今日の昼頃、仕事先で、裏作業をしていたら
店の方から、「レジお願いします!」という声が聞こえたので出てみると
お客様が数人並んでいて、販売員は、その中の1人の接客中でした。
咄嗟に、どこから何を始めたら良いのか分からない。
「ええと」
レジの隣に商品、そして現金受け渡し用のトレイの上にはクレジットカードと転写機
(うちのお店は、いまだに電信扱いではなく、手動式の転写機を使っているのです)
つまり、クレジットカードの処理をして欲しいということらしい。
お客様をお待たせしてしまっているのは事実ですが
お客様も、状況を見れば、「待たなければならない」ことは一目瞭然だし
冷静に判断して、さほど慌てふためくような状況ではありません。
でも、明らかに、販売員は慌てていました。
ですが。
私は、普段あまり販売員として店には立たないので
クレジットカードの処理も、実は数えるほどしか経験がありません。
お客様が並んでいるからといって、早く早くと気持ちが焦り
クレジットカードの処理を間違えてしまったら、大事です。
うちのお店は、大手スーパーに入れてもらっているテナント店なので
クレジットカードの伝票は、一旦大手スーパーの事務所へ移り
事務所での処理を終えてから、クレジット会社へ送られます。
つまり、もし、私がここで失敗をしてしまったら
お客様と、大手スーパーと、クレジット会社と、うちの店が困るということです。
なので、マニュアルを確認しながら、「ちゃんと行う」しかない。
そこまで気持ちを据えると、案外緊張はしないものです。
さて、カードを…。
販売員が慌てていたせいか、とっちらかっていて
先ずは、作業をする場所作りから始めなければなりません。
私が戸惑って、何も出来ずにいると思ったのでしょうか。
「カードはね、ここに入れて伝票を挟んでね」
目の前のお客様が、うつみ宮土理か黒柳徹子並みの早口で
私に、クレジットカードの処理の仕方を教え始めました。
彼女は、うちのお店によく買い物にいらっしゃる方で、いわゆる常連。
お買い物の度に、必ずクレジットカードを利用する方です。
普段、常に品の良い笑顔を浮かべている彼女が
今日は、今にも自分のカードを、自分で転写しそうな勢いです。
私の、いかにも不慣れな様子がもどかしかったのでしょうか。
ですが、いくら毎回カードを使っているからといって、それは有り得ません。
「少々お待ちください」
私がカードを転写している間も、なにやら喋っていましたが
どうやら、処理手順についてのことらしいので
ごめん、優しく微笑んで無視してしまった。
私がカードを転写し終え、きちんと転写できたか確認していると
彼女はひったくるようにカードを取り、財布にしまいました。
¥483
お支払い回数は、1回であるに違い無いのですが
決まりで、お支払い回数を口頭で確認しなければなりません。
「お支払い回数は1回でよろしゅうございますか?」
「はい」
伝票に、商品個数と金額を記入し
今日の日付と販売店と担当者名を記入し
クレジットカードの種類に○印、お支払い回数1回に○印
よし。
と、思ったら、あらら、お客様。
4枚綴りの伝票のお客様控えを自分でぴりりと破り取り
さっさとお財布にしまってしまいました。
本当は、レジナンバーのはんこも押さなきゃならないんですけどね。
悪いけど、この一連の作業に、そんなに時間は掛かっていないんですよ。
文章にすると長く感じるかもしれませんが、2~3分程度です。
それが、何故そんなに待てないのか。
特に、イライラしている風でもなかったので、単にせっかちなのか。
それとも、慌てている販売員さんの焦りが伝染してしまったのか。
財布に伝票をしまった後、流石に自分でまずいことをしたと思ったのか
いきなりとって付けた様な、いつもの「品の良い笑顔」になって
「じゃ、どうも」
なんて言ってましたけど、キャラ、既に壊れてますって。
普段、周りから良い人(と言われている人)たちが
咄嗟のときに豹変する場面に出くわしやすい私にとっては
「ははぁ、やっぱり」な、出来事でしたが
買い物先で、自分のクレジットカードを自分で切りかねない人というのは
40数年生きてきて、初めて見ました。
「こういう人にはなってはいけない」と、いうサンプルが、1人増えた。
例えば、私なら。
欲しいなら待つか、待つなら買わないということを考える。
自分の子供に教えるように、自分もそうしなければならないと思うから。
店の方から、「レジお願いします!」という声が聞こえたので出てみると
お客様が数人並んでいて、販売員は、その中の1人の接客中でした。
咄嗟に、どこから何を始めたら良いのか分からない。
「ええと」
レジの隣に商品、そして現金受け渡し用のトレイの上にはクレジットカードと転写機
(うちのお店は、いまだに電信扱いではなく、手動式の転写機を使っているのです)
つまり、クレジットカードの処理をして欲しいということらしい。
お客様をお待たせしてしまっているのは事実ですが
お客様も、状況を見れば、「待たなければならない」ことは一目瞭然だし
冷静に判断して、さほど慌てふためくような状況ではありません。
でも、明らかに、販売員は慌てていました。
ですが。
私は、普段あまり販売員として店には立たないので
クレジットカードの処理も、実は数えるほどしか経験がありません。
お客様が並んでいるからといって、早く早くと気持ちが焦り
クレジットカードの処理を間違えてしまったら、大事です。
うちのお店は、大手スーパーに入れてもらっているテナント店なので
クレジットカードの伝票は、一旦大手スーパーの事務所へ移り
事務所での処理を終えてから、クレジット会社へ送られます。
つまり、もし、私がここで失敗をしてしまったら
お客様と、大手スーパーと、クレジット会社と、うちの店が困るということです。
なので、マニュアルを確認しながら、「ちゃんと行う」しかない。
そこまで気持ちを据えると、案外緊張はしないものです。
さて、カードを…。
販売員が慌てていたせいか、とっちらかっていて
先ずは、作業をする場所作りから始めなければなりません。
私が戸惑って、何も出来ずにいると思ったのでしょうか。
「カードはね、ここに入れて伝票を挟んでね」
目の前のお客様が、うつみ宮土理か黒柳徹子並みの早口で
私に、クレジットカードの処理の仕方を教え始めました。
彼女は、うちのお店によく買い物にいらっしゃる方で、いわゆる常連。
お買い物の度に、必ずクレジットカードを利用する方です。
普段、常に品の良い笑顔を浮かべている彼女が
今日は、今にも自分のカードを、自分で転写しそうな勢いです。
私の、いかにも不慣れな様子がもどかしかったのでしょうか。
ですが、いくら毎回カードを使っているからといって、それは有り得ません。
「少々お待ちください」
私がカードを転写している間も、なにやら喋っていましたが
どうやら、処理手順についてのことらしいので
ごめん、優しく微笑んで無視してしまった。
私がカードを転写し終え、きちんと転写できたか確認していると
彼女はひったくるようにカードを取り、財布にしまいました。
¥483
お支払い回数は、1回であるに違い無いのですが
決まりで、お支払い回数を口頭で確認しなければなりません。
「お支払い回数は1回でよろしゅうございますか?」
「はい」
伝票に、商品個数と金額を記入し
今日の日付と販売店と担当者名を記入し
クレジットカードの種類に○印、お支払い回数1回に○印
よし。
と、思ったら、あらら、お客様。
4枚綴りの伝票のお客様控えを自分でぴりりと破り取り
さっさとお財布にしまってしまいました。
本当は、レジナンバーのはんこも押さなきゃならないんですけどね。
悪いけど、この一連の作業に、そんなに時間は掛かっていないんですよ。
文章にすると長く感じるかもしれませんが、2~3分程度です。
それが、何故そんなに待てないのか。
特に、イライラしている風でもなかったので、単にせっかちなのか。
それとも、慌てている販売員さんの焦りが伝染してしまったのか。
財布に伝票をしまった後、流石に自分でまずいことをしたと思ったのか
いきなりとって付けた様な、いつもの「品の良い笑顔」になって
「じゃ、どうも」
なんて言ってましたけど、キャラ、既に壊れてますって。
普段、周りから良い人(と言われている人)たちが
咄嗟のときに豹変する場面に出くわしやすい私にとっては
「ははぁ、やっぱり」な、出来事でしたが
買い物先で、自分のクレジットカードを自分で切りかねない人というのは
40数年生きてきて、初めて見ました。
「こういう人にはなってはいけない」と、いうサンプルが、1人増えた。
例えば、私なら。
欲しいなら待つか、待つなら買わないということを考える。
自分の子供に教えるように、自分もそうしなければならないと思うから。