山の声を 風の詩を 

年間 季節のうつろい 言いたいことなど多方面の話を搭載

南アルプスの記録7

2017年07月27日 12時13分41秒 | 
第5日目 小河内岳から荒川小屋までの行程
早出をしたのに 道の整備で もう小河内岳は4時半 通過が
6時半の通過で 2時間の遅れ







それでも 余裕と 小河内岳からの山脈を見る
荒川方面




大日影山方面




大日影山へのルートは、樹林帯の中なので晴れた炎天下でないために
涼しくて良いが どこを歩いているのか目標物がないので
歩かされていると言う感じ 以前は、ゆっくりなんて歩かず
ひたすら走っていた 今回 クマゲラ アカゲラを確認したが
惜しくも撮り逃がしてしまった。


苔も多くて  いろんな種類が見られる
ただ 大峰の方が 種類が多そうに感じられた






樹林帯を抜けると 大日影山の崩壊地
久々 山が見られる
これから行く 荒川岳



朝歩いていた小河内岳 と樹林帯の山


この後 崩落している板屋岳に登り 山を30分南に下り行くと
高山裏の避難小屋 


避難小屋の管理人さんから 先行者が1名 10分前に行ったと
荒川岳まで3時間 荒川小屋へ1時間で 15時には付けるのでは
と言われる。以前 高山裏から荒川小屋 3時間で 14時過ぎに着いて
ラーメンを頂いたものだった。

11時ジャストに出発
すぐに強烈な登りが始まり 沢を何本越えたか
3mの崩落場もあり 2本のクサリ場
1本目で2mで登り 左手1mに敷設されている 2本目のクサリで
体を左に移動しながら1mをせり上げる 総重量100キロの綱渡りは過酷もの
道が だんだん崩壊の一途  この補修も私有地(特殊東海パルプ株)
ながら環境庁の許可ないと手も加えられないとは

そのうち許可なければ 死人が出るかもしれないと思うところ
高度を上げながら沢筋を詰めると

荒川カール

今回 丁度 霧が陽を覆ってくれて 厳しくはなかったが
この登りだけで 1時間 ピーク近くは崩落していて

一歩間違えればと 普通に思うほど 怖い道 子供には絶対無理





前岳ピークに15:40


中岳方面は、ガスって 翌日も良くないので 悪沢岳も諦めて
荒川小屋に急ぐ
南側の山道は緩やかで 荒川を登るなら南側からとアドバイスしていぐらい


お花畑も大きくて


30分と聞きながら およそ1時間歩き疲れて
荒川小屋に到着 16:57 かなりハードと思えた
おの日は0時過ぎからテントの撤収で 着時間が17時の
17時間の重労働
明日は聖岳への大遠征 この縦走のハイライトができるにかかっている

南アルプスの記録6

2017年07月27日 10時41分29秒 | 
いよいよ 第5日目三伏峠小屋から荒川小屋までの行程の前編
三伏峠小屋から小河内岳まで
前日の塩見の下りは、長い歩きの割にアップダウンの起伏が少なく
余裕で山小屋に入ったが 少し塩見の登りでの右足のグリップ外れの影響が
少なからずあったが とりあえず 夜景にシーンを撮りたくて
なんと 1時スタート  まずは夜空を









烏帽子岳に向かって 歩くと




烏帽子の右肩にプレアデスを


塩見の夜景





夜が明けだして


塩見も大きく雄大で





まだ明けぬ富士山



烏帽子岳から小河内岳のトラバース道で 道の真ん中に×マーク さらに進むと もっと大きな×マーク

暗闇の中で迂回路はなし、地図を見ても尾根筋で脇道もなし
何度か調査して往ったり来たり  1時間近く無駄な推量して
最後に強行突破と進みだすと 白みかけた時間
×印より 2m尾根筋に新たな道に ハイマツの切り枝が100mに渡り覆われて
道を見えないようにされていて

悪戯か 技とか いずれにせよ隠すことなど何を考えている事やら

その後 枝を通ってはならない道に移して ×マークの石を移動して
グリップの少ない道に 足が楽になるように石の移動など
余計な事をしてしまい

合計で2時間ほどの無駄な時間で かなりのショック



前小河内岳を軽やかに登り   
前小河内岳もこんな崩壊場所が無かったのに ボロボロ


前小河内岳から 小河内岳を見る

避難小屋も アルプスのハイジの家みたい
この避難小屋が 9月から冬季開放小屋になるので
是非とも泊まりたいのだが 三伏ではなく小河内岳まで
足を延ばせるほどの 気力が何とここまで来れない
なかなか難しい所だ

避難小屋としては、今まで南紀、摂津、信州も含めて
一番綺麗ではないかと思える。



小河内岳からは荒川岳が目と鼻の先なのに 遠い




前小河内岳と中央アルプスの光景