吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

ドライカレー

2012-04-27 00:51:15 | インポート
昨日は、木曜日。
さっちゃんとヘルパーさんの、調理の日でした。
今回の担当は、調理は約5ヶ月ぶりの、Mちゃん。
Mちゃんは、去年20歳になったばかりで、さっちゃんより年下ですが
私の周りにいる、「今どきの20歳」には珍しく
落ち着いていて、しっかり者で、しかもデキる子です。
「やれば出来る子」ではなく、「デキる子」ですよ、念のため。
更に言うと、デキる子なんだけれども、決して図に乗らず
楽しそうにお仕事をするし、お仕事の話をしてくれる子です。
そういう子なので、Mちゃんと話していると、年の差を感じません。
ですから、調理前の引き継ぎ(と、言うか、単にお喋り)が長引いて
さっちゃんに、ほんの少しヤキモチを焼かせてしまいました。ごめん。

昨日は、久し振りの調理だったにも関わらず
と、言うよりも、久し振りだったからこそなのか
さっちゃんは、とてもおりこうちゃんな働きぶりを見せていたようです。
材料を切ったり炒めたり、味見をしたり、盛り付けもバッチリ。
普段は、自分の分のご飯を、モリモリと盛り付けるくせに
昨日は、普段よりやや少なめだったようで
「こんなに少なくていいの?」
と、Mちゃんが尋ねると
「おかわりする(から、いいの)」
と、答えたそうです。
そして、さっちゃんは、続けてこう言ったそうです。
「しゃしんとっていいよ」
出来上がったお料理の画像を私に送ることを、ちゃんと分かっていて
“撮影用盛り付け”にしたのでしょうか。
それともやっぱり、大盛じゃなくても大丈夫な私のアピールなのでしょうか。
いずれにしろ、普段と「ちょっとだけ」違うさっちゃんが、面白い。

食後は、おかわりしてお腹がいっぱいになったせいか
少しお部屋でごろごろして、お片付けには気乗りがしない様子だったそうですが
Mちゃんの誘導作戦で、お片付けもきちんと出来たそうです。
お片付けの後は、Mちゃんとおにごっこをしたり、お喋りをしたりして
たっぷり甘えて、大変満足げなさっちゃんでした。

昨日のお献立は
大豆と豚挽き肉のドライカレーと、枝豆入りポテトサラダ
DSC_0076.jpg
これが、「撮影用盛り付け」です。
これで、「こんなに少なくていいの?」な量って…。



ところで、私は。
あれこれ世話焼かれるの嫌い(基本、自分のことは自分で)
食べ物をあーんされるのも嫌い(邪魔臭くて、鬱陶しい)
人と同じコップ(ペットボトル)で飲み物を飲むのが嫌い(さっちゃんは別)
人が使ったフォークやスプーンで物を食べるの嫌い(気持ち悪い)
相手が間違いなく純粋な親切でしてくれているのなら頑張って受け入れるけど
自分を満足させるための行為なら、受け入れる義務はない。
と、言うのは、わがままなんでしょうか。

「私のため」にやっているのか、「自分の満足ため」にやっているのか
判断するのは、以外に簡単。
私が嬉しそうかどうかを、「きちんと見てくれる」だけで良いのです。
私の場合、「ニセ喜び」をすることは殆ど無いので
毎回「えっ…」と言う反応をしているのだけど、伝わらない。
出川哲郎並みの、オーバーリアクションをすれば良いのだろうか。
(気を悪くするんだろうな)と、心の中で思いながらも
円滑な人間関係を続けるべく、敢えて態度に出すのは、結構ストレスです。
ほんの少しの観察力と想像力を使ってくれれば済むんだけどな。


『男と女の不都合な真実』という映画で
ヒロインが、自分が好きだったはずの男性に
「あーんされるのは嫌い!」と叫ぶシーンがあります。
本当は、あーんをして食べさせられるのが好きじゃないのに
好きな男性に嫌われたくなくて、相手に合わせて
自分を誤魔化していることに気付く場面です。
この映画の中で、この、ヒロインがブチ切れる場面が1番好き。
ヒロインの気持ちがすごく分かるんだもの。

ちなみに、私はあーんさせられるのも嫌いですが
あーんさせてもらいたがる男は、鳥肌が立つほど嫌い。
っていうか、甘ったれな男が嫌いなの。