続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

福島の子どもの保養プロジェクト

2013-07-09 20:25:00 | 反原発
 夏休みが近づいてきました。福島の子ども保養プロジェクトがいよいよです。バス1台分の福島の子ども、大人の方々を、郡山から清里にある羽村市の自然休暇村へ保養にいらっしゃいというプロジェクトです。2泊3日の全予算はおよそ80万円、すべてカンパで賄われます。そのカンパを募っています。ボランティアも。
 小平市、羽村市、東大和市三市の有志によってこれまでも3回開かれてきたそうです。
 立川市のプロジェクトは立川へ招待し、昭和記念公園でのリクレーションや花火を予定しているそうです。(去年、少しのぞかせてもらいました。宿舎は競輪場の選手用の宿舎でした。)
 
 お金持ちの、震災復興予算をもっている国や県だったらもっと大規模なことができるはず。子どもの避難保養という大事なことが、たったバス1台というささやかな規模で、しかも短期間で行われることに、本当に悔しい思いもします。ここ東京が安全かどうかも?ではありますが、せめて出来る範囲でと考えてのことでしょう。小さい子を持つ家族が何組かボランティアとして清里へ行くそうです。ここよりずっと空気がいいと思うので、東京の家族もぜひ一緒に保養してほしいです。

 写真は、近所のパン屋さんに置かれていたカンパ箱です。カンパかどうかあまり目だだないですね。立川では中身が見える箱に千円札がたくさん入っていたのをFスーパーで見かけました。2万円以上clapあったらしいです。

 

地検は起訴せよ!東電は自首しろ

2013-02-22 19:27:00 | 反原発
 福島原発告訴団の日比谷での行動がありました。告訴団の一人として参加しました。地検前4時には700人が参加しました。歩いて東電前で広報の方が出てきて全国告訴団や福島の30人の代表の要望書を受け取りましたが、経営者は出て来ません。富岡町の方、大隈町の方の発言は本当に大変な状況を物語っていて切ないものでした。震災前に返せ!と思わず叫びたくなりました。この事故を天災といって不起訴にしようとするのは国家のすることでしょうか。また東電は被災者へ十分な補償をするために事故の全貌を明らかにすべきでしょう。まだ事故は終わっていません。(携帯より)
東電前

地検前

アピール

東電本社前

東電社員への要望文読みあげ中(告訴団10人、福島30人参加)


福島の子どもが助からなければ自分の孫も助からない

2013-02-17 09:19:00 | 反原発
 近所の公民館で小児科医の山田真さんの講座がありました。「放射能汚染とのつきあい方」第3回「多摩の小児科医として、そして、福島の子どもと向き合って」で、山田先生は「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表」で「八王子中央診療所理事長」です。

 3.11以前は、これからは3人のお孫さんと、バギーを使い、井の頭公園の年間パスを利用して散歩を楽しみにされていたそうです。震災以後は、福島の子どもたちの健康相談に赴き、「福島の子どもたちが助からなければ自分の孫たちも助からない」と断言され、福島が本当に大変な状況であることが想像されました。ご自分のお孫さんに特別何もしてないそうです。
 私だったら、避難できない状況であれば、避難できる人が避難する、などと自分中心に考えるのですが。

 福島では健康相談よりも生活相談の方が多いと話されていました。後半は放射能の影響を調べるための健康診断の項目についてお話されました。早めに見つけるために保険の適用外である健康診断が保険を適用できるようにしたいと運動も開始されたようです。初めて体験する原発事故、いままでの常識では計り知れないことが多く、行政もさらなる覚悟が必要で、市民として働きかけていかなければならないことがあると感じました。福島を忘れることはさらなる子どもの健康被害が起きることがよく理解できます。
 ヨウ素剤の配布について質問しましたら、チェルノブイリ以後ヨーロッパでは家庭に保管されているそうです。日本では自治体の保健所などにあっても意味がないとおっしゃっていました。福島では3か所で自主的に配布されたそうですが、あとで勝手に配ったと自治体から叱られたそうですが、危機管理とはその程度のようです。こちらも学んでいかなければこの程度のまま忘れ去られることに?

いただいた胡蝶蘭

ここでも高線量が計測されています。

2012-12-26 07:07:00 | 反原発
私の住む近くの公園や樋辺りでは0.2という高い放射線量が計測されたりしています。今回は下のような危険情報が届きましたので急ぎ載せました。川は都管轄とのことで市では除染できないらしいです。そんなこんなしているうちに冬休みの子どもたちが遊びに行きそうです。内部被ばく地域はこうして散らばっているようです。

空堀川で高濃度の放射線が計測されました!!!

空堀川の上砂一の橋並びに上砂二の橋の下にある雨水の排水口の下流域から高濃度の放射線が発生している場所が見つかりました。大人も危険な数値ですか、子供達、特に小学生以下の幼児・児童は、絶対に河川敷に立ち入ることの無い様に、保護者の方は注意してください。
 河川敷の土壌が乾いてくると、放射性物質がホコリと共に舞い上がり、子供達の呼吸器から吸い込むことによって、内部被ばくを起こす可能性もあります。近くを通過する際には、マスクを着用するように心がけてください。

1、場所:上砂一の橋下流に向かって左岸の排水口下流域
数値:地上5cmで最大0.833μSv/h(市の除染規準の約3.5倍です)

2、場所:上砂二の橋下流に向かって左岸の排水口下流域
  数値:地上5cmで最大1.108μSv/h(都下で最も高い数値です)

3、場所:上砂一の橋下流に向かって右岸の排水口下流域
  数値:地上5cmで最大0.549μSv/h、0.4μSv/h以上7箇所

4、場所:清水橋下流に向かって左岸の排水口の下流域
  数値:地上5cmで最大0.558μSv/h、0.4μSv/h以上4箇所

5、場所:清水橋下流に向かって右岸の排水口の下流域
  数値: 地上5cmで最大0.625μSv/h、0.4μSv/h以上5箇所

他の橋の下にある排水口の下流域でも、東大和市の除染規準以上の放射線量が、数十メートル以上続いています。今空堀川の河川敷に降りることは、大変危険です。

空堀川を考える会 代表 小倉 安洋
東大和環境放射線研究所・所長 伊藤 教行

写真は立川断層で有名になった残堀川沿いの秋の風景です。ウサギのいる喫茶店より


起訴に持ち込むために

2012-12-23 13:01:00 | 反原発
 福島原発告訴団・関東の報告&解散集会がありました。小雨で寒い中、会場には入りきれない人が集まりました。解散=終了ではなく、福島の武藤類子さんを団長にする全国に集約し、これからの起訴に持ち込むためのたたかいが始まります。
 
 こんな世界規模の事故を起こしながら、誰一人起訴もされず、責任の所在をあいまいにしたまま終結宣言され、避難した人々や、今後出てくる病気などに対して賠償金を打ち切ろうとしている東電はじめとする勢力に対して、あんまりだ~と声を上げていくことはいま重要なことで私たちの責任と思います。そんな思いの人がたくさん集い、関東では6,000人以上の委任状が集まったそうです。次々集まるカンパににわかに立ち上げた事務局は大わらわだったとか。福島の武藤さんたちもそれぞれが手分けして告訴のための説明会のために全国500か所以上回った報告もありました。関東でも各地で呼びかけがあり、私は締め切りぎりぎりで稟議書をメーリングリストからダウンロードして記入し、委任状と会費1,000円を送りました。福島に限定した第1次告訴団は6月に1,324人、11月に締め切った全国の第2次告訴団には13,327人、合計14,651人になったそうです。それは昨日12月21日に受理となったとのことです。

 今後のたたかいは、起訴に持ち込むこと。それができなければ重要な書類やこれらのいきさつが闇に消えてしまうことになります。経済優先の記事に惑わされずに、絆を断ち切られた人々や自分のいまの生活まで脅かす、いまだ出続けている放射能の責任を明らかにしていかなくては、次の世代への申し開きが出来なくなると思います。

 この阿佐ヶ谷での報告集会は武蔵野地区の女性市議や子どもの虐待問題に関わってこられた方たちが中心になっていました。保田弁護士や武藤さんの話、関東の会計報告からは700万円が福島の全国告訴団団長の武藤さんへ送られました。

 福島とつながり、一緒にたたかっていくという思いが詰まった集会でした。たとえ告訴団にならなくても東電への責任を追及する姿勢を持ち続け、子どもたちの状況から目を離さず、起訴し、賠償への道をつけ、廃炉に向けた道をさぐりたいです。
写真は武藤さんの報告