忘れちゃったの？

　先日、獣医さんに行って参りました☆
　腎臓が悪いのと、感染している免疫の病気が思わしくなく…、なんて勿体つけていっていますがブッチャケ猫エイズです。
　もう、私が保護したときには感染していて、家に先住猫がいることを知っている先生に大丈夫ですか？　と問われ、まぁ、最悪ケージに入れて飼えばいいかなーなんせ、このまま私が引越せば気管支炎と栄養失調で死んでしまうかな、なんて思っていたのですが、考えてみれば先住猫もエイズだったので、全然問題無でした。
　
　と、いうのはウソ。
　
　そのときは先住猫がエイズにかかっていることを知らなくて、気管支炎の猫を部屋に入れてしまったので先住猫「イクラ」にも症状が出て、実は大変でした（汗）
　
　保護すると決めてからはベットの上に塑像のように立つ「イクラ」様に向かい私はカーペットの上に正座し、横に「ギャー」を座らせ、どうか一緒に暮らしてやってくださいと頭を下げたのはもう７年も前のお話です。

　それぐらい猫はプライドが高く、縄張り意識が強いのでもうご機嫌を取って、持ち上げて、同居を承認してもらいました。

　でも、結局７年一緒にいて２匹が寄り添うところは見たことはありませんでした。
「ギャー」が傍に行こうとすると「イクラ」が怒って追っ払う仕草をするので、私が急いで引き離していました。
　まぁ、最初は弱っていた「ギャー」を庇ってのことだったのですが、最近は体力の落ちた「イクラ」がいやがるので、何気ない風を装い「ギャー」を抱いて、しばらくしてから距離を置いたところに放していました。

　本当に猫との触れ合いが嫌いな猫でした。
　
　なんて、この間アルバムを見ていたらしっかり近所の野良猫の女の子とは寄り添って眠っていたりして…（そういえば、その後、ノミ取り薬買ったりしたんですよね）

　と、猫といえばシミジミ色々なことを思い出す私と違い「ギャー」は２週間で病院で行われていたことを忘れ、ゲージから出て、先生とお話をした後、血液検査と投薬をお任せして診察室を出ようとした私を追いかけてこようといたしまして…。

　捨てたりしないよ…。

　あまりの動揺っぷりに腕からの採血は無理だと判断した先生に初回と同じく胸の血管から血を採ってもらったみたいです（本当に、すみません）
　結果は、あまり芳しくないものでした。
　可哀想に、見た目は元気で毛艶もいいのに…。
　白血球を増やす薬が効かず、ますます減少傾向でした…。
　
　もし、捨てられてなかったら病気にもならず、もう少し長生きできたかも知れないのに…と思うとやりきれない気持ちになります。