JINX 猫強

 オリジナルとかパロ小説とかをやっている猫好きパワーストーン好きのブログです。
 猫小説とか色々書いています。
 

24 ~眠る鳥より~ (17)

2008-03-28 20:33:46 | プチ・原稿
 そんな優しさは、以前の一輝にはなかったものだ。
 そして――その変化に、氷河の胸には、針で突かれたような痛みがはしっていた。
――それとも年をとって、人間が丸くなったのか…。
 その思いは、一輝の突き上げによって霧散した。
 一輝が氷河の身体を揺らしながら、腰の抜き差しを始めている。掌は氷河の果実を握り、刺激し続けたままだ。
「あぁッ、やだッ! いっ、きッ!」
 氷河は下腹部を覆う一輝の腕を掴んだ。
「もう、ダメか…」
 笑みを含んだ一輝の問いに、氷河は首を左右に撃ち振った。
「では、勝負だ。若いお前と、壮年とオレと…どちらが長く持つか、な」
 一輝は自身の両脚を氷河に絡め、その動きを封じた。
「いや、だ」
 氷河はもがいた。
 今、内壁に挿入されているものを動かされたら、氷河の臓器がどうにかなってしまう。
 それに、人間には適量と言うものがある。8センシズまで開眼した男と、付き合ってはいられない。
「それでは、これからはオレを年長者として認め、態度を改めるな?」
 一輝は氷河の背を抱き、もう片方の手で肉芽を弄びながら、愉しげに口を開いた。
「だれが…この、エロジジイ…」
「そうか、お前はもう少し、こうして遊んで欲しいのか」
 一輝は両脇に腕を入れ、立ち上がらせた氷河にバス・タブを掴ませた。もちろん、挿入させたままだ。
「お前がジジイと小バカにしている男の体力を、今からお前に思い知らせてやる」
 氷河はバス・タブを掴み、双丘を突き出す格好で一輝に貫かれていた。
「ほら、氷河…いいか」
 一輝は自身に腰かけさせた氷河の腰骨を掴み、本格的に攻め始めた。

「続く」

 
 

24  ~眠る鳥~より~ (16)

2008-03-21 00:29:35 | ノンジャンル
「そうだ、それでいい」
 一輝は秘部から指を抜き、自身の猛った浴棒を宛がい一息に挿入した。
「うッ、あぁ…」
 今までとは比べ物にならない圧迫感に身を引き、逃げを打つ氷河の身体を覆い包むように一輝が押さえ込んだ。
「いやぁ、いっきッ!」
 氷河は内壁を押し広げられる感覚に叫び声を放っていた。
 一輝にこういうことをされるのは、これで二度目だ。
 それも期間を空けての行為に、氷河の身体が悲鳴を上げていた。
「いっき…」
 容赦なく挿入される凶器に、氷河は一輝に縋る瞳を向けた。
 それでも降参と口にできない氷河に、一輝は唇を吊り上げた。
「辛いか、氷河…」
 一輝の問いかけに、氷河は頷いた。
 頷くぐらいなら、降参にはならない。あとで問いただされたら、首が動いてしまったと突っぱねる。
「では、許してやる」
 一輝が口角を上げたまま氷河の身体を持ち上げ、内壁を欲棒で擦られる感触に、氷河は全身を戦慄かせた。
「あッ…なんで…」
 あと少しで異物から解放されるというところで、一輝が氷河の身体から手を放した。
 自身の重みで一輝の欲望を深く迎え入れさせられ、氷河は喉の奥で悲鳴を放った。
 気のせいか、氷河から身体を話す寸前、一輝が腰を突き上げたような気がする。
「すまん、滑った」
 そういいながらも腰を揺すり、挿入を深めてくる一輝に氷河は疑念を抱いた。
「いいから、早く…」
 この異物から解放しろと言いかけ、氷河は息を呑んだ。
 一輝が氷河の、今は存在さえ忘れていた果実を掴んでいる。
「イかせてほしいのか」
 一輝が氷河の身体を揺らしながら、果実を刺激し続けている。
「違う…バカッ、もう…」
 オレはイッているといいかけ、氷河は新たな感覚に言葉を切った。
 一輝が氷河の腰骨を掴み、腰を突き上げた。
 最奥を突かれ、氷河は吐息を漏らし一輝に縋りついた。
「よし、いい子だ氷河…もう全部入った」
 だからこれ以上、苦しいことはないというように、一輝が氷河の髪を撫でている。

「続く」

24 (15) ~眠る鳥より~

2008-03-14 23:00:56 | ノンジャンル
「あッ…」
 湯の中の思わぬ射精に氷河は頬を染め、一輝か顔を背けた。
 唯一の救いは浴槽一面に広がる泡で、自身の放ったもを目にしないで済んだことだ。
「好かったか?」
 一輝は項垂れた氷河の髪を撫でた。
「良くない」
 氷河は力なく首を振った。
 好くなくてイクわけはないから、一輝は見抜いている。
 それでいて問う一輝に、氷河は肚を立てた。
「では、好くしてやろう」
 愉しげに一輝は柔らかくなった秘部に、もう一本の指を挿入した。
「いッ!」
 皮膚が張り詰める感覚に、氷河は全身を硬直させた。
「氷河…」
 異物の隙間から湯が入り込む感触に、己を掻き抱き身を捩る氷河の額に一輝が唇を押し当てる。
「…降参か、氷河…」
 一輝が氷河の額に口付け、首筋を舐め上げている。
「いや…」
 これ以上、一輝に自身を晒したくない。
 だが、一輝に降参などは、絶対にしたくない。
「なにがいやだ…ここれ、これか…」
 一輝は氷河の内壁に深く指を圧し入れ、硬く色づく胸の突起を舌で突き、かるく歯を立てた。
「あぁッ!」
 脇からウエストを撫で回され氷河が激しく身を捩る。
「いや、やめ…」
 氷河は一輝の行為から逃れようと身を引き、浴槽から脱出しようと腰を浮かせた。
「そうか、ここも舐めて欲しいのか…」
 一輝は湯から浮上した氷河の臍を舐め、しゃぶる。
「あッ、あぁ…」
 再び変化の兆しを示している自身の下腹部に戸惑い、氷河は一輝の髪を掴み、引き剥がそうと試みる。
 だが一輝はかるく、氷河の胸の突起に立てた歯を離さない。 
 このバカを引き離そうとすると、胸の突起も引っ張られる。
 氷河は仕方なく一輝の髪を放し、身体を支えるために一輝の首に腕を回した。

「続く」

■ ■ ■

 今日はすごい雨でした。
 いや、ぶっちゃけ豪雨でした。
 あんなのに一晩中やられたら大変なことになってしまいます。
 あぁ、おさまってくれてよかった。
 恵みの雨も大事だけど、なにとぞ小出しにお願いします。
 皆様のところには被害はありませんでしたか?
 

24 (14) ~眠る鳥より~

2008-03-11 22:47:51 | ノンジャンル
「氷河…」
 一輝が氷河の胸の色づく突起を親指で押し潰すように刺激しながら、下腹部を掌で辿っている。
「やめ…」
「諦めろ…」
 一輝は氷河の果実をやんわりと握り込み、言葉を続けた。
「…お前は昔からオレのものだ、これは、オレの特権だ」
「よせッ!」
 形を変えつつある果実を扱かれ、氷河は身体を痙攣させながら言葉を続けた。
「…いい年をして…分別を持て、分別を」
「いい年だと?」
 一輝は眸を眇め、氷河の身体を抱きかかえた。
「そうだ、オレの倍も生きて――ッ」
 変化しきった果実を強く握られ、氷河は言葉を途切れさせた。
「キサマ、ことあるごとにオレをジジイ、ジジイと…」
 一輝は引き寄せた氷河の耳元に囁き、耳朶を咬んだ。
「あッ」
 耳を舐め上げられ、氷河は声を漏らしていた。
「どうだ、氷河…」
 一輝は氷河に口付け囁いた。
「お前がジジイ呼ばわりするオレと、お前――どちらが体力があるか、勝負しようではないか」
 一輝は背を辿っていた指を双丘に滑り込ませた。
「あうッ!」
 秘部を指の腹で押され、氷河は身を捩った。
「…やめろッ、こんな…」
 氷河は一輝を睨みつけた。なぜ、こんなことで体力を競わねばならないのかが解らない。
「こんな、なんだ…?」
 一輝は顎で氷河の肩を押さえ、ゆっくりと秘部に指を押し込んだ。
「はぁ…やめ…」
 押し入ってくる異物感に、氷河は喉を仰け反らせた。
「やめろという割には、なんだこれは…」
 一輝は滑りを帯びた液体を滲ませる果実の括れを指の腹で撫で上げる。
「やめ、ろ…」
 内壁を押し上げられるよう刺激されながらの行為に、氷河の全身が痙攣していた。
 自身ではどうにもならない身体の変化と間隔に、氷河は左右に身を捩り、一輝の胸部に拳を叩きつけた。
「いや、ではあるまい」
 一輝はあやすように氷河の額に口付けた。
「いや…」
 ゆっくりと慣らすような指の動きに、氷河は身悶えた。
「好くしてやる」
 一輝は氷河の首筋に口付け、吸い上げた。
 その優しげな感触に、知らず氷河は苛立っていた。
 以前の一輝は、有無をいわさず氷河を捻じ伏せた。 
 捻じ伏せる相手のことなど気遣わず、自らの欲望のまま、氷河の身体で快楽を貪った。
 その行為で氷河が傷つくほど、一輝の愉悦は増した。
 当時の一輝には、氷河の身体を慣らすという発想はなかった。
「ああッ」
 指で押し広げられ、氷河の身体が跳ね上がった。
 跳ね上がった時には氷河は一輝の掌に掴まれたまま、精を迸らせていた。

「続く」

24 (13) ~眠る鳥~より

2008-03-08 00:51:02 | ノンジャンル
 首筋を甘く咬まれ、氷河は我に返った。
「やめろッ、この獣ッ!」
 氷河は一輝の厚い胸板を押しやった。
 沙織がグラード財団の持つ研究所技術の粋を集めても、氷河の細胞を「人」にまで培養するのに10年近い歳月を要した。
 そこから氷河が「人」としての歳月を14年生きているから、一輝と氷河には約25の年齢の開きがある。
 氷河は14才の未成年だ。
 その未成年をバス・ルームでどうにかしようとしている一輝は、獣以外の何者でもない。
「お前、オレを人間だと思ったことがあるのか」
 一輝が氷河の眸を覗き込んだ。その双眸は氷河を通して、白鳥星座の聖闘士を見つめていた。
 当時、青銅聖闘士たちは聖闘士の証の聖衣を得るために闘い、聖闘士になってからは、地上と女神を護るために闘う戦士となった。
 あのときの氷河は、自分が人であることに思いを致したことがなかった。
 闘い、護るためには師や友への情を断ち切り、人の持つ7感、そして人を超えた8感に目覚めねばならなかった。
 一輝も、一筋の光明も射さぬ闇に生き、その闇の中で、氷河は一輝と巡り合った。
 光の射さぬ闇の中、一輝と氷河は憎み、呪いあった。
 阿修羅と化した一輝に捻じ伏せられ、犯されるという恐ろしい業を背負わされもした。
 故に氷河は、一輝を「人」として認めたことがなかった。
 その業を、一輝は繰り返そうとしている。
「とにかく、やめろ」
 氷河は一輝から視線を逸らせた。
「やめろといわれて、オレがやめた事があったか? それに、こんなときだけ子供を振り翳すな」
 一輝は氷河に口付け、掌で背を撫で回す。
 さっき一輝が多量に髪にふりかけ、氷河が洗い流したボディ・ソープの感触と、口腔を舐め上げられる感触に、氷河は身を捩った。

「続く」

 お久しぶりです。
 全然、更新できなくてすみません。
 でも下書きは終わっていますので、必ず仕上げます。
 あと、もう少し頻繁にアップもしたいッ。
 
 いつも来てくださり本当にありがとうございます。
 これからも一輝・氷河書き続けて行きますのでよろしくお願いします。