第3の支援者構想委員会 キャリアコンサルタントの未来を考える。

キャリアコンサルタントは、親でも上司でも先生でもない「第3の支援者」。これからのキャリアコンサルタントの未来を考えたい。

大学教育を一方的には責められない。

2020年08月09日 | 日記
コロンビア大学のキャリアセンターに見学に行った時、求人票がほとんど中途採用じゃん!と日本的感覚とのギャップに驚いた。

ーリサーチ経験もしくはそのアシスタント経験
ー経理、財務の経験
ーマーケティング経験

などなど。新卒の求人には思えない。
これ、どうすんの?と思っていたら、
こういった仕事経験は、学生は、
全てインターンシップで経験し、
レジュメに書くのだ。

授業合間の休み時間になると一斉に電話をかけ、
目当ての企業のインターンシップ応募に申し込む。
企業規模というより、入りたい企業に必要なスキルを
経験できる企業に何度も何度もアプローチをしている。

もちろんコロンビア大学キャリアセンターの
インターンシップ企業は膨大なリストになっている。

NPO、公的機関、中小企業、各種団体。。

どうもインターンシップは中小企業の貴重な労働源のようだ。
会社にもよるがほぼ無償インターン。

大手ばかりを無策に狙う日本の学生と全く違う。

そして、コロンビア大学キャリアセンター長は、
「学生との面談は20分。1日の業務の40%以上は
外部機関との折衝に充てること」
としているそうだ。

つまり、インターン先の開拓と、その整理に膨大な
業務を割いているのだ。

永守会長を批判するのではなく、
日本の企業が、一気に新卒も中途も垣根のない
採用に変えればいいのだ。

そうすると履修方法が変わる。
人文系が好きなら履修すればいい。
一方で社会で必要なビジネス系も
履修しなければ
レジュメで弾かれる。

そうなると学生はしこたま勉強する。
コロンビア大学の図書館は4つだったか、複数あり、
また24時間オープン。実はその管理も学生のインターン。

スタンフォード大では時々、救急車がキャンパスに入る。
勉強のし過ぎで学生が倒れるのだそうだ。

日米の教育システムは比べられない。
全てが違いすぎる。

ただ、社会との節点を学びとどう持つかは、
可視化されないと、このような意見はいつまででも
出てくる。

正直、改革者の会長も高齢だ。

さあ、どうする。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/613322?fbclid=IwAR3e4KsI5a3pZ9r_qDarACqU36YaAKUVNTXaqHfB8pybqCXxyOsHwrsV3jw