JINX 猫強

 オリジナルとかパロ小説とかをやっている猫好きパワーストーン好きのブログです。
 猫小説とか色々書いています。
 

アリシア 8

2007-09-11 04:20:06 | ノンジャンル
「悪いことは言わん、今すぐここから引き返せ」
 主は白鳥星座を、青銅聖闘士たちと合流させてはならないと、暗黒白鳥星座に命じた。
 ならば、その命に従うのみであった。
「なにをバカな」
 氷河は嗤った。一輝ごときに跪く暗黒聖闘士に命じられる謂れは氷河にはない。
「この先を進めば、必ずお前は命を落とすことになる」
 青銅聖闘士たちはギリシャの聖域に向かおうとしている。そこには白銀聖闘士を初め、最強の黄金聖闘士たちが待ち受けている。
 主は白鳥星座の聖闘士がギリシャに向かうのを嫌い、一度は仲間として共に闘った、青銅聖闘士たちとの接触も嫌っている。
「命を落とす?」
 白鳥星座はその端正な唇を吊り上げ、言葉を続けた。
「お前こそ、命を落とす前に消えたらどうだ」
「そうはいかん、一輝様の命令は絶対だ」
 闘えば暗黒白鳥星座は負ける、それは殺生谷で証明されていた。
「そうか…」
 氷河は吐息を漏らした。
 他の暗黒聖闘士もそうだが、目の前の暗黒白鳥星座は一輝に忠誠を誓っている。そうでなければ、自身の眸に焼き付けた氷河の必殺技を、瀕死の身で在りながら自らの眼球を抉り、瞬間移動させてまで一輝の許に届けられない。為に氷河は一輝に大敗を帰す結果になったが、氷河は暗黒白鳥星座の行為に畏怖すら覚えていた。
 この男は氷河の動きを止めるためならば、正に命を懸ける。
「一輝に伝えろ。もう、オレには構うなとな」
 氷河は暗黒白鳥星座に背を向けた。
「待て、白鳥星座! まだ話は…」
 そこで暗黒白鳥星座は言葉を切り、踏み出そうとする動きを止めた。
 暗黒白鳥星座は白銀に輝く氷のリングに包まれていた。
――カリツオー。
 殺生谷でも受けた氷のリング…。そのリングは時と共に数を増し、標的の動きを封じる。
 聖闘士に同じ技は、2度とは通じない。
 だが暗黒白鳥星座には、白鳥星座が技を繰り出す瞬間も気付けなかった。
 所詮は、器が違うのだ。
「オレになど構わず、お前は身体を直せ」
 言葉を残し立ち去る白鳥星座の背を、暗黒白鳥星座は見送った。
 身体などどうでもいいから白鳥星座を打ち倒し、主の命を遂げたかった。
 暗黒白鳥星座は敗北した敵などに、情けをかけたことはなかった。命乞いをする相手を嬲り殺した、殺らなければ殺られる地獄の島であった。
 だが白鳥星座には、2度も慈悲をかけられた。
 なぜなのかと、暗黒白鳥星座は思う。
 この心の有り様こそが、女神さえも見放した暗黒聖闘士と女神を守護する聖闘士の違いなのかと、暗黒聖闘士は唇を噛み締めた。
 
「続く」
 

ヤバくないっ!

2007-09-11 02:57:10 | ノンジャンル
 最近、身体が辛いッスよ。
 実は身体を右下に寝ていると辛いッス。
 あと、椅子に座っていても…。
 だからSSが滞ったのではなく、これはオイラの能力不足です(キッパリkirakira
 で、いつもいくお医者さんに行ったら(そこではシップとか頂いて電気治療なんかしていただいています)その症状はウチじゃあないですよ。と内科の病院を紹介していただき…。
 まぁ、胃潰瘍か十二指腸潰瘍の疑いがあるとかないとか、詳しくはまぁ内視鏡でも飲んでみます? こんな軽くはないけどこんな感じのことをいわれ、なんかそれだけで病気になってしまったような気分でした。
 えーい、病は気からじゃ!
 みたいな…?

 そういえばここ数年マキシム様(こちらはピアノ)と岩窟王のアルバムしか買わなかった私がマキシム・ザ・ホルモンというロックのCDなんか買わせていただいたりして…。
 この脳が壊れて溶けてしまいそうなサウンドがたまりませんニャ。
 ちなみにこの方たちはデス・ノートの後半の方のオープニングとエンディングを手掛けております。
 もしビデオに撮ってあればこの間のデス・ノートの総集編で四葉の第2のキラとカーチェイスをやっていたときのバック・ソングが「絶望ビリー」だったような気がするので見てみてください(フッ)