村上隆の「スーパーフラット・コレクション展」の途中ですが、昨日行った
棚田康司展 「バンドゥン スケッチ」が良かったので紹介します。
会期:2016/04/06 - 2016/05/14
場所:ミヅマアートギャラリー
都心の市ヶ谷駅から、外堀通り沿いに歩いて7、8分のところにある
ミズマアートギャラリーは初めての訪問です。
毎日新聞夕刊の紹介記事をみたのが動機です。
入口からみた作品群。 全部で12体あるのですが、紹介するのは10体です。
《不安少年のトルソ》 表情がいい。
少年ですが、少女のようにも見え、中性的な表現です。
版画のポール・ジャクレーを思い出させますが、訴えかけるような表情のこの作品、堪らないですね。
棚田は、2015年10月にインドネシアのジャワ島西部の都市、バンドゥンへ渡り、
2ヶ月間の滞在中に制作した、12体の少年少女のトルソが、展示の主体です。
作品はすべて「一木造り」でできています。
この作品は、帰国後に造ったもので、これも魅力があります。
ヌードなんですが、パンツをはいていて、なにかこだわりがありそう。
仏像で一木造りはよく見ますが、現代彫刻で若い女性像の一木造りは面白い。
昔、冬の秋田で見た、被り物をつけた少女を思い出しました。
これも中性的な表現ですね。
展示室の奥に和室があり、そこに置かれた作品。
こちらの《体操の少年》も素晴らしい。
インドネシア女性の雰囲気を持つ作品。 ここでもパンツが。
身体トルソ。 パンツが気になる。
会期終了が迫ってます。 ギャラリーは無料で撮影OKです。 おすすめです。
色気というか愁いというか面白いですね。
照明のあて方とか変えて観てみたいです。
色っぽくて、哀感を秘めている・・・
欲しいと思いました。(価格は、何十万円)
照明は大切な要素ですよね。 今回は
天井からの照明と、白い土台からの反射
で、写真としては撮りやすかったのですが
自宅に置くとなると、環境、ライティングで
悩まされそうです。
コメント有難うございました。