最近、小1プロブレムという言葉がよく言われます。席に座っていられない。言うことを聞かない。教室が騒がしくて収拾がつかない。などの状態が全国的に広がっているようです。
原因は、親と子の愛着形成がなされていないとか、自由保育とか、様々な原因があると思いますが、学校では、そんな事は言ってられません。
学校の先生はまず目の前の子供たちをどうしたらいいか緊急の対応に迫られます。1番簡単なのは、怒鳴って叱り付けることです。それで子供たちは一瞬静かになり、また反省した顔を見せたり、泣いたりして、その場は治まります。でもこれは良いことでしょうか?
怒鳴ると、一時的には良くなりますかが、長い目で見ると、逆効果です。問題を起こす子は、様々な理由で、自尊心がとても低くなっている子です。だから褒めてもらいたい、かまってもらいたい、僕、私のことを見て欲しい、そういう深層心理から、問題行動を起こすのです。怒鳴ることは、実はその子たちの「反応してもらった、先生は僕のこと見てくれた」と言う欲求を満たすことになってしまうのです。
だから、叱られてでもいいから先生の注意を引きたい、怒鳴られてもいいから先生にこっちを向いてもらいたい、潜在意識がそう働き、余計問題行動を起こすのです。
そしてこれは二次的な問題も起こってきます。真面目にちゃんとやっている子たちがその叱られている子を見て、自分も勝手な行動すれば先生にかまってもらえる、と潜在意識で感じてしまうのです。そして、普通の真面目だったの子たちが問題行動を起こし、どんどんクラスの中に広がり、学級は騒乱状態、学級崩壊状態に陥っていきます。
では、そうならないためにどうすればいいのか。まずは怒鳴るのをやめることです。怒鳴るかわりに代わりに何をするか。問題行動を起こしている子には、「これはやっちゃいけない事」と短く教えるだけにします。
それよりも真面目にやっている子たち、静かにしている子たちを褒め、その子たちをたくさんかまってやるのです。
そうすれば、真面目にやっていれば先生に話しかけてもらえる、一生懸命やっていれば褒めてもらえると子どもたちは感じ始めます。教室にそういった空気を作り出していけば、問題行動をして先生の気を引くという誤学習は減っていきます。
しかしそれだけでは子供たちの自尊心を満たすには不十分です。1番大事な事は子供たちが「できた、やった、楽しい」と思えるような授業をすることです。教師の本分は授業です。授業で「自分でできた」と思い先生に褒めてもらえれば、おのずと自尊心は高まっていきます。
日々の生活で、授業を楽しく知的なものにし、できる子真面目な子たちを褒めていけば、教室は落ち着いていき、ふざけていた後も真面目に取り組むようになっていきます。
そんなことを言っても、今目の前で起きている問題をなんとかしなければいけないんだよ、と言う先生がいると思います。僕もそうでした。
しかし長い経験の中でその場しのぎの対策はたいてい失敗し、後に悪い影響及ぼす事は、自分の経験から痛いほど身に染みています。子どもたちを長い目で見て、3ヶ月後、半年後の教室をイメージして、今から怒鳴らない学校生活、楽しく知的な授業づくりを目指してみてください。
これは家庭での子育てでも同じことです。今から怒鳴るのやめてみましょう。
原因は、親と子の愛着形成がなされていないとか、自由保育とか、様々な原因があると思いますが、学校では、そんな事は言ってられません。
学校の先生はまず目の前の子供たちをどうしたらいいか緊急の対応に迫られます。1番簡単なのは、怒鳴って叱り付けることです。それで子供たちは一瞬静かになり、また反省した顔を見せたり、泣いたりして、その場は治まります。でもこれは良いことでしょうか?
怒鳴ると、一時的には良くなりますかが、長い目で見ると、逆効果です。問題を起こす子は、様々な理由で、自尊心がとても低くなっている子です。だから褒めてもらいたい、かまってもらいたい、僕、私のことを見て欲しい、そういう深層心理から、問題行動を起こすのです。怒鳴ることは、実はその子たちの「反応してもらった、先生は僕のこと見てくれた」と言う欲求を満たすことになってしまうのです。
だから、叱られてでもいいから先生の注意を引きたい、怒鳴られてもいいから先生にこっちを向いてもらいたい、潜在意識がそう働き、余計問題行動を起こすのです。
そしてこれは二次的な問題も起こってきます。真面目にちゃんとやっている子たちがその叱られている子を見て、自分も勝手な行動すれば先生にかまってもらえる、と潜在意識で感じてしまうのです。そして、普通の真面目だったの子たちが問題行動を起こし、どんどんクラスの中に広がり、学級は騒乱状態、学級崩壊状態に陥っていきます。
では、そうならないためにどうすればいいのか。まずは怒鳴るのをやめることです。怒鳴るかわりに代わりに何をするか。問題行動を起こしている子には、「これはやっちゃいけない事」と短く教えるだけにします。
それよりも真面目にやっている子たち、静かにしている子たちを褒め、その子たちをたくさんかまってやるのです。
そうすれば、真面目にやっていれば先生に話しかけてもらえる、一生懸命やっていれば褒めてもらえると子どもたちは感じ始めます。教室にそういった空気を作り出していけば、問題行動をして先生の気を引くという誤学習は減っていきます。
しかしそれだけでは子供たちの自尊心を満たすには不十分です。1番大事な事は子供たちが「できた、やった、楽しい」と思えるような授業をすることです。教師の本分は授業です。授業で「自分でできた」と思い先生に褒めてもらえれば、おのずと自尊心は高まっていきます。
日々の生活で、授業を楽しく知的なものにし、できる子真面目な子たちを褒めていけば、教室は落ち着いていき、ふざけていた後も真面目に取り組むようになっていきます。
そんなことを言っても、今目の前で起きている問題をなんとかしなければいけないんだよ、と言う先生がいると思います。僕もそうでした。
しかし長い経験の中でその場しのぎの対策はたいてい失敗し、後に悪い影響及ぼす事は、自分の経験から痛いほど身に染みています。子どもたちを長い目で見て、3ヶ月後、半年後の教室をイメージして、今から怒鳴らない学校生活、楽しく知的な授業づくりを目指してみてください。
これは家庭での子育てでも同じことです。今から怒鳴るのやめてみましょう。