イクラに限って…

「イクラ」は普段は威張りだけど、本当は良い子です。
　私が泣いている時も黙って傍に寄り添って「そんなに、泣くなよ」と無言で慰めてくれます。
　私が寝転がっていても、決して私を踏み台にして走り去ったりはしません。
　でも、昨日その「イクラ」に顔を引っかかれました。
　高いところから降りられない「イクラ」を下ろしてあげようとしたら。
　プライドを傷付けてしまったのでしょうか。
　だから今日は「イクラ」が起こしに来るまで起きてあげませんでした。
「イクラ」は私の手からでないとご飯を食べないので、ヤツも渋々起こしにやって参りました。
　そして、ご飯を食べ、一心地付いたら水を飲み、そしてレッツ・病院ッ！
　お気に入りのゲージが壊れてしまったままなので狭いゲージに押し込められ病院ッ！
　もう、鳴く鳴く。
　あまりのうるささに運転手さんが「えっ、猫？」と振り返るぐらい…。
　でも、ゲージに入っているので一安心、みたいな。
　あまりにダイレクトに伝わるので裸のまま抱いてきたと思われましたッ。
　でも、近くに若くて可愛い子が来たら急にお澄まし。
　あぁ、悪かったですね、ゲージ運んでいるのが量産型のおばさんで…。
　でも、元気なら何でもいいや…。