光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

FACE展2015を観て その1

2015年02月22日 | アート 現代美術

損保ジャパン日本興亜美術館で開催された、FACE展2015の初日、2月21日(土)に行ってきました。

作家支援の理念のもと公募コンクール形式で決定された作品です。

 

 

まず、第一室には受賞作品が一堂に並んでいました。

中央右がグランプリの《WALL》、その左に優秀賞が3作品、右側は審査員特別賞の作品

 

 

グランプリ作品を再掲

宮里 紘規(みやざと ひろき) 1990年生まれ
《WALL》2014年    ミクストメディア 194×162㎝

 

WALL部分を拡大すると、印刷メディアをシュレッダーにかけ、貼り合わせたものですが、その配置には神経を配っています。
でも、私には今一つ、迫力に欠けます。

 

 

優秀賞の作品

和田 和子(わだ かずこ) 1951年生まれ
《ガーデン(木洩れ日)》2014年  油彩、キャンバス162×194㎝

面白い構図です。  

 

中央の水桶の部分を拡大 。   技巧としては冴えているわけではないのですが、朴訥に丹念にという姿勢は伝わります。

 

 

同じく優秀賞

大橋 麻里子(おおはし まりこ) 1991年生まれ
《La Foret》 2014年   油彩、アクリル、色鉛筆、キャンバス194×97㎝

 

 

中央下部をクローズアップ。  水彩のような味わいもあり、面白いのですが一見では、良さがわかりづらかった。

 

 

同じく優秀賞

村上 早(むらかみ さき)  1992年生まれ
《カフカ》 2014年  銅版画 116×170㎝

 

 

手の部分を拡大。     細かな線が白の部分に入り、味わいのあるマチエールになっています。
作品全体から若い女性の感覚が伝わります。 成長していくのが楽しみな作家です。

 

審査員特別賞の作品
右から 黒木美都子 Mitsuko Kuroki 1991年生まれ   《月読(つくよみ)》 2014 岩絵具・布162x162
    大里早苗  Sanae Osato  1950年生まれ   《Echoes》     2014 油彩・キャンバス162x194
    児玉麻緒  Asao Kodama  1982年生まれ   《チュー》     2013 油彩・キャンバス194x162

 

3作のなかでは、大里早苗さんの作品が、目を引きました。 浮遊感を感じますし、色調も面白い、力強さがでてくれば、もっと面白くなると思います。

下野 哲人(しもの あきひと) 1955年生まれ 《Black lines on the white White lines on the black》 2014年 アクリル、キャンバス130.5×161㎝

 

もう一つ、【読売新聞社賞】で、平野 淳子(ひらの じゅんこ)《記憶》という作品もあったのですが、撮影していませんでした。


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