紹介でした。