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ふじもん世界放浪「放学記」第6章ヨーロッパ編 『男色に強い難色?』恐怖のハンガリー温泉事件簿!

2014-04-13 02:27:29 | 日記
2014年4月12日。

《今回の記事は、本当に僕自身に起きたことです。下世話な「下ネタ記事」になっておりますが、どうぞ最後までお付き合い下さい・・・。》

この事件は、ハンガリーの首都・ブダペストで起こった。

ハンガリーは知る人ぞ知る「温泉大国」で、ブダペストの市内だけでも主なもので4~5つの温泉がある。

僕がハンガリーに来た目的は、実は温泉に入りに来たのが一番なのだ。やっぱり僕も日本人、長く旅をしていると湯船に浸かる機会などないので、たまにはバシャッと湯に浸かりたくなるものだ。

ということで、僕は早速温泉に向かった。どこの温泉に行こうか結構悩んだのだが、写真を見る限り一番ゆったり入れそうな落ち着いた雰囲気のある「ルダシュ」というトルコ式風呂の温泉に行こうと決めた。


そして事件は、この「ルダシュ」で起きたのだ。


大きな湯船が中央にあり、湯温はだいたい37~38度。気持ちよくゆ~ったりと入ることが出来るのだ。そしてその周りに小さな湯船が4つあり、それぞれ湯温が異なっている。好みに応じて、自分の入りたい湯船に浸かることが出来る。

さらに奥にはサウナとマッサージ室もあり、さながら日本の温泉センターといった感じの場所なのだ。


値段は安くはない。入浴料は3000フォリント(約1400円)。結構な値段である。これだけのお金を払ってるのだから、じっくり温泉を堪能してやとうと人は思うものだ。

そして僕は、サウナに向かった。このサウナが、直接の事件の現場となる・・・。

ここのサウナは面白い造りになっていて、手前から順に3つの部屋があった。それぞれがドアで仕切られていて、奥に行くほど温度が上がるという仕組みになっていた。

ガッツリと汗をかきたかったので、僕は一番奥の最も暑いサウナ室に向かった。表示では72度とあったが、それ以上の温度だったと思う。かなりの暑さだった。


そのサウナ室にいたのは、僕ともう一人の男性だけだった。

僕が後から入ったのだが、その男性とははす向かいになる形で座った。別に何の意図もない、結構距離も近かったし、2人しかいないのに思い切り向かい合うのもわざわざ隣に行くのも気持ち悪いものだ。ということで、そのポジションを選んだのだ。

1分後くらいだろうか、突然その男性が立ち上がった。もう出て行くのかと思ったら、ドアまで行ってまたこちらに戻ってきた。

別にその行動については気にも留めなかったのだが、戻って来ると何故かその男性は、僕の正面に座ったのだ。

しかも!何故かチ〇コを丸出しにして・・・!


あ、ちなみにトルコ式風呂ではふんどしのような白い布を腰に巻くんです。それで前を隠すのですが、何故かその男性はそのふんどしをお尻の側に回し、チ〇コを丸出しにしやがったんです・・・!


僕はただならぬ空気を感じた。

「な、なんでこのおっさんはふんどしを後ろに回したんだ?そして何故俺の正面に・・・?こ、これはまさか・・・?」

なんかやばいな~と思って僕が下を向いていると、「ヘイ、ルック!」と僕に話し掛けてくるではないか。おお~、これはやっぱりそういうことなのか・・・!

まぁガン見するのも嫌だけど無視するのも良くないので、「ハーイ、ハロー」くらいの軽い返しをした。

そしてまた下を向くのだが・・・正面からの強烈な視線を感じる。

「なーんか嫌だなぁ、2人しかいないし。これってやっぱり、彼はそういうことなんだよなぁ・・・。」


あ、誤解を招かないように言っておきますが、僕は同性愛については何とも思っていません。それはその人の趣向であって、絶対に言われのない差別をしてはいけないと思っています。でも僕は同性愛者ではないので、そういった対象は女性です。一応そのことだけは述べておこうと思います。


僕は視線が気になって、ふと前を見た。するとそこには、あってはならないものが存在していた・・・!

な、なんと!その男性のチ〇コが、完全に戦闘状態になっているではないか!

その先端は見事なまでに天を突きさしていたのだ!まるで『北斗の拳』のラオウがケンシロウにやられて「わが生涯に一片の悔いなし!」と言いながら天を指さして死んでいくシーンのように、彼のそれは天を高く指していた。

さすがに僕は焦った。「マジか!これはまさか俺の存在によって奴は天を指しているというのか・・・!」

そして再びうつむくと、僕は考えた。「どーしよーかなぁ、さすがにこれは気持ち悪いぞ。もうサウナは十分だし、今すぐさっさと出ちまえばいいんだよな~。」と。


そんなことを考えていると、何かの音が僕の耳に飛び込んできた。

まるで何かをこするような音・・・ま、ま、ま、ま、まさか・・・!

彼は再び僕に言った。「ヘイ、ルック!」と。そして実際にルックしてみると・・・!

悪夢だ。これこそまさに悪夢だ。

なんとその男性は僕を凝視しながら、そう、え~と、あれですよ、言いづらいんですけど・・・。

マスターベーションを始めていたのだ!!!


僕はマジで凍り付いた。「何ということだ、俺は今この男性のオカズにされているというのか!」

僕はうつむいた。そしてちょっと恐怖も感じた。もしこの男性が力技に出てきたら、ちょっとヤバイ。それはシャレにならん。ガタイもいいし。

そしてまた言うのだ、「ルック!」と!

頼む、もうその「ルック」は勘弁してくれ~!!!

でも怖いもの見たさでちょっとだけ「ルック」してみると・・・その手はさっきよりも激しく動いている!こ、これはマジで危機だ!


ふと冷静になり考えた。「待てよ、このままこの行為を続けられたとしてもしフィニッシュを迎えたら、奴の先端から出てくる白濁液の行方はどうなるんだ?」

「げ!下手したら俺んとこに飛んで来るかもしれねぇってことじゃねぇか!!!」

そ、そ、そ、それはマズイ!いやホントにシャレにならん!これは悠長なことは言ってらんねぇ、すぐ脱出だ!サウナなんかもうどうでもいい!


でも慌てて出て行くのもなんか嫌だったので、「もうサウナは十分だよ~」的なオーラを出しながら立ち上がり、僕はドアに向かった。

するとその男性は「ヘイ!ヘイ!」と僕に話し掛けてくるではないか!もちろんいじくりながら!

「ヘイヘイじゃねーよ、ボケ!」と思いながら、僕はそれを無視してドアを開け、外に出たのだが・・・その男性はずっとこちらを見ていた・・・。

その後、その男性が「天を突きさす息子さん」をどう処理したのかは、僕には分からない・・・。


それはまさに恐怖体験だった。僕はその後大勢の人が入っている浴槽に入り、温泉を後にした。

更衣室に入り着替えていると、何故か僕のバッグからコンドームが出てきた。それはバッグに入れっぱなしにしていた、アフリカで国境を越える時に配っているコンドームだった。

なんだか急にこのコンドームの存在が大きく見えた。

そして僕は思った。

「こいつのお世話になるような事態だけは絶対にパスだぜぇ・・・!」


注)この「ルダシュ」はとても綺麗でスタッフも親切な、とってもいい温泉ですよ!僕はちょっと事件がありましたが、オススメの温泉ですので、ぜひ足を運んでみて下さい~!

2014年4月12日。突然の雷が鳴り響きちょっとビビっている、リュブリャーナの安宿にて。


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