真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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好きだからこそ言えない言葉『それでもアナタの虜』

2009-04-26 | 読了本review
本日は火崎さんの新刊で

火崎勇さん『それでもアナタの虜』
 駆出しのデザイナーの攻様に結婚して一緒に暮らそうと言われた時、
 既に売れっ子モデルだった受様は攻様が一流のデザイナーになるまで
 はとあえてお断りの返事をした。しかしいざ彼が一流になったら・・・。

同居を断り続けた恋人が
養子をもらう事になて一騒動というお話

ゲイのカップルにとっては
養子=結婚というのは周知の事実でありますが、
受様が二十歳になる寸前、
籍をいれたいとプロポーズした実績がある攻様が、
突然実子とも言えるような年の少年を養子にといえば、
自分はもう恋人ではいられないのかと
受様がグルグルするのは当然

火崎作品はハッピーエンドがお約束なので
安心して一緒にハラハラできるのが本作の醍醐味でしょう

お互いを大切にしたいという思いからの言動でも
その正しく思いが伝わらなければ齟齬が生じ、
小さな誤解が大事件になるのは
恋人同士に限ったことではありませんし、
判っていてもナカナカ出来ませんけど
大切な事ほど言葉に出来ないものですよね

本当は受様が思っているよりずっと独占力が強い肉食系攻様が
嫌われたくなくて言えなかった本音をさらし、
商売道具の身体にごまかしようも無いほどの痕を残すほど
受様に惚れてるというオマケもついて面白かったー

火崎作品、大好きだ
コメント
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