秋の遠足に同行しました。
行き先は
“お伊勢さん”
“お伊勢さん”・・・なんて親近感のある呼び方だろうとあらためて思いました。
私にとっては小学校の修学旅行以来のお伊勢参り。
延々と砂利道を歩いたという記憶があるだけです。
伊勢神宮は
豊受大神宮(外宮)と皇大神宮(内宮)を中心として成り立っていますが、
今回の遠足は、時間の都合上、内宮のみの訪問。
内宮へ繋がる宇治橋。
現在、平成25年に式年遷宮がおこなわれるため
橋の建て替え中でした。
まるで、クリスト作品のようです。
神に仕える色は「白」とのこと。
橋は完成までは白の衣に包まれています。
そこでは作業をする人も白装束です。
日常世界から逸脱する空気を神宮に立ち入る前から感じました。
能舞台は緑の衣に包まれ、またもやクリスト作品状態に。
この先が御正宮(ごしょうぐう)。
1300年前から20年に一度、建て替えをおこない
神様を新しい社殿に遷すお祭りが式年遷宮。
永遠に若々しいことを意味する「常若」という思想があるそうです。
次回で62回目の建て替え。
内宮の社殿を建て替えるだけでなく、
外宮や別宮、先に紹介した橋、神々に奉るものすべてが
太古から伝わる様式のまま、一新されます。
御正宮の敷地は東西に2箇所あり
常にどちらかの敷地は、次の社殿の空間として囲まれています。
平成25年に神様を新しくお迎えするための敷地です。
現在は更地との事。
内側の空間がどのように存在するのか気になり
囲いの隙間から覗いてみました。
↓
広い敷地にポツンと祠が存在するのみでした。
常に若い状態を維持し
エネルギーの頂点を継続し続ける伊勢神宮。
朽ちる美学を寄せ付けない
神々しさを感じました。
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神宮を出てすぐに存在するのが
お土産屋さんがひしめく“おはらい町通り(旧参宮街道)”です。
昼食に食べた伊勢うどん。
麺は太いが、コシがない。
讃岐うどんが好きな人には物足りなく感じたようですが
大阪うどんが好きな私はおいしくいただきました。
Takayukiは
牛串屋さんに吸い寄せられように近づき
なんと
極上松阪牛の牛串を注文!
ひとかけらの値段が頭をよぎりながら
おそるおそる食べました。
塩とコショウの味付けに炭の香りがからみ、
確かに極上の味がしました!
今回のお伊勢参りは
極上松阪牛が忘れられない思い出となりました。
いえいえ、やはり、常若思想との出会いです。
Yoshie