今年(2016年)1月23日に行った鎌倉近代美術館の、かなり遅いアップです。
正式名称は神奈川県立近代美術館 鎌倉館(略称 カマキン)といい、行った日の1週間後、閉館と
なりました。
入口に掲げられたパネル写真、1951年の開館当時のもの。
1951年といえば、私の生まれた年だ。
当時の建築としては、モダンだった。
展覧会看板は、古賀春江と松本俊介の作品がメインヴィジュアル
鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮境内に建つ鎌倉館は、日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館。
設計は、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの愛弟子、坂倉準三(1901-1969)によるもの。
師のル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館が、このほど世界遺産に決定、そういえば、両方の
美術館には共通するものを感じます。
調べると、「無限発展の美術館」という師が打ち出したコンセプトにもとづいて、両美術館は設計さ
れていました。
築後、65年となり鶴岡八幡宮との土地賃借契約満了で、閉館となったもの。
当初は、契約通り、更地にして返還する予定だったらしいが、各方面からの
要望で、耐震補強をして保存することが決まったとのこと。
展示を見終えて、2階から庭園を撮影。
1階から、別棟方向を撮影。 八幡宮の鳥居なども見えます。
桂離宮のような、建物と庭園との関係を研究した成果が反映されています。
展示のほうは、松本俊介の《立てる像》が素晴らしかった。 館内は撮影禁止でしたので公式Webサイトから
松本俊介 《立てる像》 1942年 油彩、キャンバス
300㎥ほど離れた場所にある鎌倉別館は工芸と現代美術を展示。
1984年に開館
住宅地のなかにあり、庭には彫刻が置かれています。
展示作品は撮影禁止だったので、Webサイトから
月日の経つのは早いもの、このブログも開設して3000日を過ぎました。
カマキンのように閉じられる日もくるでしょうが、刻んだ美しい思い出を少しでも残したいものです。
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