真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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力は誰の為に『召喚王子ユリウス光のプリンスと闇の継承者』

2009-04-08 | 読了本review
本日はビーンズの新刊で

葵ゆうさん『召喚王子ユリウス光のプリンスと闇の継承者』
 先の任務で蟲術師協会と敵対する組織の存在を間近に感じた
 主人公達は本拠地に帰還する。彼らの存在を知った上層部は
 昇格試験に罠を仕掛けるが!? 驚天動地の最終巻。

最近の新シリーズにはめずらしく4巻目にして完結です。
最終巻らしく全ての謎が解き明かされるとともに
一番の試練がユリウスを襲います

ナゼ彼らが協会の蟲術師達の動きを知っているのか、
ナゼユリウスが闇の蟲を従えることが出来るのか、
そして彼らの目的とは何なのか

最後まで読むといろいろなところに
少しづつ伏線が張られていたのだなと思えましたが、
わざとボヤかして引っ張っているわりに
作者の意図した伏線を示すものが判りにくい

また主人公がとても優秀なタイプとして設定されている為、
山場は有りますがあまり苦労している感じがせず、
これ以上長引くとシリーズのしまりが無くなるかな。
このあたりで大団円と言うは妥当かなと思います。

まだまだ荒削りと言う感じの作家さんですが、
設定自体はおもしろいと思いますので、
また違ったお話で魅力的なキャラを作って欲しいですね

次作に期待
コメント
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