トドママのあるがままに

難病指定を受けている母親です。
笑顔を忘れないように、そんな思いだけでつらつら書きます♪

子どもの評価と病気の母親

2021-04-02 17:02:00 | 
かなり自分を戒め、立ち止まりながら思い返すことは、子どもの教育やしつけについてです。


子どもの評価は自分の評価とは関係ありません。でも、悪評は私に責任があるので、それはなんとかしなければなりません。

なので、つい、娘が評価されると、私まで評価されるような気がしてしまっていました。これは今後もある程度は出てきてしまう感情なのだと思います。

子どもの頃の評価は、親の努力の賜だったりもしますから、これもあながち間違っていないのでしょうけれども。

ただ、どうして娘の評価を自分の評価に置き換えてしまうのかを考えたところ
「病気のお母さんだから、こんな子なのね。」
と、どうしても言われたくないという気持ちが強いのだと思いました。

こんな母親に育てられて、ただでさえ不憫なのに、病気のお母さんに育てられたからこんな体たらく、というのはどうしても避けたかったのです。

子どもの頃の評価は、言語もうまく操れないために泣きじゃくるだけのこともありますから、泣いている事そのものでダメ評価を受けるのは違う気がします。
でも実際は
泣き止ませることができないお母さん
しつけが行き届かないお母さん
子どものことを把握できないお母さん
と、悪い評価が続きます。

もっと悪いことに
病気のお母さんに育てられているから、精神的に不安定な子どもである
と言われてしまうのです。

これは、何とも私には解せない解釈でしたが、受け入れざるを得ませんでした。病気のせいで、私は精神的にもよく追い詰められ、泣きながら生活しています。
その不安定さが子どもに影響したと言われたら何とかしなくてはと思うのは、仕方のないことと思うのです。

ということで、私は
病気のお母さんの割には良い子ね
と言われる程度にまで、娘が聞き分けの良い子になってほしいと常々思っていました。

今考えればどーでもいいことに固執していましたね。笑

ちなみに、例えば悪しき子どもの現象として評価された私と離れる時に泣きじゃくる娘。
その真実は
「お母さんを私が守らずして誰にも任せられない。」
という、強烈な精神から来るものだったそうです。だから離れられないと訴えていたそうです。
その泣きっぷりは半端ではなくて、それこそ魂の叫びのような全身全霊でもって泣きじゃくるのです。こう言われたらまさに納得です。でも、当時は言葉がうまく使えませんから、ただの分離不安として片付けられてしまう現象でした。

広義の愛着障害と言われて久しかったので、この話を娘から聞いた時は大変に、それはそれは大変に安堵しました。
私の愛情はちゃーんと伝わってたんだー!と。

ちなみに、私が入院する時だけは一切泣きませんでした。それは、お母さんは良くなって帰ってくると信頼できたからだそうです。

子どもの年齢、わずかに3歳。
わかっていないようで、見透かしてるのですね。
思いのほかいろんな気苦労をかけてきたんだということは、さすがにハッとさせられました。


ということで、病気の母親だから云々ではなく、今私にできる精一杯を娘にも施し、伝えていきたいと考えています。
そして、大好きだよーと毎日言ってる親バカならぬ、バカ親に成り下がっております!