NO866
みなさんおはようございます。
昨日、天気が悪いのを覚悟して富岡に行って良かった。
今日は常磐高速が雪の影響で通行止めになっているとニュースで知り、朝から胸を撫で下ろしました。
昨日、常磐高速を下り国道6号線を広野町・楢葉町と走り富岡町に入ったが、新しい家の建設が見られる広野・楢葉と解体され消えて行く家が多い富岡町を見比べた。
松ちゃんちの家に向かう途中にも解体されている家が3棟あった。
その事を松ちゃんに言うと「広野、楢葉は復興するべ、だけど富岡はダメだな。浪江も富岡も帰還困難区域があるから無理だべ。帰るって言ってた人が帰らねぇんだから、復興なんて絵に描いた餅だぁ。駅前の○○も解体されて見る影もねぇの知ってたか」と。
「えっ!ホント?」驚いた。
ずっと駅前に行ってなかったが、もう昔の駅前の姿がない事を知りショックを受けた。
左右両極端の姿を見せるいつもの農道を走らせ餌やりに来た松ちゃん号。
牧場前の田んぼの除染も天気が悪く作業が止まっていた。
「早く終わしてこっちの牧場の方やってほしいんだけどなぁ。この間の雪が解けてぬかるんでいるから作業出来ねぇみたいだ」と。
福島の苦しみは何処を吹く風か?
「5年経ってこれだぞ。復興なんて国のパフォーマンスだ。また原発が再稼働されるの知ってっぺ」と松ちゃんは言った。
これからも彼のスタイルは変わらないと思うが「反原発って言ったって国がどんどん再稼働させちまうんだからなぁ~」と、静かに反原発を訴えて活動して来た男は唇を噛んだ。
この日餌やり場に到着すると黒助君が柵から出ていた。
松ちゃんのトラックの邪魔にならないように山の方に移動した黒助でした。
松ちゃんは何もなかったように作業を始めたので、僕が「牛が出てるよ」と言ったら「いつもの事だからいいんだ。どこから出て行くのか分かんねぇんだけど、ここに来て腹いっぱい餌喰ってるだけだから心配ねぇよ」と。
口に食べかけのわらが。
子牛の中でも特に大きくなった黒助。
餌の時間を待たずに柵から出て一人で貪ってたのか~、それじゃぁ~でかくなるわな。
町の事、原発の事など硬い話をしたあとにやってくれた黒助君に少しは救われたかな?
松ちゃんも毎日腹を空かせて待っている牛たちのおかげで悩んでいる暇はない。
松ちゃんに追われ柵の中に戻る黒助君。
抜け駆けはちょっとずるい気がするけど、まぁいいか。
名前を黒助から抜け駆け君にしてやるか。
柵の中に戻った黒助君は行儀よくみんなの食事を眺めてた。
いつも一人で思う存分食べているので、みんなの食事時間はいつもこんな感じらしい。
松ちゃんに言われてよく見ると、黒助はわらを口に戻してもぐもぐと反芻状態でいた。
お腹いっぱいの状態だったんですね。
牧場の牛たちはお腹がパンパンに張っていた。
「昨日、いっぱいあげたんだ。この降りだと明日は積もりそうだから今日はたくさんあげとくべ」と言い、気温がそれほど低くないのに音のない静けさの中で降る雪は積もると教えてくれた。
まさにその通りだったのかも?今日は常磐高速の友部ICから先は通行止め。
昨日と今日と休みが取れたので今日でなくて本当に良かった。
今から残っている用事を済ませます。
それではみなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。
みなさんおはようございます。
昨日、天気が悪いのを覚悟して富岡に行って良かった。
今日は常磐高速が雪の影響で通行止めになっているとニュースで知り、朝から胸を撫で下ろしました。
昨日、常磐高速を下り国道6号線を広野町・楢葉町と走り富岡町に入ったが、新しい家の建設が見られる広野・楢葉と解体され消えて行く家が多い富岡町を見比べた。
松ちゃんちの家に向かう途中にも解体されている家が3棟あった。
その事を松ちゃんに言うと「広野、楢葉は復興するべ、だけど富岡はダメだな。浪江も富岡も帰還困難区域があるから無理だべ。帰るって言ってた人が帰らねぇんだから、復興なんて絵に描いた餅だぁ。駅前の○○も解体されて見る影もねぇの知ってたか」と。
「えっ!ホント?」驚いた。
ずっと駅前に行ってなかったが、もう昔の駅前の姿がない事を知りショックを受けた。
左右両極端の姿を見せるいつもの農道を走らせ餌やりに来た松ちゃん号。
牧場前の田んぼの除染も天気が悪く作業が止まっていた。
「早く終わしてこっちの牧場の方やってほしいんだけどなぁ。この間の雪が解けてぬかるんでいるから作業出来ねぇみたいだ」と。
福島の苦しみは何処を吹く風か?
「5年経ってこれだぞ。復興なんて国のパフォーマンスだ。また原発が再稼働されるの知ってっぺ」と松ちゃんは言った。
これからも彼のスタイルは変わらないと思うが「反原発って言ったって国がどんどん再稼働させちまうんだからなぁ~」と、静かに反原発を訴えて活動して来た男は唇を噛んだ。
この日餌やり場に到着すると黒助君が柵から出ていた。
松ちゃんのトラックの邪魔にならないように山の方に移動した黒助でした。
松ちゃんは何もなかったように作業を始めたので、僕が「牛が出てるよ」と言ったら「いつもの事だからいいんだ。どこから出て行くのか分かんねぇんだけど、ここに来て腹いっぱい餌喰ってるだけだから心配ねぇよ」と。
口に食べかけのわらが。
子牛の中でも特に大きくなった黒助。
餌の時間を待たずに柵から出て一人で貪ってたのか~、それじゃぁ~でかくなるわな。
町の事、原発の事など硬い話をしたあとにやってくれた黒助君に少しは救われたかな?
松ちゃんも毎日腹を空かせて待っている牛たちのおかげで悩んでいる暇はない。
松ちゃんに追われ柵の中に戻る黒助君。
抜け駆けはちょっとずるい気がするけど、まぁいいか。
名前を黒助から抜け駆け君にしてやるか。
柵の中に戻った黒助君は行儀よくみんなの食事を眺めてた。
いつも一人で思う存分食べているので、みんなの食事時間はいつもこんな感じらしい。
松ちゃんに言われてよく見ると、黒助はわらを口に戻してもぐもぐと反芻状態でいた。
お腹いっぱいの状態だったんですね。
牧場の牛たちはお腹がパンパンに張っていた。
「昨日、いっぱいあげたんだ。この降りだと明日は積もりそうだから今日はたくさんあげとくべ」と言い、気温がそれほど低くないのに音のない静けさの中で降る雪は積もると教えてくれた。
まさにその通りだったのかも?今日は常磐高速の友部ICから先は通行止め。
昨日と今日と休みが取れたので今日でなくて本当に良かった。
今から残っている用事を済ませます。
それではみなさん今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。