世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

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ふじもん世界放浪「放学記」第6章ヨーロッパ編 「望むは平和」ベルリンの壁から未来への教え。

2014-04-07 03:30:57 | 日記
2014年4月6日。

《僕は争いなんてしたくはない。「みんなで仲良く」世界の未来を築きたい。だからこそ、こういう小さな事態を日本人として真剣に考えたい。》

東西冷戦の象徴とも言うべきベルリンの壁。

今ではほとんどが撤去されているが、一部は当時のまま残されている。

壁のほとんどにはペイントが施されていて、それはもはや芸術の域だ。希望や願いや風刺画など、人々の「想い」が壁には描かれている。


その中に、こんなペイントがあった。


明らかに日本を描いたこの絵。何故この絵が描かれたのか、何を意味しているのか、詳しいことは分からないのだが・・・。

実はこの絵、近付いてみると、多数の落書きがあるのだ。

そのいくつかが、こんな感じだ。


ご覧いただければ分かるように、尖閣諸島や竹島のことをきっかけに日本を揶揄するものばかりだ。


まず誤解されたくないのではじめに・・・(笑)。僕は別に、だからと言って「中国人や韓国人はダメなんだ!」などと言いたいわけでは毛頭ない。ただ、僕がこの目で見てきたものとして、多くの人に知ってもらいたいと思い、そして最善の道を共に考えていきたいと思い、このような話を載せているのだ。


このような落書きを見て、僕は単純に悲しくなる。怒りの気持ちというより、悲しさと憂い、そして未来のことを真剣に考える。


色々な説がある。色々な見方がある。僕の中にも、僕なりの見解がある。

だが僕がここで言いたいのは、真実がどうであれ、このベルリンにおいても「日本を象徴している絵に日本を批判する落書きをする中国人、韓国人と思われる人が存在する」という「事実」である。それは中国人や韓国人を否定するのではなく、このようなことをしてしまう人々が少なからず存在することを日本人としてしっかりと受け止め、そのようなことにならない道を真剣に考えていきたいのだ。

このような落書き自体は確かに良くないことだ。だからと言って「中国人も韓国人もけしからん!」と腹を立てたところで、何の解決にもならない。そのように思っている人がいるという「事実」を冷静に受け止め、前へ進んでいかなければならない。


実は僕の中には、ダブルスタンダードならぬ「トリプルスタンダード」が、中国人や韓国人に対しては存在している。

1つ目は、ニュースで報道されているような「超反日」の人々。

2つ目は、旅先で出会う人のような「全然反日ではない」人々。

3つ目は、しかし落書きをしてしまうような「やっぱり反日」の人々。

それぞれどれが何%なのかなどということはもちろん分かるはずがない。そしてそれは然したる問題ではない。


僕が意識したいのは、「世界は繋がっている」という真実。

先日お会いした星覚さんというお坊さんがおっしゃっていた例え話。「右手と左手を喧嘩させてみると、絶対に相手の骨を折ることはできないですよね。それは下の方でお互いに繋がっているからなんですよ。」という話。

日本と中国と韓国なんて、まさにそうだ。本当にすぐ傍の国なのだから。

だからこそ僕たちは、「相手の骨を折らずに」解決できるはずなのだ。


僕なりに色々な想いはある。でも僕がここで言いたいのは、起きている「事実」を冷静に受け止め、日本人として何ができるか、何をすべきか、何が大切なのかを共に考え、そして実践していけたらと思うのだ。

そりゃ僕は日本人だから、このような落書きを見て良い気分ではない。僕にも僕なりの想いはある。しかしこのような想いを持ってしまわれている中国人や韓国人の方がいるという「事実」を受け止め、ただ感情的になるのではなく、冷静に道を考えていきたいのだ。

もういい加減、「争いの時代」に終止符を打たなければならない。完全に打てないとしても、少しずつでも前へ前へ・・・。それが「今」を生きる僕たちの大事な大事な責務だと思う。


この落書きは小さなものだ。でも、その意味合いは決して小さくはない。

怒りや憤りではない。そこから僕たちは「もっと先の意識」を学び、考え、感じ取り、行動していかなければならない。


そして僕は思う。

「世界人類が平和になりますように」ではなく、「世界人類を平和にできますように」だと。

わざと抽象的にこの文章を書いております。僕の真意を汲み取っていただけたら嬉しいです。ご精読ありがとうございました。


2014年4月6日。夕飯に作ったパスタが美味くて1人ちょっとゴキゲンなプラハの安宿にて。


※こんな感じで、キスすくらい「みんな仲良く」しないといけないですよね・・・!



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