奈良美智の作品まわりにある小物の作品たち。 キャプションは撮れませんでした。
よくわかるシーンです。 犬は、飼い主の顔を舐めるのが好きです。
小出ナオキの陶器人形も面白い
ニック・ジーを調べると、ニック・ザレンバという米国のアーティスト。
次の展示室との間の小スペースにも作品。
面白そうですが、意味はよくわかりません。
4作品のうち、右側の2作品は奈良美智です。 左の2作品に興味を引かれました。
《とても暗い鹿》 ウーン、訴えてきますね。
小さな命を見つめているのだろうか? 自然な表現がいい。
奈良美智の《ハートに火をつけて》のバックにしたショッキングピンクの作品と同じ作家。
三葉虫の化石のようなオブジェ、きれいでした。
この作品も独特の妖気を放っています。
最終の展示室。
一見、写真かと思いますが、色鉛筆と紙の作品。
左上の作品を拡大
更に拡大。 色鉛筆のタッチがわかります。
フリードリッヒ・クナスの作品《スターライトウォーカー(星明かりの散歩)》
この作品、面白いのですが、置かれた環境でもっとよくなります。
右横は、リーフレットに載っていた別展示場における写真です。 違いますね。
こうした薄気味悪い作品、嫌いな人は目を背けるでしょう。
でも、不思議ですね、こんな作品も心の奥の何かを刺激し、アートとして存在する。
この像、開会直前に届いたそうです。 2015年にニューヨークの美術展で購入とのこと。
フランク・ベンソンの3Dプリントによる彫像「ジュリアナ」。 実在のトランスジェンダー作家、ジュリアナ・ハクスタブルがモデル。
緑色のラメが美しい・・・実際にモデルは夜の社交場でこの色でいるそうだ。
最初に見たときは、背景は知らなかったので、女性のヌード像だと思ったのですが、この角度から見ると、トランスジェンダー であることがわかりました。
それにしても滑らかな肌と肉感、凄いですね。 女性の鑑賞者は、目を背ける方が多い。
菊畑茂久馬のこの作品、私は良さがわかりません。
村上隆の弟、村上裕二の作品。 ウルトラマンが出る日本画ですが、面白い。
小品が密集し、キャプションと作品がよくわかりません。 水彩画は常識的な作品ですが、こういうものもコレクションしているのですね。
爆破の瞬間、エネルギーが凄い。
村上隆の率いる㈲カイカイキキの一員ob(おび)の作品。 若い女性らしい作品。
よく見るとシュール
よく見るとサブカル寿司
韓国の作家で、村上が最近、興味を持ってコレクションしているとか。
若冲みたいに、隅から描き始めて一気に描き上げるようで、1日で仕上げるとか。 確かにずば抜けた筆力。
カメラを引けない状況で、1枚に収まらないので、2枚で掲載。
このあと、映像作品もあったのですが、混雑等で見れませんでした。
いかがでしたか、圧倒的なボリュームと内容、評判も良かった展示会でした。
そして、今日、Webを検索していたら、この展示会にあたって、村上とゲストキュレータの
三木あき子、横浜美術館館長の逢坂理恵子の3人のオープニング時のトークセッションを見つけました。
日本の美術業界と現在喧嘩状態にある村上の怒りの言葉や、古美術のコレクションを始めたときの
失敗談など、飽きずに聞ける面白い内容でした。 村上のアートに対する一生懸命さ、パワー全開で
進む姿勢のなかに、アートに関して傲慢に聞こえるところがあるのは事実ですが、それを責め立てる
美術関係者がいるのも、度量が狭い感じがします。 あの草間彌生も、ピカソに負けないアーティスト
と自らを豪語しています。 村上が日本の美術界に辟易し、今後、日本では展示はしないといっている
のが気にかかります。 それと、このコレクションの今後の扱い・・・村上隆のことだから、新たな発想
で、多くの人に見られる仕掛けをつくるのではないかなと期待するところです。
ニック・ジーいいですね。
私、こういうグラフィティのようなものが好きです。