NHKの昨晩の時事公論。
解説員の話は以下の通り。
この20年、かつての右肩上がりの経済成長は望めない状況となり、私たち大人は次の新たな時代像を描ききれずにいます。一方で、成長の時代を知らずに社会に出た、新成人の先輩にあたる人達の中に、成長の時代とは違う豊かさに目を向け新たな働き方を選び始めた人たちがいます。
民間の研究所が働く男女4000人を対象に、仕事に対する意識を調査した結果です。「世の中の役に立つ、感謝されるような仕事をすることを重視する」という考え方。世代別に比べると、20代から30代の若者は大変、高くなっています。「面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない」という考え方も他の世代より優位に高くなっていました。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/235364.html#more
微笑ましく見守れる若者の就業感。以前なら見られなかった。
しかし、一抹の不安がよぎる。
「幸せの形」にどれだけ納得しているのだろうか。
年を重ねた時に、つまり高齢者になった時に、
どう感じるのだろうか。
幸せの基準は収入ではない。
それはわかっているが、時代はダウンシフティング。自分が高齢者になった時、
面白い仕事に邁進したことへの後悔が全く生まれないと、果たして言い切れるのだろうか。
こういった強い意思決定力にはキャリアコンサルタントとはついつい非力になりがち。
しかし、行き着く先を気づかせることも役割なのではないか。