畑仕事に取り組みだして2年目。
やりすぎ感のある行動の極みが
今回、報告する藍にまつわる仕事。
‘仕事’と記すのは趣味レベルではない意味を含んでいます。
昨年末に
大学時代の後輩・直子さんから
タデ藍の種をいただいた事を機に・・・
3月にポットに種をまき
5月に移植、その後、水遣りを怠り
何株か枯らす事態になりながらも
なんとか
7月には力強い青葉を繁らすに至りました。
左が藍です。
右はピーナッツかぼちゃ。かぼちゃの繁り方は半端ない!
藍染めには幾通りかの処方があります。
一般的には
藍建てするなど難易度が高いモノが知られていますが
今回、私が挑戦するのは比較的手軽な生葉染め。
まずは、葉と茎を分けることから。
今回、茎は捨てましたが、茎染めもあるらしいです。
上品なグレーに仕上がるとか。
その後
水洗いした葉に水を加えてミキサーで砕きます。
ここでトラブル発生!
私が用意したのはミキサーではなくフードプロセッサー
水を入れて砕くと辺り一面に水が噴出する事態となりました。
しようがないので、ペースト状にして・・・
漉し布で漉した濃縮液に水を足して染液としました。
仕上がった染液です。
↓
今回の被染物はストール2枚。
どちらも綿絹混紡の布のため助剤が必要となり
下の二つを使用しました。
ちなみに
絹のみだと助剤は不要らしいです。
助剤を水で溶かして染液に混入すると
青くなるとテキストに記されていましたが
目に付くほどの変化は起こらず・・・。
ともかく被染物を浸しました。
青ではなく、緑だよねぇと観察しながら干すと・・・
太陽の光と空気に触れることによって
ゆっくり青緑に変化。
その後
軽く絞って干す、半乾きになったら
再び染液に浸す行為を3度繰り返しました。
染め作業では
手袋をしていたものの
いつしか手先が青く染まっていました。
翌日は大学の出講日。
この妖怪のような手に気づかれないよう
ポケットのある服で行かなくてはと焦る・・・。
その後
・
・
・
ストールを水洗いした時点で
ようやく理想としていた青が発色しました。
乾燥後の色はコチラ
↓
この “ 青 ” に出会いたかったのよと
やさしい色彩に感激しました。
結果オーライの仕上がりとなりましたが
テキスト通りに進まなかった点は
その原因を解明し安定した結果を得れるよう
研究したいと思います。
フードプロセッサーがまずかったのは明白だけど・・・
また
生葉染めだけでなく
煮出して染めたり
可能なら
“すくも”を作って藍建てした染液で染めてみたい
と
夢が膨らみます。
<お知らせ>
藍染めの優しい青も素敵ですが
サイアノタイププリントのキリッとした青も素敵です。
来月、奈良で日光写真講座をおこないます。
よろしければご参加ください。
↓
http://www.pref.nara.jp/44030.htm
それから・・・
私のホーム・徳永写真美術研究所でも
二つのワークショップ、秋からの講座も開催します。
ご関心がありましたら、ぜひ!
記:徳永好恵
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
2016年度講座、受講受付中
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