真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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言い出せない事・言えない事『アゲハ蝶に騙されて』

2009-04-28 | 読了本review
本日はシャレードの新刊で

楠田雅紀さん『アゲハ蝶に騙されて』
 取引先の接待で向かったニューハーフバーで美人な彼に好意を
 持った主人公。しかし再度訪ねるとすげなく対応されてしまう。
 そんな頃、優秀な新人が入社するのだが、熱心な視線を向けられて?!

本作で商業文庫は3作目の楠田さんですが、
キャラの設定付けや展開がちょっとというかかなり変わっています。

その変わったところが私のツボのストライクゾーンなのですよ
今回も小説で「女装攻」って読んだ事ないし、
しかもイラストの三島先生って
結構可愛い系の攻君が年上彼氏を押し倒しているイメージが

他の要素があまりにも色濃くて少し忘れ気味ですが
本作は後輩と先輩のオフィスラブです。

新入社員で入ってきた後輩は
学費を稼ぐためにニューハーフバーでバイトをしているのですが
自分を解放するための女装バイトなので体はドコもいじっていません。

ソコに接待で主人公がやってきます。
店の一番人気だった彼にボーとなって忘れられずにいたので
酔った勢いで彼に迫った結果、
ベットに押し倒されてヤラレテしまいます。

翌朝、女装した彼の正体が後輩と知った主人公は

どうして攻様がニューハーフのバイトをしていたのか?
自分を執拗な視線で追っていたのは狙っていたから?
そもそもナゼ自分だと言わなかったんだ?

と混乱し、後輩を避け始めますが、
どうしても先輩をあきらめきれない後輩は
女装姿なら話を聞いてくれるのかと説得を試みます。
そして向かった先輩のアパートで待っていたのは小さな男の子
秘密を抱えていたのは自分だけじゃない

後輩の女装を先輩がなじったと思ったら
先輩は子持ちのバツイチなのを黙って関係したと責められてと
騙す側と騙される側がコロコロと入替るのも
ドタバタしていてとっても面白かったです

但、どちらの言い分が正しいのかとか考え始めると
感情移入し難くて読みにくいお話ですので、
細かい点まで気になる方には不向きかと思いますよ。

最後まで流されるままに読んだほうが楽しいお話です
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早くも5月の新刊が!!

2009-04-28 | 小説
そろそろかもと向かったメイトさんにて

雪乃紗衣さん『彩雲国物語黄粱の夢』
志麻友紀さん『セイント・バトラーズ湖の魔術師と光の一角獣』

角川系文庫出てましたね
ポスカ欲しさにルビーは通販していたのですが、
最近、セイントバトラーズの発刊には
メイトさんでペーパーが付くので
ひょっと今回も有るかと買い控えていましたら
付いてましてラッキー

先月の本もまだ買いそろえていないので、
とりあえず2冊のみにしてみました。

というより先週BL系の新刊沢山買ったし
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