鉄道模型のある生活ブログ

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南方熊楠

2023年05月06日 | 旅行、散歩

NHKの朝ドラで、牧野富太郎を題材にしたらんまんをやっていて、なかなか評判です。 テレビでは槙野富太郎。

牧野富太郎は高知出身の植物学者で、子供の時から草が好きという人です。

この方に似た人で南方熊楠という方がいました。

和歌山県の田辺で牧野さんと同時代の明治時代に活躍した方です。 高知と和歌山と似たような雰囲気ですが、こちらも同じように地面に這いつくばって探したのは粘菌です。 粘菌ってよくわからないけれど、キノコではない。 

 

まあ、ご自分で調べてください

 

顕微鏡で見ると

こういうものだそうです。

明治の時代に地面を這いつくばってこういうものを調べていた人が和歌山の白浜近くにいたのです。

そして、イギリスやアメリカにも海外留学しています。

 

突然、日本海軍の軍艦が。 多分旗艦長門でしょう。(上の写真は今上天皇で皇太子の頃に来られています。)

 

昭和天皇が和歌山に来られた時の写真だそうです。 長門で来られたのですね。 熊楠さんは昭和16年に亡くなっているので、それより以前、多分昭和一桁の頃でしょう。

この時に熊楠は天皇に粘菌の説明をしています。 昭和天皇も粘菌の研究をしていたからです。

熊楠はいつもはボロボロの服装をしていたそうですが、この時には正装をしたそうです。 

正装姿のようです。

 

この南方熊楠の記念館が白浜にあります。 

 

記念館の入り口にこんな石碑があります。

「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」

これは熊楠没後の昭和37年に昭和天皇が再び和歌山を行幸されたみぎり、田辺湾を展望された時に詠まれた歌です。

天皇陛下が以前に会った南方熊楠を思い出して歌を詠まれた。 すごくないですか。 個人の名前を覚えておられて、懐かしいと歌を詠んでくれたのです。 こんな人はほとんどいないと思います。

 

さて、白浜

大阪から「くろしお」で、海南を過ぎると海が現れます。

この辺りの景色を見て生まれた歌が「みかんの花が咲いている、思い出の道丘の道 遥かに見える青い海 お船が遠くかすんでる」

で、いつもここを通るとこの歌が頭に浮かんできます。

 

やがて海から離れて山間を進みますが、再び海辺を走ります。

多分、遠くに見える岬より向こうが白浜です。

 

くろしお、白浜到着

 

バスでこういうところを通って、円月島です。

 

ここでバスを降りて、看板に南方熊楠記念館とあります。 ここから歩いて約10分ちょっと。

 

記念館は山の上なので途中から厳しい階段があったり。 でもちょっとだけですが。

 

入り口です。

中には先ほどお見せした写真やいろいろなものが展示してあります。

さて、ここの屋上にゆくと

広々としていてとても気持ちが良い。

 

絶景だ

 

海も綺麗だし

 

太平洋を見渡す方には展望台が見える。

そして、この松のような木が珍しい。

 

珍しい形の葉でしょう?

 

もっとアップすると、ね、見たことないでしょう? ここは牧野富太郎になったつもりで見てね。

 

白浜湾の方を見ると、温泉街が見えます。 手前右手の島が円月島。 こちらから見ると穴が見えない。

 

白浜といえば、白良浜です。 

 

白良浜の海岸

 

そして、飛行機が降りてゆきます。 このすぐ先が白浜空港で羽田からなら簡単に来られます。

 

帰りのくろしおには

 

こんな部屋がありました。 フリースペースです。

 

外から見ると、こんな部屋です。

 

南方熊楠、地味ですがすごい人です。 記念館の屋上は一見の価値ありで、あまりにも綺麗なので、ものすごくたくさん写真を撮ったのですが、とても載せきれません。

 

おわり

 


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