前回の記事(アブソリュートチェアーズ展)の、最後に掲載した写真です。
吹き抜けのホールの、地階から見上げたもので、椅子をヒトデ状にして吊り下げた作品と、左下に
彫刻の一部が写っています。
1階から撮ったものが、こちらです。
アブソリュートチェアーズ展の第5章に属する作品です。
5-3 ミシェル・ドゥ・ブロワン 《 樹状細胞Dendritic Cell 》 2024
会議椅子、ワイヤー、他 直径300.0cm
作者のドゥ・ブロワンが、2005年に発表した作品を発展させ、滞在制作した新作とのこと。
人体の表面を覆う免疫細胞の一種からインスピレーションを得たらしく、「コミュニティの
象徴である椅子が等間隔に並び、外部に対し閉じた球体の形状は、人間の集団が取る防御的
姿勢や集団免疫を想起させるかもしれない」と話している。
2005年に発表した作品
続いては、地階にあった彫刻作品です。 アブソリュートチェアーズ展とは、無関係です。
背景は加工しています。
トップの写真の、左下に写っているのが、この彫刻です。 背景は加工しています。
埼玉県立近代美術館は、1982年の開館当初から優れたデザインの椅子を収集し、常時数種類を館内に
設置し、「椅子の美術館」として親しまれている。
実際に、いくつか座ってみましたが、デザインもさることながら、座り心地も、納得できるものでした。
以上、常設展にあたるMOMASコレクションが、展示の端境期で無かったのが残念でしたが
楽しめた美術展でした。
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