続・てんしん日記2022

teacapブログから引っ越しました。
花の写真、本の感想、日々のできごと等々かな。

龍も飛ぶさー。

2012-12-20 21:07:00 | 反原発
 夕方5時ごろのベランダからの風景を写真に撮りました。はじめは龍が飛んでいるように見え、びっくりし、カメラを構えました。幸か不幸かこっちを向いてはくれませんでした。だんだん千切れてきましたが。風はどっちの方向? 月は上限の月です。

 「4号炉が危ない」のツイッターや、「洗髪後のヘアコンディショナーが放射能を取り込む」というツイッターがありました。3.11は終わったわけではありません。放射能は拡散しているような気がします。

 身近なことでは、洗髪にコンディショナーを使うと放射性物質がつきやすくなるのでシャンプーだけにしてと注意が呼び掛けられていて、米国の連邦危機管理局関連サイトにも「(使うと)放射性物質が髪の毛に結合して簡単に除去できなくなるから使うな」らしいです。

 参照文では『今日ではリンスをコンディショナーと呼ぶメーカーも多く、厳密な区別はない。ただし、石鹼シャンプー用のリンス(コンディショナー)が、アルカリ性に傾いた髪を中和する目的で用いられるのに対して、一般的なシャンプー用のリンス(コンディショナー)は、髪に残留しコーティングの役割を果たす。』『英語では「ヘアコンディショナー(hair conditioner)」が一般的な呼称。』(wikipedia)

 私はナチュロン(というメーカー名)の石けんシャンプー派ですが、そのメーカーのリンスのにおいが嫌いで、使っていませんが、(おしゃれっぽくないだけで)何の問題もありません。放射性物質を取り込むとは界面活性剤の問題でしょうか。この機会に石けんシャンプーにされてはどうでしょう。セシウムを感知する発光剤もできたそうですが、、、。きっとリンスどころではないと思うのは私だけ?



今日はさよなら原発

2012-10-19 22:55:00 | 反原発
 近所の駅前でさよなら原発の街頭行動が始まったと聞いて出かけました。夜6時から7時までのデモです。参加者は40人位。年配の方が目立ちました。原発を廃炉にするのに何年かかるの?子どもたちに未来はあるの?食べ物の汚染はどうなっているの?もう内部被ばくが始まっているはず、、、。それでもまだ経済の発展のために利用しようとする人の見える未来は何?
 
 今日はきれいな三日月が手が届く場所に輝いていて、しみじみな思いで見ていました。サッカーの川島君が外国で福島を話題にし「日本を助けて」と言っていたしねえ。のうのうとしていられない。いまごろ沖縄では基地撤去のための行動が続いているんだろうなあ、と思いながら東大和市駅前に30分立っていました。風が冷たかったです。シュプレヒコールの練習いるかも。

 

トトロの森の診察室

2012-10-10 07:31:00 | 反原発
 私の都市伝説の診察室へとうとう行く機会がありました。市の特定無料健康診断です。引っ越したこの町は狭山丘陵や多摩湖がある町でトトロの森もあります。かつての立川基地闘争があった砂川周辺も近く、あのときの闘士が近在に居を構えていると聞いていました。(本当かどうかはわかりません。)
 
 A先生もかつての闘士だと私の都市伝説は憧れをこめて勝手に続きます。女性ということもあって興味津津です。
 診察室には「再稼働反対」のポスターがありました。奥には「どんな微量でも放射能は危険です」のポスターが。さらに九条の会のポスターやトトロの絵がありました。ご本人は気さくでおしゃれなお元気な方でした。心電図やレントゲンの結果からは「病気はなさそうですね。」って言ってもらいました。肩こりと腰痛でフラフラにもかかわらずです。よかった。近所のお年寄りや子ども連れの方でにぎわっていました。私はトランプのカードがあいたような、なんだかとてもうれしかったです。

「私たちは捨て身です。この子どもたちを守るためにいったい何が出来るだろうか」
 

内部被ばくと夏休み

2012-08-16 21:27:00 | 反原発
 この休みに東海アマさんの講演を聞きに杉並へ出かけました。東海アマさんとは6万人がツイッターにアクセスしているアマチュア無線研究会というブログを書いている方で、震災後「名前のない新聞」の記事から知った方です。地震の予知や、放射線の計測のツイートを次々に出しています。一体どんな人だろう、ほんとに実在する人かどうか確かめたかったためです。岐阜の中津川在住。ツイッターの強烈な内容とは別人の近所の友だちのような方でした。内部被ばくの話では「北海道に逃げろ、逃げろ」でした。杉並の線量が0.3ベクレルでした。ツイッターで集まったような若者が多かったです。
 
 内部被ばくは500倍にも濃縮されるそうです。水、空気、低線量の汚染された食べ物。動き出したエートスプログラム。こんな情報を共用できる人はツイッターの彼方にしかいないのだろうか。
 福島の子どもたちを避難させる話はどうなったのでしょう。木下黄太さんのブログではいろんな場所で、若い女性たちが避難したいのを口に出せずにいるらしいとか。「生き直し」を考えて、と呼びかけている方の講演会は受け取るこちらも辛いです。でも、もうなかったことにはできないでしょう。

 そんな中、ルピナス合唱団の合宿で逗子「湘南国際村センター」へ1泊しました。今年11月に10周年記念単独!!コンサートのための練習に熱が入りました。「合宿」なんてまぶしいことばに聞こえますね。そのせいかみんなにこにこでしたよ。
 写真は宿泊場所から相模湾を見ているところです。
 

いま福島で起きていること。

2012-05-04 06:45:00 | 反原発
 今年の立川の憲法集会は福島から武藤類子さんを招いて「いま福島でおきていること」を中心に開かれました。大雨にもかかわらず参加者は多かったです。
 武藤さんは郡山をとおってきたそうですが、モニタリングポストの放射線量表示が0.998msvを出していたそうです。
 
 「気にしすぎる人」と、放射線量についてのとらえ方に差があり、仲がいい人にアドバイスをしても「もういい」と言われたり、考えることをやめたい疲れた日常があるということでした。
 以下は私のつたないメモから要旨をくみ取っていただけるとありがたいです。
 
 1、低線量被爆から子どもを守りたい。避難先、保養先を確保したい。明るい出来事として、伊達市から新潟の見附市へ学級移動が短期間ではあるが実現すること。
 2、集団疎開裁判で郡山市を訴えた「安全な場所で教育を受ける権利」裁判では却下され、現在は仙台地裁で争われること。世界市民法廷へも出す予定。
 3、医療保障の法案を提出したいこと。被爆者援護法の線引きなど厳しいが。今後必要になる。
 4、福島原発訴訟団で東電の責任を問う。(二本松市のゴルフ場が起こした裁判もあった。)福島地検へ1,000人で告訴する告訴団の団長に武藤さんがなったそうです。

 これらのことをしていかないと本当の復興はあり得ない。核のゴミをどうするのか。原発に頼らない社会を作るための新しい価値観をつくりたい。この告訴をすることでさまざまな分断作戦から福島が一つになれないか。
 また原発事故で受けた心身の傷から回復するプロセスとして、明文化し外で出していくこと。

 いま、福島では「脱原発」とは言えるが、「脱被爆」「脱放射能」とは言えない。先の希望がない気持の中で、日常の笑いあう楽しみもある。ベラルーシでは26年たった今でも子どもは1カ月の保養が必要とされている。
 
 ご自身の暮らし方「どんぐりの森」のスライドからは、自然エネルギーを利用し、縄文人の、大量虐殺のなかった戦争をしない人々が食べていたというどんぐりを食べる試み(何度もあく抜きをし、ホクホクにして)をとりいれた豊かな日常が写されました。この生活は原発事故ですべて失ったということです。

 電気を使う主である東京に住む私たちが福島を見捨てるわけにはいかないでしょう。