YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 雨中走行後の軽メンテとプラグチェック

2024年07月15日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
70,877.0km

昨日、一昨日と、ほとんどずっと雨の中を走行することになった。

まず、泥・砂だらけの下回りを中心に清掃。

ゴムパーツの一部はKUREのラバープロテクタントで清掃・保護。

塗装面はシュアラスターのゼロウォーター使用。

各部グリスアップ。

この前やったばかりだが、雨中走行したため、ドライブチェーンに再度CPO-rを塗布。

リアショックのシャフトに再度Abso-friendを使用。

そして、やっぱり焼けを見てみたくなり、プラグを取り外し。





左右とも焼けはほぼ均等になっている。
やや焼け気味といえなくもないが、概ね良好なのではないだろうか?どうだろう。

ツーリング中、確かに混合気が少々薄いかと思われる症状を感じてはいた。

パイロットジェットを一段濃いめに替えてみるか、現状でよしとするか。メインジェット、ジェットニードルはイジる必要ないと思う。

そういえば、新しくスコープカメラを購入したのに、シリンダー内を撮影するのを忘れていた。今度また使ってみて、どうするか総合的に判断することにしよう。

XS250 軽メンテナンス

2024年07月11日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
70,557.0km

7/13〜15にかけてのツーリングに向けて、軽くメンテナンス。

バッテリー補充電。


チェーンにCPO-r塗布。500km走行毎の塗布(施工)が推奨されている。前回使ってからまだ500kmも走ってないが念のため。ここ2年ほどは、ドライブチェーンにはコレを使い続けている。実際、効果が高いと思う。オフロード車にはちょっと弱いかもしれない。


フロントフォークとリアショックにABSO-friendを使用。



XS250 燃料コックダイヤフラム部組み替え

2024年06月21日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
燃料コックの負圧ホースニップルの向きが気になっていた。
ダイヤフラムをカワサキ製のものに替えたせいで、本来下向きに出る負圧ホースが接続されるニップルが、前向きに出ていて、そこにホースを繋ぐと、エンジンのヘッドカバーと接触する。
XS250 燃料コック復旧 - YAMAHA XS250 (4A8)

XS250 燃料コック復旧 - YAMAHA XS250 (4A8)

68,498.0km一昨日からの続き。XS250やっぱり燃料漏れ直らず-YAMAHAXS250(4A8)燃料コックダイヤフラムからの漏れが直っていなかったのを昨日発見し、XS250直ってないԁ...

goo blog

 

この状態でもう2,000km以上は走っているから、問題はなさそうだが、気になるのだ。


ダイヤフラムの位置決めポッチから考えるに、ニップルは逆(後ろ)向きにできるのではないか?後ろ向きの方がスペースに余裕ができる。ということで、タンク内のガソリンが少ない今のうちに組み替えることにした。

例によってタンクを傾け、ガソリンをコックと反対側に寄せる様にして、何とかダイヤフラムを組み替え。


安かったのでこの前買っておいた耐油塩ビホース。


説明文で「オイルホース、キャブレターブリーザーホースに使用できる」とあったから、耐熱は80℃位はあるだろうと思い込んでいたが、よくよく見てみると、なんと40℃と信じられない低さ。もったいないから使ってみることにする。最悪負圧が効かなくなったら、コックをPRIにすれば何とかなるだろうと。

ニップルが後ろ向きに出せて、ホースの取り回しがいい感じにになった。


エンジン始動を確認して終了。

XS250 再生スペアキャブ(左)取付後の試走

2024年06月02日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
前回セルフで再生し取り付けた左キャブレター。
空吹かしした段階では、非常に良い感触だった。

今日も所用があるため、近所を一周だけテストラン。

エンジン冷間時、回転数が低くても(800rpm位?)、以前に比べアイドリングは安定している。

パワー感、トルク感は思ったほど上がっていない。ただ、前と比べて混合気がきっちりと馬力に変換されている感じがする。
あと、これはキャブ入れ替えの影響かどうかわからないが、Motul 5100の潤滑性能がより発揮されている様に思う。キャブの入れ替えによって吹け上りが良くなったからだろうか。

戻って来るとアイドリング回転数は1,500回転位になっていた。1,200回転になる様アイドルアジャストスクリューをセット。

パイロットスクリューも調整。昨日迄付けていた左キャブは、ほぼいっぱいまで締め込んだ状態で最も回転数が高かった(=異常)。交換後のキャブは、試しにいっぱいまで締め込むと、ちゃんとエンストする(笑)。2-3/4回転戻し±1/2の範囲内で最も回転数が高くなった(=正常)。

まだ6km試走しただけなので、ある程度長距離を走って不具合が出ないか、今後確認していくことにする。
もう少し走ったら、プラグの焼け具合も確認してみたい。左(シリンダー)の燻りが改善されているか?

XS250 再生スペアキャブ(左)取付

2024年06月01日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
前回の続き。

XS250 BS32スペアキャブボディー再生? - YAMAHA XS250 (4A8)

2024.04.06.先日、スペアキャブレターがあったことを思い出し、バタフライを取り外した。XS250スペアキャブレター-YAMAHAXS250(4A8)スペアキャブレターのバタフライシャフ...

goo blog

 

ガソリンタンクを取り外し、フロートチャンバーのガソリンを抜き取る。


キャブレター取り外し。


取り外したキャブレターのバタフライシャフトには、ナイロンワッシャー(内径7mm外径13mm厚み0.5mm?)らしきものが2枚入っていた。


上が元キャブに付いていたもの。下が再生キャブに付けていたもの。ワッシャーだけ再生キャブに移植。


ニードルバルブとシートも元キャブから取り外したものを使用。この前オーバーフロー修理時新品に替えたばかりのものなので問題ないだろう。シールワッシャーだけは、スズキの純正パーツと交換。


フロート&フロートシャフト、ジェットニードル、ダイアフラム&スプリング、ヘッドカバー、同調スクリュー&スプリングも元キャブのものを移植し、組み立て完了。


車体に取り付け、念のためエアクリーナーエレメントをエアーで清掃しておく。

ガソリンタンクを取り付けてセルにて始動。すんなり始動したが、アイドリング回転数が高い。吹かしてみると、回転の戻りが遅く、混合気が薄い様な症状。
左プラグのみ外してチェックしてみると、けっこう煤が付いていた。混合気が薄いわけではない様だ。

プラグを取り付け、再始動。アイドルアジャストスクリューでとりあえずアイドリング回転数を下げようとするが、いくら回しても変化なし。
回転の戻りが悪いのは同調のせいかと思い、同調スクリューを適当に回していると、同調スクリューを回そうと押し付けた時にアイドリング回転数が下がった。

なんのことはない、キャブ取付時にスロットルワイヤーの取り付けがいいかげんたったせいで、キャブ側のホルダーからやや浮いた状態だったため、アクセルが戻りきれなくなっていたのだった。


スロットルワイヤーをきっちり取り付け直し、アイドルアジャストスクリューでアイドリング回転数を1,200回転あたりにセット。

バキュームゲージで同調調整。アイドリングは見事に安定。軽く吹かしてみると、ものすごくリニアに回転が上がる。これが本来に近い感じなのだろう。ここ最近のエンジンの調子がいかにモサかったかがわかった。「こんなもんかな」と慣れ切ってしまっていて、気付いていなかったのだ。すばらしい吹け上がりとなった。
ただ、吹かした際、バキュームメーターの針が左右でちょっと異なる動きをするのが気になる。まあ右キャブは前回キャブ屋さんで再生以降新品交換したのはニードルバルブ&シートだけなので、各パーツがヘタってきているせいかもしれない。


ということで、どうやらキャブレターのセルフ再生は今のところ成功のようだ。
所用があるので試走は明日。