TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

日本ブロメリア協会 会員番号90

2020-06-17 14:02:26 | 日記
 中南米の植物であるブロメリアに魅せられて25年以上が経つ。その間自分の中で行き詰り感じたりしながらも徐々にコレクションは増えていった。専門店も昔は少なく、渋谷のパルコ屋上植物コーナーには学会のついでによく通った。最近では簡単にネットで手に入るようになり、珍しいものも手に入るようになった。チランジアからはじまり、ネオレゲリア、フリーセア、ビルベルギア、ホヘンベルギア、、、、 花は咲かないものもあるし、咲いても数年に一度。花が咲くと親株は成長止め、子株が出てくるものが多い。もともと葉っぱが好き、ロゼットが好きで始めたのであり、花は二の次だった。

 先日の強風雨で、ベランダの植物棚倒壊し、植木鉢が散乱、破損した。今回は幸いにも大きなダメージなくやり過ごした。どういうわけか今年は花芽がつき、色ずいた株が多く見られる。それはそれで嬉しかったりする。


Tillandsia chlorophylla



Tillandsia flabellata


Tillandsia gardneri


Tillandsia ionantha var. vanhyningii
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言の葉

2020-05-16 11:14:33 | 日記
 2002年の SARS、2012年のMARSとコロナウイルスは近くまで忍び寄っていたのに、日本もアメリカもヨーロッパもあまりに無防備であったことか。
 しかしこの騒ぎで、いろいろなことが見えてきた。感染医療の先陣を切るリーダーやシステムの不在、危機を取り仕切る行政トップのやる気と資質。責任のなすり合いである。
 誰もが持ちうる自分だけに甘い自主規制、妙な正義感を、無責任に撒き散らす場となっているメジャーメディアやソーシャルネットワーク。日本人の品格が問われているのである。
 感染拡大防止で止まっている世の中のことばかり報道されるが、休みなく通常の業務こなすいろいろな現場のことはあまり取り上げられない。ご苦労様、ありがとうなんて口先で言われてもね。
 ってこの言葉すらここで言っちゃうと、無責任ですね(笑)。医療現場のおじさんの愚痴ってことで。

 最近会議に出ても、なかなか言葉が伝わらない。僕の言葉なんて誰も聞いてやしない。自分の言いたいことばかり言ってそれで終わり、落としどころさえ考えようとしない。静かな会議室に僕のため息が漏れる。年取って、取り残されてるだけなのかなあ。

僕の言葉

僕の言葉はもう消えてしまったのか
あの頃書き散らかしてしまったから
僕の言葉は消えてしまうべきなのか
たくさんの人傷つけてしまったから

嫌いもの好きと書こう 汚いものも綺麗と
どんなことだって僕の思い込みかもしれない
苦手な人オブラートで包んでリスペクトして
そんな言葉を心の中で探して醸すのだ

いつだって世界は驚きに満ちて
僕の言葉でステキなものとなる
はずだったのに、、、、

僕の言葉は何も表現できてやしない
それどころか 誤解されてばかり


僕の言葉はもう消えてしまったのか
あの頃書き散らかしてしまったから
僕の言葉なんて消えてしまえばいい
君一人救うことも出来ないなら

悩みは希望へと書き換え 涙さえも笑顔へ
失望の淵も二人で飛び越えて行ける
風に舞う木の葉も 水面叩く雨音も
全ての言葉を切り取っては君と温めて

君も僕も 不思議だけど
僕の言葉でわかりあえるものとなる
はずだったのに、、、、

僕の言葉で何も響きあってない
君と少しも愛しあえてない

僕の言葉はもう消えてしまったのか
あの頃書き散らかしてしまったから
僕の言葉は消えてしまうべきなのか
たくさんの人傷つけてしまったから
僕の言葉なんて消えてしまえばいい
君一人救うことも出来ないなら

 
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風は冷たいよ

2020-04-22 14:06:34 | 日記
朝目覚めたら、世界は一変していた。子供の頃漫画で描いたハルマゲドンの後。何年も前にガンを宣告された翌日の雪の朝。なんでこんなことばかり思い出すんだろう。人類は数万年も前から地球上ではただ一種となり、進化の袋小路に入ったまま。そこへ人類のみを標的にしたウイルス感染症。恐竜の時代よりはるかに短い期間しか存在してしていない人類にガイアはもうすでに諦めの蹄鉄を下したのか。地球にとっては痛くもかゆくもない変化の一つなのか。ダーウィンは生物は進化するとは言ったけど、それが進歩とイコールとは言っていないよね。

みなさんいかがお過ごしですか?毎日情報は錯綜し、その度に対応に追われる日々ですね。やることは山積みなのに、ふと気づくとこんなことばかり考え自分の卑小さに茫然自失しています。
3月までは、8月22日のライブに向けて構想練ったり、新曲作ったりと普段の年と変わらなかったのに、、、ブリックブロックも休業したまま再開の目処すら立っていません。再開すれば、全力で応援する心づもりですが、感染終息に対する悲観的な情報も飛び交う中、そう言ってしまうことさえ不謹慎なのかと思ってしまいます。

役職が変わり、仕事はともかく、自分に消極的で、疲れることを避けてきた一年でした。体重は人生一番に近づき、おじいさん体型に一直線。これではダメだと、寒さ緩んだ隙に自転車通勤始めたばかり。桜は誰からも愛でられないまま、春の過ぎ行くのを寂しく見送ってきましたが、河の対岸の楠の新緑はいつの間にか綺麗なグラデーションになり、橋脚の下にはツバメが帰ってきました。僕も少し前を向こうと思います。

ペダルヲマワセ
廻せペダル 廻してりゃ きっと倒れることはないはずさ
上げろケイダンス スピード頑張ってあげるほど 安定感増す
ハクモクレンが突き刺さる空 青く蒼く高くなってきた
さあ澱んだ気持ち振り切って もやった今を突っ走れ
事なかれも 上っ面だけ同じも 絶対ナシにしよう
とりあえずは独りでもいいじゃん てかここが基本

踏み込めペダル 踏み込まなきゃ 独りここに立ったまま置き去りで
稼げディスタンス 向かい風に心折られ 押し戻されるだけ
桜は不気味に春に立ち 鈍色をあざとく変える時
アマテルパワー 背中に蓄え 昨日より今日が少し前になる
昨日 灰色の空が割れ 青い空が見えたこと
思い出してにやけてるのがちょっと素敵だろ

僕の心は機械式 欠けた歯車の噛み合わせ悪い
人前で喋りまくったり 心の隅の陰に怯えたり
でも心とペダル連動してて 廻してるうちに噛み合ってくるのさ
1秒前のダメなこと 御破算で願って

回せブレイン ブレインストーム じっとやり過ごして解決策探せ
上げろテンション 口先だけの何もしない奴ら 全部抜き去って
世の中の全てを嘲笑い ヒバリは美空に高く舞う
さあ僕らも薄笑いの中 新しいフレーズを歌おう
ついさっきまでバカにしてた 自分の五感を鼓舞して
見上げればそびえ立つ 期待ばかりの明日を呪い

廻せペダル 上げろケイダンス
踏み込めペダル 稼げディスタンス

風は冷たいよ
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僕のマウンテンパーカー

2020-01-09 07:15:52 | 日記
 僕はアイビー小僧だった。若い世代は『アイビー』って何?かもね。1954年、国際衣服デザイン協会が、アイビーリーグ(アメリカ東部の有名私立大学)OBたちの、7・3分け、ボタンダウンシャツ、3つボタンブレザー、コットンパンツ、ローファーといったファッションをもとに、アイビーリーグモデルを発表したらしいが、そんなことは知らなかった。ひたすらメンクラ(MEN'S CLUB)読んで、VANのボタンダウンシャツ着て、コットンパンツ履いて、リーガルのローファーつっかけてればよかったのだ。日本独自のアイビールックは石津謙介が生みの親。みんなが彼に、VANに、青山に憧れた。Tシャツ、トレーナーなどの和製ファッション用語もこの頃、彼によって生み出された。T.P.O.というルールでファッションも生活も成り立っていた。派生する文化も様々で、こっそりリボンの陸奥A子読んだりもした。当時は高校生がリボンを愛読していたのだ。
 大学浪人中、まだ天神にはアイビールックの若者が沢山闊歩していた。しかしその年突如、『ヘヴィーデューティー・アイビー』なる言葉がメンクラに登場する。ネルシャツにジーンズ、アウターはCPOジャケットやボマージャッケット、さらにはマウンテンパーカーやダウンジャケット。足元は登山や釣り用のブーツ。おいおいまだ普通のアイビーアイテム揃ってないぞということになる。それにこいつら高いぞともなる。NORTH FACEなるブランドも初めて聞いた。アメリカンブランドは、ブルックス・ブラザーズかJ プレスぐらいしか知らないぞ。でも毎日メンクラ眺めていると欲しくなる。しかし当時福岡ですらNORTH FACEのダウンもマウンテンパーカーも普通には売っていない。暇に任せて天神周辺から薬院あたりまで虱潰しに探した。そしてついに狩猟用の銃を扱う店で、NORTH FACEブランドを見つけた。まだゴールドウィンが提携する前である。アメリカからの直輸入である。バイトで貯めたなけなしの金で一番安かったダウンベストを注文した。店のおじさんに聞いた、NORTH FACEの会社に直にである。為替送った後も本当に届くか不安だった。オレンジ色の僕にはちょっと大きいベストは大学生の間の冬の重要アイテムとなった。
 しかし本当はマウンテンパーカーがほしかったのである。そののちVANからも販売されたが、やっぱりNORTH FACEの、60/40の奴が欲しいのである。でもお金ないし、できれば本の方につぎ込みたいし、でいつしか忘れ去られたのだ。今ではNORTH FACEなんて大分でも気軽に手に入るし、マウンテンパーカーをきてる人も多い。素材は60/40じゃなくゴアテックスだけどね。ショップで見ると昔の情熱が蘇り、欲しくなる。でも今更って感じもする。
 というわけで僕のマウンテンパーカーである。NORTH FACEとギャルソンのコラボである。ゴアテックスだ。コーデュロイの肘当て、チェックの裏地がギャルソンだ。これならなんとなく納得しようかな。



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オレンジ

2019-10-05 18:12:04 | 日記
 こころにかさぶたができます。何度も何度も自分で傷つけるからです。身体のキズと違って治るのが遅いので、つい早めに剥いでしまいます。剥いだ後に赤い血がプツプツと現れ、膨れ上がります。単独で大きくなったり、隣と重なって低くなったりします。それを眺めながら、一つ一つのキズの痛みを思い出しつつ涙を流します。瞬きもしないのに涙は頬を流れキズへと落ちてゆきます。赤い塊に涙がぶつかると、ヘパリンでも混ぜたかのように、塊は溶けてゆき、血と涙は混じり合います。そのオレンジの液体はカラダを染めながら流れてゆきます。
 年に何度か僕の住んでる街がオレンジ色に染まります。夕焼けのように空だけがオレンジ色になるのではなく、街全体がです。僕の心封じた路地からでもそのオレンジは優しく、暖かに感じます。大嫌いだった街が一瞬愛おしく思えます。誰かが裏切ったあの窓も、僕を守ってくれるあの神社の鎮守の森も、夕方の混雑で汚れた通りも優しいオレンジ色に染まるのです。
 子供の頃よく虹の絵を描きました。『せきとうおうりょくせいらんし』早世した叔母が僕に教えてくれた呪文。叔母の残した色鉛筆の橙と書いてあるヤツが僕のオレンジです。虹は日本では7色に塗りますが、6色や5色に、果ては2色に塗る国もあると大人になって知りました。僕の虹は他の人に比べいつも暗い感じがしていました。これも大人になって知ったのですが、普通虹の下には希望とか夢とか明るい未来が埋まっているらしいのです。僕の虹下には、苦しみや悲しみや憎しみを埋めてあり、虹はそれらを吸い取ってくれると思っていたからなのです。

オレンジ

夕暮れ ビルの影長い路地 街を密かに切り取って
誰にも見せられない思い 折りたたむ場所
何かを背負って 足取り重く 進めない毎日
知らず知らずここへ来て 心開いてみる

とにかく一歩踏み込んで 言い出す勇気
壊れてしまう前に 逃げ出す勇気
『どちらも正解だね』と言われて塞ぎ込み
何も結果残せない僕へのサヨナラ

ささくれた心は身体のいたるところ斬りつけて
血と涙で染め上げる オレンジ色に


記録的な大雨で 吹く風は少し冷たく
今まで積み上げて来た気持ち あっさり崩れ落ちる
生き急ぐように 速度上げ続ける人たち
置いてけぼりは覚悟で 僕は歩を緩める

誰か蹴落としたかもしれない わがままな喜び
自分が死に誰かが生きる 歪んだ喜び
路地から見上げれば あっけらかんと
空はオレンジ色に包まれて

ささくれた心に染み込んで 何故か優しいのです
血と涙で染め上げたオレンジ色に似て


朝 雨上がり 街を覆う雲 釣り上げる虹
血と涙で染め上げたオレンジ色隠す
血と涙で練り上げたオレンジ空へ投げる
オレンジ虹へ還る
 
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