授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

○つけに追われる教師たち

2018-06-21 20:55:39 | 学級経営
学校では毎日様々な提出物があります。そして、丸付けをしなければいけないドリル、プリントなどがあります。教師はそれらの処理をするために学校に来ているように感じることも多々あります。

例えば35人のクラスで、連絡帳35人分の保護者の印鑑があるかどうかのチェックをします。おうちの人からのコメントがあればそれに対応しその返事を書かねばなりません。

子供が〇〇を持って帰らなかった。誰々ちゃんにいじめられた。先生に叱られたけれどもどういう意味か。などなど大きなものから小さなものまで。そんなことを言われてもどうにもできないよと言われるようなことまで。たくさんのコメントが書かれてきます。

クレームは基本、担任だけで返事が書きません。まずは学年主任に相談します。必要があれば管理職の校長教頭などに相談して返事を書かねばなりません。休み時間に学校内を走り回ることになります。

宿題についても同様です。プリント類やドリルの丸つけ35人分頃やるだけでも10分休みがなくなってしまいます。

間違いには赤ペンでで解き方や正しい漢字を脇に書いてやります。そこまですると、休み時間では終わりません。

自学ノートになるともっと大変です。一人ひとりのノートの内容が全て違うのです。それについて一通り見て○つけをします。算数の問題や漢字であれば一つ一つ○つけをます。

コメントも全部に書かねばなりません。1ページに大きな花丸を書いて終わりにしたいです。

しかし、保護者の中には一つ一つ丸つけをしていない、先生がちゃんとノート見ていない、などとクレームをつける場合もあります。結局一つ一つ丁寧に見てやりコメントも毎日書かざるをえなくなります。

その他にも保護者に宿題の確認カードや音読カード、読書カードなどを書かせてハンコをおさせるようなものもあります。これも教師が全部見てハンコを押します。

○つけ、コメント、ハンコだけでは終わりません。全て名簿に照らし合わせます。忘れた子には出しなさいと言い、忘れた理由を聞きます。プリント等なければ、コピーをしに職員室に行きます。

宿題の間違い直しも授業中や休み時間にやらせればなりません。そしてそれをまた丸付けをしたり指導したりする時間が増えていきます。

宿題のプリントを、自分で選ばせて好きなプリントをやらせると言ったらもう大変です。10種類のプリントがあれば、10種類の答え合わせをしなければなりません。全て○つけをやっていたら、まるまる1時間かかってしまいます。

ドリルの答え合わせをまるすけだけにして後回しにしていたら、子供たちの間違えた問題やってない問題がどんどんどんどん増えていきます。

それも個別指導で、どこかで時間を取らなければやれません。やっていない子ほど、個別指導でマンツーマンでついてあげないとできないことが多いです。

日記帳はチェックをしなければいけない中でも特に時間が取られます。35人分のバラバラの日記を全て読み、それにコメント書かねばなりません。これは35人見るとしたら慣れていても1時間2時間かかります。

このような膨大な丸付けやチェックの時間を教師はどの時間に取ればよいでしょうか。放課後に取れれば良いのですが、連絡帳やノートに記帳等は外時間にその日のうちに返さねばなりません。

基本、○つけコメントは休み時間にします。しかし、上記の様に、休み時間では時間が足りません。給食を五分で食べても足りません。

あとは、授業時間にしかできません。授業せずに教師は丸付けやコメントが気に追われることになります。

学校の本分は授業をして、子供たちにキチンと学力をつけさせることです。その授業をおろそかにして、○つけやコメントを書いているのであれば本末転倒です。

そして先生が○つけやコメントを書いている間、子供たちは何をしているか。何をしたらいいかわからなくて、遊んだりふざけている時間となります。当然そうすれば、どんどん教室が荒れていきます。

ではそうならないためにどうすれば良いか。以前のブログで書いたように、丸付けをすることをできるだけ減らすのです。

例えばドリルやプリントの丸つけは子供たち自身にさせるようにします。解説をするのに、5分間かけて丸付けをしそして答え合わせも友達同士お幸せれば良いのです。1時間かかるプリントの丸つけが、5分で終わることになります。

その他、必要以上の日記や宿題を出さないように工夫していきます。例えばプリントを出すのであれば、全員おんなじプリントにします。バラバラにしたら答え合わせはできません。

プリント類は、配る前に多目に印刷しておきます。やらなかった子、無くした子には、すぐ配り、すぐにやらせます。そして二度手間にならぬ様、全員揃ってから○つけをします。

連絡帳とは、あらかじめ子供たちに開いて出すように躾けておきます。保護者のコメントがあるものだけ別にします。コメントも、軽重を考えながら読みます。軽いのは「みました」とか「了解しました」だけにします。

日記については、全員がきちんと日記の内容になっているのであれば続けて構いません。しかし、いい加減で学力がつかない日記が多いなら、やめた方がいいです。

日記や自学帳など、家でやる内容については、保護者の負担も大きくなります。また、家庭の事情や保護者の考え方性格により、やったりやらなかったりの差が激しすぎます。
それは教師がいくら保護者に伝えてもお願いしても、変わるものではありません。

よくその地域や学校などで、共通して家庭学習を進めましょうなどと提案され、共通で自学ノートや日記などに取り組ませる場合があります。

変な教師の僕から言わせるとそれは全くナンセンスです。学校の教師が家庭に介入して家庭の事情にああしろと言う権利はありません。教師が言ったからといって変わるのであれば、もうとっくに家庭学習の習慣は全国的に身に付いているはずです。今日は無理なことであればできれば最初からやらないほうがいいです。

ノートチェックを毎時しろと、以前にブログで書いていたではないかと指摘する人がいるかもしれません。いい加減な家庭学習のチェックには時間をかけません。それより毎日の授業の中のノートしっかり書かせましょう。そのほうがよっぽど子供たちに学力がつきます。

テレビを見ながらや、無理矢理親に言われながら嫌々やる家庭学習よりも、学校で若い教師のわかりやすい説明を聞きながら、この友達と切磋琢磨しながら学習の方がよっぽど身に付きます。だから、家庭でやらせてそれをチェックするよりも、学校での授業を充実させていきましょう。