言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

2020-05-26 05:59:00 | 日記
私は死ぬ事が怖かった。

存在がなくなる事が怖くて仕方なかった。

今思えば、寂しかったのだろう。

自己肯定感もそれほど高くなかったように思う。

ちっぽけな自分が誰からも必要とされずに消えてなくなり、忘れさられてしまう。

死をこのように考えて怯えていた。

今は家族もでき、自己肯定感も育ち、死ぬ事自体への恐怖は薄れている。

今は死ぬわけにはいかないという感じだ。

子どもの成長した姿を見たい。

何より今後の自分の人生がどうなるかワクワクしている。

死を現象と考えると、テレビの電源を切るようなものかと思う。

自分の身体と存在が消え、それから先の人生がなくなるということ。

いつ来るかわからないが、必ずやってくる。

それ以上でもそれ以下でもない。

では死について考えてもあまり意味がないように思えてくる。

死が怖かった過去の自分。

死にたくない今の自分。

どちらも死について考えているより、その時どう生きているかが死生観に現れているだけなような気がする。

いつ死について考えても怯えなくていいように今をしっかり生きようと思う。

時間の長さ

2020-05-25 06:09:00 | 日記
時間の長さは平等です。

1日24時間、1年365日です。

高齢になればなるほど、時間が経つ感覚が早く感じると言う話を聞いたことがありませんか?

30歳過ぎたら早いよ〜あっという間に60歳が来るよ〜

歳を取ればとるほど1年なんてすぐに終わります。なんなら1日は長いのにと付け加わる時もあります。

小学生の6年間はあんなに長かったのに。

これには理由があります。

新しい記憶の量の差です。

毎日同じような日々を過ごしていると、新しい記憶がなく、ひとまとめとして記憶に残り、振り返るあっという間に感じます。

小学生は新しい経験や学びが多く、感情も揺れ揺らぎます。

感情を伴う行為は記憶に残り易いので、新しい記憶が分厚くなり、振り返った際に長く感じます。

つまり、感情を伴う行動に挑戦する事を続けると年齢に関係なく新しい記憶が多くなりあっという間に終わらなくなります。

昨日、娘と登山に行ってきました。

新しい山に挑戦しました。

新しい記憶の1ページが加わりました。

毎日、ブログを書く事で脳が忘れても、ブログを振り返った時に時間の感覚をどう感じるか実験です(^。^)



距離感 空気感 付加価値

2020-05-24 09:14:00 | 日記
昨日、散髪をしました。

もう10年以上同じ美容師さんに切ってもらってます。

美容師さんと話をするのが楽しみです。

傾聴してくれます。聞けば答えてくれます。

この距離感が気持ちいいです。

なかなかこのような関係の方はいないのではないでしょうか?

自分が属する全てのカテゴリーと無関係で価値観が合う人

合わせてくれているのでしょう。

美容師さん一人で経営されているのもお気に入りポイントとの一つです。

二人以上、人間がいると人間関係が生じて、空気に反映されます。また、担当の方以外の人、お客さんが空気感を変えてしまいます。

高い天井、置いてある家具、かかっている音楽、すべてお気に入りです。

髪を切ってもらう行為自体も気持ちがいいですが、付加価値も大きいです。

私にとって大切な、場所、人です。

サービス自体の質の向上に向けた努力も大切ですが、サービスを提供する環境など付加価値の提供が大切ですね。

私の場合は私自身の質の向上が付加価値になるように日々精進です(^。^)



目標を決めて行動する

2020-05-23 08:09:00 | 日記
毎週1回はジョギングをしています。

今日は目標タイム30分を切る事ができました!

距離は不明ですがいつも同じコースを走っています。当初は36分かかっていました。

ジョギングをしていて気づいたことがあります。

何かをやり遂げる際に通る過程を毎回のジョギングで再現されるということ。

①走る前(行動を起こす前)
面倒くさくなり、やめる理由を探し出す。同時に爽快感や健康などメリットも考え天秤にかける
(このような段階では私はまだジョギングが習慣化していないことがわかる。習慣化していれば、走らなけば気持ちが悪いとなるはず。)

②走ってすぐ(行動を起こしてすぐ)
爽快感に満ち溢れ気持ちが良い。走り始めたことに(行動を起こしたこと)に満足の段階

③序盤
体の不調や呼吸の乱れに気づき、しんどくなる。今回は最後まで走れないかもしれないなどネガティブな感情がよぎる。

③中盤
無心や走る以外の思考で走る事ができる。タイムをみてペースを確認する。

④終盤
物理的にしんどくなる。しかし、ゴールが近くなり、ゴールすることがモチベーションとなりペースを上げる事ができる。

⑤ゴール
達成感の獲得、反省点の抽出。今後の展望を考える。

これは何か行動を起こした際に通る過程と同じことが毎回起こっていると不思議に思います。

目標を定めてそこに向かって進んでいくので当然なのかもしれません。

成長したいのであれば、『目標を決めて行動をする』以外に方法がないことに改めて気づきます。

今日は目標を達成したので、次は距離を伸ばすか、タイムを縮めるか。

夢みたいな大きな目標はホノルルマラソンに出ることなので距離の延長にしようと考えています(笑)



ケーキが切れない非行少年達を読んで

2020-05-22 06:24:00 | 
【ケーキを切れない非行少年達】

著者は 宮口幸治氏 です。

簡単に要約すると

①非行や犯罪をする少年達には原因がある

②今の少年院では原因追及や原因の解決よりも、反省を促し、再犯防止や公正させようとする傾向がある

③発達障害(脳に器質的に異常があり、認知機能の低下がある)により、学校の勉強についていけなくなったり、コミュニケーションがうまくいかず、非行や犯罪の要因になっているケースもある

④③のケースでは認知機能が低下しているので、反省を促すだけでは公正や社会復帰は困難な場合がある。

⑤正確に評価を行い、認知機能そのものにアプローチする必要があり、著者は様々な方法を試みて、成果を上げている

⑤学校教育の段階で認知機能の向上へ関わりができれば、非行や犯罪の予防につながる。短時間の楽しい関わりで効果があることが示唆された。

となります。

この本から沢山の事を学びました。
症状や結果のみに注目して、対処療法を行うだけでは根本的解決にはならない。ましてや結果だけをみて本人を責めても無意味であり逆効果である。

何より愛情、情熱を持って子ども達と関わり、諦めず、行動を起こし続けておられる
ことに感銘を受けました。

私も対人援助職なので、評価、訓練の精度の向上へ向け自己研鑽に努めます。

また、制度や慣習に誤りがあると気付いたなら、批判をするだけでなく、微力でも行動します。