兄源治の49日忌明法要を終えました・記録は生きる力に

2018-06-09 | 日記

2018年6月9日(土)

        

MYさんと1年ぶりの再会・・小倉駅近くのレストラン

 墨絵を習っていると聞いたので、1枚持ってきてねとおねだりしました。

 

 行橋市今川にある浄喜寺(ジョウキジ・ジョウケジともいう)

名応4年(1495年)9月28日本願寺第八代蓮如上人に?浄喜寺の寺名を許可

されました。大変歴史の長いお寺さんです。

叔母(母の妹)は子どもに恵まれず、お寺さんに生まれた子供を養子にもらい

育てました。今は岐阜の願了寺の住職となり(73歳)亡くなった兄のお骨を自分の

寺の納骨堂に引き受けてくれました。浄喜寺は生みの母親の実家です。事情で

1歳で引き取られ、叔母は連れ合いを失くし貧しい暮らしの中で立派に

育てました。

 

 浄喜寺の現住職が由緒ある寺の歴史を話しています。

 

 

 寺の一員?猫ちゃん

 

 夜は行橋の創作料理の店「一椿」忌明けの会食会、ここでもお寺の歴史や

親鸞聖人の教えなど聞くことができました。 

 終わって姉のところに泊めてもらうために行きました。

西郷南洲の掛け軸が姉の家に巻かれたままあったので、広げてみせて欲しい

と頼んで。バックがふすまでちょっと・・ですがさすが立派な書です。

姉は最近買ったそうで、息子が帰ってきたら飾りたいと待っているのですが。

 

9年間兄の介護の記録や写真など 一抱え持ち帰り今朝は午前中かけて目を

通しました。9年前の1月

認知症の自覚がなく、一人暮らしの兄は大きな交通事故を起こして入院。

離れて暮らす兄弟の私たちは それから横浜の赤十字病院へ。何度か足を

運びけがの入院では長く居れないと精神科病棟に入れられることと

なったのです。武義兄はそれだけはしたくないと病院と粘りつよく交渉。

私は長女の支援に神奈川に行っているときで私に託されて医師と平行線。

決まりは決まり。他に受けてくれるところが見つからないとそうもでき

ませんでした。

この封筒には源治の叫びのてがみがぎっしり。

源治兄は精神病棟で必死に助けを求め「ここから出してほしい」と

看護師や医師に抵抗したようです。

私もこの間2回精神病棟に兄を激励に見まいました。

まだ割としっかりした文章の手紙を 門司の兄に毎日書いて送ってそうです。

 

その後3ケ月ほどで何とか九州の施設にひき受けてもらうようになりました。

私たち3人で慰問も小倉の蒲生病院からです。4カ所代わる。

武義兄は学校の教員だったので次々と兄への勉強?を準備して、上の写真は

家族などの写真に名前を書かせようとしたり、はがきもたびたび書いて出すように

表書きしたものを施設に頼んでいました。ハーモニカが得意だったので差し入れも

して、施設に喜ばれていました、でも後うるさがられて取り上げられてしまいました。

 

算数の計算問題は最近まで続けていてほとんど100点をもらっていました。

武義兄は9年間の記録を克明に記して、この間新居の買い手を見つけたり別れた

家族との交渉…自分の体もどんどん老いてゆく中で、弟より先には死ねないと

頑張り続けていました。でももしもの時のためにと岐阜のお寺に納骨堂を

頼み、いとこも源ちゃんより先に逝けないと話していました。

私は年に数回しか出かけていませんが、兄の記録や足跡を知るにつけよく

ここまで やってあげられたと感謝するばかりです。

それには近くに住む兄の子どもたちの家族が手伝っていたからで

もあります。

記憶より記憶を・・みんなで共有できます。今の世の中記録を無視したり

ウソの記録だと言い張ったりしている人もいますが、誠実に書き残している

記録は財産にもなります...

 

 

姉の家になった梅とあんず(とても小さい)もらってきました。

  今日は早めに姉の家を引き上げて4時半に帰宅できました。

早速兄への感謝の手紙をFA✘で送りました。電話ではお互い耳が不自由で

会話しにくいので、手紙なら家族にも伝わります。

また明日から日常に戻って健康を維持できるようにしたいと思います。

乗り換えの博多駅で食べたラーメンです。

 

中央駅ではこの方たちが出向かえてくれました。明日の夜会えるかな?

私のプライベートな話に付き合っていただいてありがとうございました。

ここまで書いたら武義兄から電話があり、自分史の後編に取り入れてみたい

(本当はもう焼いてしまうので私たちにも見て欲しいと言っていたのですが)

 それがまた元気の源になるのかも?当分はあの世には逝けないね。

 岐阜の従弟願了寺の篠田穣さんが兄のお骨を連れ帰ってくれました。

2017年6月9日てんがらもん220回

https://blog.goo.ne.jp/chidori-t/e/3ed8b4cabcc918d06dbdac1a155070ea

 

 

 

コメント (6)
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