マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

197×年当時の”就活”事情。

2012-07-19 13:37:58 | Weblog

 もう季節が夏になり来年卒業予定の学生の皆さんも”就活”に忙しいところであるかもしれません。投稿者も195×年生まれでありますが又ここで友人の彼のxさんに登場願おう。彼はよく聞くと面白い事も言い、なんらか有用な事も言う事があるので些か聞いてみても良い事があります。

Xさんは、正確な所は忘れましたがと前置きして言い始めました。”あれは多分大学の3年の終りごろでありましたが、就職と言ってもどういう職がいいか考えたところ漠然と一つはデパートとかスーパーのような所か又は旅行好きだったので鉄道会社にでも行ければと考えていたそうで有ります。只当時の学生の一般的気分として就職と言う事はその企業なりの歯車の一つに組み入れられる事だと言う考えが強く就職を回避したいという考えも多くあったそうであります。(それは同年代の投稿者もそのように思っていましたが)そこでXさんはまず都内の某鉄道会社に行き会社の説明を聞きに行ったそうであります。そこで人事担当者なる人が出てきてXさんの言うにはいきなり其の会社の労組の攻撃を始めたそうであります。

 Xさん自体、職場に労組は必要であるとの考えでしたからそれを聞いてこりゃいかんと思いこれじゃ民間はだめだと思ったそうです。そこで夏ごろ行われた地方公務員の試験を受けたところ意外と簡単に受かり(当時は今と違い公務員試験の予備校などはありませんでした)そこでやはり就職に抵抗があった為、法学部でもないのに司法試験を受けようと考えたそうで有ります。そこでまあ夏ごろより法律の勉強を始めたそうです。当時、ま、今もそうですが司法試験は難関中の難関でありちょっとの勉強でなどで歯が立つわけはありませんでしたから取り合えず留年する事に決めたそうであります。

 

 

 そのママ留年しましたが留年してみると同学年の人はだれもいなくなり勉強はしつつもはやり夏ごろには一応就職するか と言うような気分でまた地方公務員の試験を二つ受け運よく両方とも受かり、とりあえずと言うような事で片方の二次の面接を受けに行ったそうであります。そこで面接でありますが、まず3個うそをついたと言っていました。それは何かと言うと一つは何故留年したかと言うことですがそれについて大学院に行こうと思っていたと言ったそうであります。二個目は”最近読んだ本はありますか?”と聞かれ当然本当の事は言えず(当時あまりと言うか殆ど本は読んでいなかったそうでありますが)”田山花袋の田舎教師を読みました”と答えさすがに”それは最近読んだのですか?”と聞かれ”ハイ”と答えたそうでありますが実際はそれは高校一年頃に読んだものだそうです。最後に大学のゼミの話になり”金融関係のゼミにいました”と答えたそうであります。これは実はXさんはマルクス経済学系のゼミに在籍していたそうでありますいが(当時はマルケイのゼミは珍しくは無かった)これはさすがに本当の事は言えるはずはなかった”とXさんは言っています。結果論的に”スルー”してめでたく職員になりその後労組の役員にもなったそうであります。

 

 

と言うような事だったらしいですが、当時は今と違い”正社員”と言うような概念は無くと言うのは派遣のような非正規と言うものが無かったからであるそうですがやはり”そういう点でも現代の学生の方々は大変だ。面接はうそでもなんでもいいから切り抜けるように”と最後に言っていました。やや言い過ぎのようにも聞こえましたが、要はそのような意気込みでと言う事でありましょうか。

 

 

コメント
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