みなさん、こんにちは。
昨日は4月だというのに寒かったですね。
ふるさとの桜は三分咲きで気温は6度くらいでだったから、まだ冬?と感じました。
ロールを開梱し藁そのものをトラックに積み込む松ちゃん。
このほうが効率がいい反面、風が強いときは藁が飛んでしまうのでだめなんだとか。
帰還困難区域の牧場の牛たちの引っ越しは、脱走した牛がいて松ちゃんは疲労困憊気味でした。
松ちゃん曰く「体はそんなに大きくねぇんだけど、忍者みたいなやつで俺を見るとあっという間にに消えちまうんだ。いつも同じ場所に来てて、毎回、餌置いて帰る羽目になるんだけど、餌は食っているみたいだ」
「人間を見ると林に逃げ込んで出て来ねぇ~から人に害は与えないんだけど、早く捕まえてみんなと同じ牧場に入れてあげねぇ~と」と、松ちゃんは今、脱走兵に餌付けをしている最中です。
今回の引っ越しは除染業者のみなさんや、家畜保健所のみなさん、その他の皆さんのお力を借りて進めて来ました。
ご協力いただきました皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
帰還困難区域から引っ越ししてきた牛たちが集まって、これからご飯タイム。
体が大きくて食べっぷりも良い牛たちです。
それでも体つきを見ると歳をとった牛なのがよく分かります。
話は変わりますが、今年はコロナウィルス問題で日本全国波乱の1年になりそうですね。
松ちゃんは「ここにも来るべな!東電で働いてる人数、知ってるべ?」に僕は「えっ?」
「東電で働いている下請け業者の社員さんが5月のGWに故郷に帰省して戻って来たときに、知らず識らずに感染して戻って来たら富岡も同じになるぞ」と。
確かに、東電構内では日々、最低で8000人、多いときは1万人以上超える人達が働いている。
その人達の中に感染者がいれば、富岡町も時間の問題か?・・・やめてくれ~と心の中で叫んだ。
家の下の牧場の牛たちにわらを与える松ちゃん。
僕は今、関東に避難しているので、東京、神奈川、千葉は今、感染者が急増しているため、僕もいつ感染者になるかわからないし、そうなれば今後いつ会えるかわからないと彼に話しました。
松ちゃんも「俺も感染したら会わないよ」と、お互いが感染者になったら会うのを避ける約束をして来ました。
ただ松ちゃんが感染すると本当に大変なことになるので、感染しないでほしいと言いました。
役場にて。
ワクチンも無いし、感染力は強いしで本当に笑えません。
僕の住んでいる市でも20代の女性が感染者になり、かみさんは買い物するにも神経を尖らせています。
とにかく早くワクチンが出来て、世界がこの危機を脱してくれることを強く願ってます。
仕事や学業に大きな影響が出ている人がたくさんいると思いますが、みなさん、コロナウィルスに感染しないようくれぐれも気をつけてください。
それでは今日はこのへんで失礼します。
またお会いしましょう。