4月7日(金)、「日本、家の列島ーフランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」展 プレス内覧会に行ってきました。
フライヤーです。 写真も面白い。
フライヤー裏
なお、プレス内覧会でしたが、ブロガーも招待ということで、写真撮影の特別許可をいただいています。
本展を企画した4人のフランス人の挨拶光景です。
展覧会は、3部構成で、後ろの壁のパネルが、第1章「昨日の家」の展示。
「昨日の家」では、14件の展示がありましたが、その中から旧吉屋信子邸をピックアップします。
この居間がいい感じです。 天井の交差模様、円いライト、柱や障子の直線が心地よいハーモニーを奏でる。
もう一つ
第2章は「東京の家」なのですが、展示順序は第3章「今の家」だったので「今の家」からピックアップして紹介します。
まずは”鉄の家”
有名な隈研吾の設計。 注文主は隈氏とは、大学の同級生の間柄とかで、鉄道ファンの大学教授です。
パネル右のキャプションを拡大。 住み手と建築家の思いなどがよくわかります。
写真部分を少し拡大。
デザインと生活しやすさが両立した素晴らしい住宅。
カタ邸 加茂紀和子+マニュエル・タルディッツ
建物内部は、コンクリート打ちっぱなし、エアコンなしで生活!
写真を見ると旦那さんは外人の方だなと会場では、それしか考えませんでしたが、この記事の編集で住み手・建築家の名前をよく見ると、
本展の企画者の一人、タルディッツさんでした。
第2章 東京の家
36点の家の写真があり、建物だけではなく、周囲の情景も映っていて、面白く見れました。
幾つかをピックアップ。
潜水艦の艦橋のような形。 反対側が気になる。
”梅林の家” 妹島和世さん設計の家です。 妹島さんは、この作品でベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞受賞しています。
また、建築界のノーベル賞に相当するプリツカー賞も受賞している、日本を代表する女性建築家。
さて、写真では、屋上の緑ぐらいしかパッとしないので、Webから家の内部がわかるイラストを転載します。
新建築「住宅特集」2009年5月号 「過激、ではありません」という表題のついた記事のイラスト部分です。
※ このイラストは展覧会場にはありません。
強度設計はOKなのでしょうが、見るからに不安を感じる建物には入りたくない。
最後に、ゲストアーティストの絵画作品を この距離ではわからない、絵の緻密さです。
左端の部分の拡大です。 ウーン
美術館では珍しい建築・住まい関係の展示でした。
最初の館長のあいさつで、年4回の企画展のうち1回は、リビングに関したものにしているとのこと。
そういえば、過去に「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展、「二川幸夫・建築写真の原点
日本の民家 1955年」展を見ましたが、そういう流れだったのですね。
(この汐留ミュージアムのあるビルは、パナソニックのリビング事業の拠点の一つです。)
面白い展示会でした。
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