先日、ピアニストの北田康弘さんのヒストリーを特集しておりました。
幼い時に失明され両親の離婚のタメお母様とは引き離されて見えない目のまま杖を付きはじめての道のりをお母様に会いに行かれたこともあったそうです。
幼いときから音感に優れガラスを叩いた時の音、縁側の木の講師を叩いた時の音の違いを愉しみながら生活していたそうです、そんな仕事人間の父には見向きもされない息子に母親はオルガンを与えました。そのオルガンはまた彼に音楽に対する造詣を深め北田さんは将来は音楽家の道を志したのですが周囲は反対、視力のない少年に周囲は鍼灸への道を勧めます。北田さんもそうゆうものかも知れないと気持ちが傾いた時に盲学校のとある先生が「そんなことで諦めるのか、音楽がしたいのなら挑戦だけでもしてみることだ」と背中を押してくださったとか。
紆余曲折あって(長くなるから)現在、北田さんはご結婚をされ離れ離れになっていたお母様を呼び寄せ一緒に暮らしているそうです。
無論、職業は音楽家。
で、思ったことは何かというと往く道を志す方には必ずや時の節目、節目に運命的な出会い(それは出会いかも知れないし、事故、経験、道で見かけた品物、言葉)があるというコトです。
だから、元気を出して行きましょう。
人生を歩んでいてそれが人としての道を外していないことであるなら、人はそれなりの鞘に納まっていくものだと思います。
だから元気を出して行こう!
なんて、普段は世の中の出来事を斜に構えて見る習慣の付いている私でもそんな気持ちにさせてくれた北田康弘さんのお話でした。
CD買わねば…