吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

海老そば

2012-04-18 23:27:55 | インポート
今夜は、お気に入りのお蕎麦屋さんに、家族で行ってきました。
お品書きの「おすすめ」の中に、「海老そば」というのがあったので
「海老そば」という文字を発見。
海老天そばでもなかれば、小海老のかきあげでもなさそう。
愛想の良い、坊主頭のお兄ちゃんに尋ねました。
「すみません、海老そばって、なんですか?」
「海老で出汁を取ったそばです
 てんかすにも海老が入っていて、海老の素揚げも入っています
 【海老が濃い】です」

これが決定打。

数分後、私の前に運ばれてきた「海老そば」
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どんぶりに顔を近付けると、海老の香りがふわっと広がります。
匂っているだけで、幸せな気持ちになりますが
私は食に対して貪欲な人間なので、この程度の幸せでは満足できません。
早速、そばを数本箸でつまみあげ、勢いよく啜り込みます。
口から喉に通り抜ける、海老の香りとそばの香り。
こいつは旨いや!

坊主頭のお兄ちゃんが蕎麦湯を持ってきてくれたとき
「この“つゆ”も、お兄さんが作ったんですか?」
と、尋ねると、お兄ちゃんは、何故そんなことを聞くのかとう表情で
「はい」
と、答えました。
「すごく、美味しいですね」
私が言うと、お兄ちゃんの顔は、ぱっと明るくなりました。
「ありがとうございます!」

ここのお蕎麦屋さんは、自宅と私がよく使っている駅の中間にあり
私は、ほぼ毎日のように、このお蕎麦屋さんの前を通ります。
通りに面した大きな窓から、作業台が見えるようになっていて
坊主頭のお兄ちゃんが、蕎麦の仕込みをしている姿を見ることが出来ます。
私にジロジロ見られていることに気付かないくらい、真剣。
このお兄ちゃんは、本当にお蕎麦が好きなんだろうなぁ。

帰りに、さっちゃんが
「ごあいさつする」
と、言って、奥の厨房で作業をする坊主頭のお兄ちゃんのところへ行き
いきなり手を差し出して、握手を求めました。
突然のことに、お兄ちゃんはえっ?という表情をしていましたが
「『ごちそうさま』って、言いたいんですって」
と、私が言うと、嬉しそうに握手をしてくれました。
そして、お会計をしてくれた、元ヤンキーみたいな店長さんとも握手。
「またおいでね」
と、背中をぽんぽんと優しく叩かれたさっちゃんは
自分から握手を申し出たくせに、すっかり照れていました。

さて、次回は何を食べようかな。




とか言いつつ、ちょくちょく行っている私。

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淡雪(とろろを卵白でとじた、温かいお蕎麦)
冷やしたぬきとかに飯丼.jpg
ランチの冷やしたぬきとかに飯のセット