お仕事からの帰る途中の、自宅近くの交差点で
お母さんに叱られている女の子を見掛けました。
3歳くらいかな。
何があったのか、女の子はとても機嫌が悪そうです。
(お母さんはその何倍も機嫌が悪いけど)
信号を待っている間、お母さんが言っていることとまとめると
女の子は、何か面白く無いことがあったらしく
腹立ち紛れに、なんと、道路の縁石の車道側を歩くらしい。
多分、それをすると、お母さんが本気で怒るから、本気で嫌がるから。かな?
せめて、縁石の上を歩きたがるならまだしも(やっぱり危ないからダメか)
車道側は、絶対に駄目だろう。
お母さんは、女のこの前にしゃがみこんで目を合わせ
「ママと何度も約束したでしょう!
お外を歩くときは、ママと手を繋ぐんでしょ!
ここから向こうは自動車の道だから、歩いちゃ駄目!
どうしていつもママが危ないから駄目って言うことばかりするの!」
と、言う内容を、もっとハードな言い方で言うお母さん。
わんわん泣いて、泣きすぎてしゃくりあげる女の子。
2人のそばでは、幼稚園の年長さんくらいの男の子が
少し困ったような顔をして立っています。
「わわの(ええっええっとしゃくりあげる)わがー!」
多分、「ままのバカ」?
「どうしてそんな悪い口利くの!
そんな悪いお口利く人なんか、ママ知らないからね!」
「やーだー!」
女の子、号泣。
泣き声も、わんわんから、今にも吐きそうな、おぇんおぇんに変わっている。
それでも、驚いたことに、女の子は号泣しつつも
じりじりと縁石の方へ移動しているのです。
縁石の車道側がそんなに好きなのか
それが、お母さんに対しての「訴え」なのか。
それを見て、益々お母さんの怒りに油が注がれ
人の目も気にせず怒鳴るお母さん。
「いいかげんにしなさいって言ってるでしょ!
この、ばかもん!」
え?…ばかもん?
「頑固おやじかよ!」
って、ツッコミたかったけど、状況的にムリなので我慢。
怒りすぎて口が滑ったのか、普段から言っているのか分からないけれど
実にスムーズに彼女の口から滑り出した「ばかもん」
女の子、お母さん、男の子。
誰の立場を考えても笑うところではないので、頑張って我慢したけど
あの場面で「ばかもん」はないよなぁ。
ただ、真面目な話をすれば
「約束」の意味を理解していない相手との「約束」というのは、ひどく難しい。
一般的には、「約束」というのは
信頼関係、利害関係などの関係上の上で交わす、「契約」だと思うのだけれど
その仕組みを理解していない人が、その契約を破ったとして
それが、相手との信頼関係に影響がでるとか、相手を傷付けてしまうとか
そういうことまで想像することが出来るのだろうか。
私が、さっちゃんとの関係の中で
「約束」の意味を理解しない彼女に、何度も無理矢理契約を「交わさせ」
その契約が破られたからと言って、怒り、彼女を責める。
怒られている理由に納得できないものの、言葉で言い返すことが出来ない彼女は
自分の髪を毟ったり、顔や身体を引っ掻いたり、物に当たったりして荒れる。
荒れたら荒れたで、何をやっているんだと、また怒られる。
「誰が悪いと思ってるの!」
誰が悪いんだ。
誰が悪かったんだ。
今でも、自分のやり方が正しかったとは思えない。
繰り返し、繰り返し契約を交わし
何度も、何度も、契約を破られ
悲しい思いをして、怒って、怒って、また交わされる「約束」
他に方法を知らないから、それを繰り返すしか出来ない。
子供たちも大変だけど、お母さんたちだって大変だ。
お母さんに叱られている女の子を見掛けました。
3歳くらいかな。
何があったのか、女の子はとても機嫌が悪そうです。
(お母さんはその何倍も機嫌が悪いけど)
信号を待っている間、お母さんが言っていることとまとめると
女の子は、何か面白く無いことがあったらしく
腹立ち紛れに、なんと、道路の縁石の車道側を歩くらしい。
多分、それをすると、お母さんが本気で怒るから、本気で嫌がるから。かな?
せめて、縁石の上を歩きたがるならまだしも(やっぱり危ないからダメか)
車道側は、絶対に駄目だろう。
お母さんは、女のこの前にしゃがみこんで目を合わせ
「ママと何度も約束したでしょう!
お外を歩くときは、ママと手を繋ぐんでしょ!
ここから向こうは自動車の道だから、歩いちゃ駄目!
どうしていつもママが危ないから駄目って言うことばかりするの!」
と、言う内容を、もっとハードな言い方で言うお母さん。
わんわん泣いて、泣きすぎてしゃくりあげる女の子。
2人のそばでは、幼稚園の年長さんくらいの男の子が
少し困ったような顔をして立っています。
「わわの(ええっええっとしゃくりあげる)わがー!」
多分、「ままのバカ」?
「どうしてそんな悪い口利くの!
そんな悪いお口利く人なんか、ママ知らないからね!」
「やーだー!」
女の子、号泣。
泣き声も、わんわんから、今にも吐きそうな、おぇんおぇんに変わっている。
それでも、驚いたことに、女の子は号泣しつつも
じりじりと縁石の方へ移動しているのです。
縁石の車道側がそんなに好きなのか
それが、お母さんに対しての「訴え」なのか。
それを見て、益々お母さんの怒りに油が注がれ
人の目も気にせず怒鳴るお母さん。
「いいかげんにしなさいって言ってるでしょ!
この、ばかもん!」
え?…ばかもん?
「頑固おやじかよ!」
って、ツッコミたかったけど、状況的にムリなので我慢。
怒りすぎて口が滑ったのか、普段から言っているのか分からないけれど
実にスムーズに彼女の口から滑り出した「ばかもん」
女の子、お母さん、男の子。
誰の立場を考えても笑うところではないので、頑張って我慢したけど
あの場面で「ばかもん」はないよなぁ。
ただ、真面目な話をすれば
「約束」の意味を理解していない相手との「約束」というのは、ひどく難しい。
一般的には、「約束」というのは
信頼関係、利害関係などの関係上の上で交わす、「契約」だと思うのだけれど
その仕組みを理解していない人が、その契約を破ったとして
それが、相手との信頼関係に影響がでるとか、相手を傷付けてしまうとか
そういうことまで想像することが出来るのだろうか。
私が、さっちゃんとの関係の中で
「約束」の意味を理解しない彼女に、何度も無理矢理契約を「交わさせ」
その契約が破られたからと言って、怒り、彼女を責める。
怒られている理由に納得できないものの、言葉で言い返すことが出来ない彼女は
自分の髪を毟ったり、顔や身体を引っ掻いたり、物に当たったりして荒れる。
荒れたら荒れたで、何をやっているんだと、また怒られる。
「誰が悪いと思ってるの!」
誰が悪いんだ。
誰が悪かったんだ。
今でも、自分のやり方が正しかったとは思えない。
繰り返し、繰り返し契約を交わし
何度も、何度も、契約を破られ
悲しい思いをして、怒って、怒って、また交わされる「約束」
他に方法を知らないから、それを繰り返すしか出来ない。
子供たちも大変だけど、お母さんたちだって大変だ。