真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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王族としての思い『赤き月の廻るころ紅蓮の王子と囚われの花嫁』

2009-04-05 | 読了本review
本日はビーンズの新人さんで

岐川新さん『赤き月の廻るころ 紅蓮の王子と囚われの花嫁』
 長らく緊張関係に有る隣国が他国から花嫁を向かえる。政治的な
 意図を探る者として第二王女に白羽の矢が。次女として隣国に
 潜入した彼女を待っていたのは王宮内の権力争いで?!

今期のビーンズ奨励賞受賞作品です。

母親が精霊の声を聞く魔術師の力を持ち
彼女自身も魔術師の血を色濃く受けついだ為、
異端としてあまり表に出ることなく育った第二王女が主人公。

城下での不評は有りますが
父王にも兄王子にも大切に思われており、
王族としての自覚がある彼女は
隣国の不穏な動きが戦招きかねない為、
密偵となる事を決意。
幼馴染の従者とともに侍女としての潜入を決意します。

しかし入り込んだ王宮で待っていたものは
心配していた自国への軍事介入ではなく
三人の王子を巻き込んだ王位をめぐる覇権争いだったのです。
密偵として入り込んだ彼女が絡むことで
某王子の策略は意図せぬ展開を強いられて

帯の煽りのシーン「花嫁衣裳か死装束か」から
お話が始まるのかと思っていたのですが、
もうほとんど後半のクライマックスシーンでしたので
思っていた展開と大部違っていましたね

面白くなかったと言う意味ではないのですが、
最近のビーンズは
新人さんもシリーズ化出来るような伏線の存在が
バンバン感じられるお話がほとんどといって良いくらいですが、
本作はもしシリーズ化したら
次巻にて伏線を広げないと続かないかなという展開でした。
ちょっと物足り無く感じました

もちろん新人さんなので単巻完結は最低条件でしょうが
3月の遠沢さんのお話には次巻への展望的余力を感じたので
そういう点が「奨励賞」だったのかなと思われます。

最近ビーンズが出ると新刊の半数は買っているため
食費と天秤にかけてもお財布と妥協できず、
今期の新人さん3人の内、
編集部一押しの九月さんは手が出ずまだ読んでいません。

早いうちに購入したいと思いますが、
今月はBL系の本も沢山出るので無理そう
オークション買いかな
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ラノベって男性向けが主力?

2009-04-05 | 小説
今月は買う本が多くて
本日はちょっと新刊検索などをしています。

その一環で角川さんのHPの見ていたら
「ライトノベルズ春の100冊」なるフェアを発見。
春からはじまる。もっと楽しいラノベライフ
素敵なキャッチですね

どんな本が選ばれたのかとワクワク思いましたら
女性向けはビーンズとビズログだけ。
しかもビーンズは「身代わり伯爵」シリーズ、
ビズログは「死神姫の再婚」シリーズのみ。

確かに両方おもしろい
未読の方にはぜひお薦めしたいシリーズです。

が、男性向けレーベルに比べて
女性向けレーベルが1割強なのは少なすぎませんか
それとも女性向けフェアは
レーベル単位のほうが反響いいのかな

新発見を期待したのに、
両方持ってる身としてはなんか複雑

小学校で図書館に通っていた時から
男性作家さんのお話は読んでもあまり楽しく思えない私。

文章というか文体がダメみたいで
文学作品とかベストセラー作品も良さは判りますが
繰り返し読みたいとは思わないので
私の中では男性作家さんは
古今を問わず買うというターゲットにはなりません。

実際男性名でおもしろいなと思ったお話も
実は男性名義にしたとか
単純に私の思い込みで作者は女性だったりする程
筋金入りで好みに合致しないのですよ

でも今でも欲しい本全ては買えてていないので
裾野開拓はしない方が良いのかも
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