ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

雨が降れば。

2016-11-28 13:07:02 | 日記
みなさん、こんにちは。
今日は前回の続きです。

先週は大きな地震が起きたり、54年ぶりの積雪があったり、いろいろありましたね。
富岡も雪の影響で牧場の状態がさらにひどくなっているのではないかと思います。

前回、松ちゃんの食事が終わって僕は松ちゃんと徒歩で牧場に行った。


松ちゃんの後を追いかけるさび。
牧場まで一緒に来るのかと思ったけど、さびは途中で寄り道して家に戻ってしまった。

僕は牧場の除染が終わったと思っていたのですが、まだ終わってないと松ちゃんから聞いてびっくり。


勝手な判断をしていた訳ですが、きれいになり良くなったので終わったと思っていました。
まだ終わってないなんてです。

農道を一緒に歩き除染された牧場を見ながら松ちゃんが「ほれ、ここ見てみろ」と指したところにこれが。


「イノシシのだぞ。こいつは結構でかい奴だ」と。

イノシシの足跡を見慣れてさすがに僕も新鮮さを感じなくなったけど、この足跡は見ごたえのある大きさなので写真を撮ってみました。


どう見たって素人目には終わってるように思えるのですが、まだまだらしい。
ここまで書くとしつこいか・・・

松ちゃんは「農道には砂利を敷いて固められてるけど、牧場内の道には黄色い山砂をそのまま固めたままなのでダメだ」と言った。

雨が降れば崩れて砂は流れてしまい用水路が詰まってしまうと懸念していた。

確かに。

僕も家を建てた時に庭に山砂4トン入れたけど、風で吹き飛ぶは雨で流れるはでひどい目に遭った事を思い出した。
その後、山砂の上から砂利を投入して事なきを得ましたが、山砂を入れて失敗しました。
全く無意味な買い物になってしまいました。

僕と松ちゃんは除染中の牧場の中に入った。
能天気な僕に松ちゃんは「端を渡るなよ。崩れっから」と注意された。
言われる前に歩っていたし・・・汗。

黄色い山砂の部分を歩いていたら、松ちゃんが「これ、アライグマの足跡だ」と教えてくれ、ついに松ちゃんの家の前の道路にアライグマが現れたと言った。


爪の後がはっきり。

山砂の道に2本の足跡が付いていて「これは夫婦のアライグマだな」と言いながら足跡を追った。


牛のために作った日よけ屋根の土は少し湿っていて、かなり大きなアライグマの足跡が付いてました。

以前、野生のイノシシの事を書きましたがアライグマについても「俺の予想だけど、今、富岡には300匹くらいアライグマがいる。来年、このままだと500匹は超えるんでないかと思う」と松ちゃん。

12日の日に測定を終えて松ちゃんちに向かう農道で怪我したタヌキを見た事を話し、アライグマにやられたのかと聞いた。

喧嘩したらアライグマにかなう動物はいないとの事で、やはりアライグマの王国になっているみたいです。

タヌキは器用でそれなりに優秀なのですが、アライグマのように鋭い爪であるとか、これっっていう武器が無いから戦いに負けちゃんだそうです。

順応性があり何でも出来る器用さを持っているのに、足が速いとか歯が強いとか何か一つでも秀でるものがあれば負けないのに。。。

何でも松ちゃんの友人のカメラマンさんが浪江町で猫のゲージを置いたら10個の内7つのゲージにアライグマが入っていたと言っていたそうです。

アライグマの件も国や行政が動いてくれないと解決しないんだと思います。


水たまりの新牧場。

数日前に結構強い雨が降り、何面もの田んぼに水が溜まっていた。
特にここは小魚を放してあげられるほど溜まっていました。

彼と話すうちに除染が終わっても来春まで牛たちを移動させられない理由を知りました。

草が生えない今、牛を入れたら土手も道の端も牛の足で簡単に壊されてしまうし、雨が降ったらそれがほとんど流れてしまうので、そうなったら一からやり直さねばならないらしい。

草が生えていれば砂も流れないって事ですね。
夏に完了していれば草が生えて移動出来たかも?なかなか大変なんですね。


そんな訳で今も牛たちの牧場は水たまりの牧場でした。

来年、ここの牧場も除染するらしい。
上の写真奥の中央の黄色に色づいた場所の除染は1ヵ月もかかるそうです。

柳の木が生え、その木の処理にそれだけ時間がかかるとの事でした。


雨でぬれたわらを運ぶ松ちゃん。

とりあえず牛たちは文句も言わず暮らしています。
文句を言う時は「飯まだか~、腹減った早くくれ~」という時のみ。

暑い夏から一気に冬と覚悟してましたが、これは北海道だけの話で前回の富岡は秋真っただ中でした。

北海道からの餌は今、止まっています。
でも春までの餌は確保できたとのことで、みなさんご安心下さい。

12月は月始めから色々詰まってまして、今度行けるのは7~8日ごろになるかも。
それまでみなさん、松ちゃん情報は待ってて下さい。
宜しくお願いいたします。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。



































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心折れそう。

2016-11-22 13:11:36 | 日記
みなさん、こんにちは。
今朝、珍しく松ちゃんから電話をもらった。

今日の朝の地震の事だった。
富岡の松ちゃんちでは発生後15~20分くらい揺れ続け、その後もずっと部屋のペットボトルの水の微振動が続いていると言っていた。

電話が来たのが8時20分頃だったと思う。
発生後からずっと揺れ続けてるなんてどんだけだよ!って思った。

松ちゃんから電話をもらう前に広野に家を建てた友人に電話をかけた時「避難指示が出されて避難したけど、とにかく余震がひどい」と言っていました。
それが松ちゃんの言った揺れが収まらない地震の事だったと知った。


久々のシロです。
甘ったれのシロには今回もやられました。

昨日、松ちゃんと会ったのだけど、まさか今日、こんな大きな地震が起きるとは思わなかったです。
今日でなくて良かった。
今日ならどこかで立ち往生してたかも?

今回の地震は発生時刻午前5時59分からずっと揺れ続けていたようで、午前9時前まで40分くらい話している最中にも「あっ、また揺れた。今度のはちょっと大きい」と何度も言った松ちゃんでした。

松ちゃんは「地下プレートが少しづつずっと動き続けているんでねぇ~か」と言い「これが東南海トラフ地震の引き金にならねぇべなぁ~」なんて怖い事を言った。

いやぁ~、勘弁して下さい!です。

福島や宮城県では今回の地震で避難指示が出され、本当にあの嫌な記憶が戻り気落ちした人がいると思います。
復興がまだまだ遠い所もあるのに、今、大きな被害が出たら誰でも心折れますって。
もうたくさんです。

本当に嫌なニュースでした。
今回、それほど被害が出ていないのが何よりです。

地元のみんなや東北のみなさんには、これからの余震に注意してもらいたいと思います。


動こうとすると爪を立てなかなか離れてくれないシロ。
おかげでシャツからGパンから靴下まで毛だらけに。
次回からコロコロを車に装備しておこうと決めた僕でした。

松ちゃんの今日はと言うと、富岡の友人が自宅に某有名大学の教授をお迎えし、十数人規模の集まりで座談会形式?の会が開かれ松ちゃんも参加する予定。
相変わらず忙しそうでしたが、この地震で先生は来れるのだろうか?と心配しています。


部屋から出て来る松ちゃんをおとなしくして待っている石松君。

昨日は松ちゃんと12日に行った放射線量測定の話をしました。
僕たちのチームが測定出来ずに次の日、松ちゃんとめぐみさんがその場所を測定してくれたのだけど、やっぱ大変なところだったと。

地図上の地点に行くのに「俺も俺の親父も知らねぇ~道だった。あそこは軽トラック持ってる人でねぇ~と絶対に行けねぇ~よ」と、僕のようなにわかボランティアは行けないところだったと話してくれた。汗

富岡の中で松ちゃんが知らない道あるのかよ~って。
僕と南相馬の小林さんと行った場所もホントにひどい道で、小林さんのプリウスが傷だらけになった道があり確かに乗用車で入れないところがありました。

昨日の夜、測定結果を知らされた。
めぐみさんから前回より数値より低くなってるとメールを頂いた。
復興を目指す町と帰還する町民にとって本当に良かったと思う。
放射能なんて無くなればいい。


こちらも久々のさび。
子供たちもみんな元気にしてます。

今日は朝から大変でした。
仕事の打ち合わせもしなければならなかったし、この地震であちこち電話をしたり、もらったりと忙しかったです。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。























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やっぱ、田舎者。

2016-11-18 22:15:30 | 日記
みなさん、こんばんは。
やっと時間が取れました。
毎日色々ありますが、今回、自分はやっぱ田舎者だと実感したので、その事を書きましょう。

富岡町での放射線量測定を終え、松ちゃんちに向かって農道を走っている時に僕の視界に何か動くものが入ったので車を止めました。

車のドアのガラスを下げ覗き込むように見てみると、相手も道路から約1m離れた車のドアの直ぐ近くでうずくまって僕を見ているではないですか・・・
目と目が合い思わずカメラ!って声を出し、写真を撮ろうとしたら相手が逃げ出した。


この時、彼?は右後ろ脚を浮かせてびっこ引きながら歩いていた。

相手は何を隠そう野生のタヌキ君(さんかも?)でした。

足を怪我していたので、あんなところでうずくまってたのか~。

かなり遅いというか?めちゃくちゃノロノロ歩きなのでびっくり!
普通なら、ものすごいスピードで逃げ、あっという間に見えなくなるのに・・・です。


僕がカメラを構えて歩きながら写せるのだから、よほど足が痛かったんだと思う。
体は小さいけど丸々太って栄養はしっかり摂れている立派な体格でした。
まじ。

僕は何とかしてやれないか?と思ったから、色々考えながら行ったんだよね。
何も出来ないくせに・・・

農道の先には小さな用水路があり、その前でタヌキが振り返り「フォ~!フォ~!」と聞いたことない声を発し僕を威嚇した。
体は小さいのに迫力があった。
まじ、噛みつかれたらどうしようかと・・・
ちょっとだけビビった。
いや、かなりビビった。(笑)


彼は真っ直ぐ用水路の中に入って行き「おい、もう俺に構わないでくれ~」って感じでした。

足が痛くて立ち上がれないとしたら、この用水路から出られなくて死んじゃうんじゃないか?と思ったから、僕は1mくらいしか離れていない場所にかがんでタヌキが出られる場所を探した。


僕がその場所で少しでも動くと、用水路の中でまたまた威嚇する声を発していたタヌキ君。

それでもずっと「大丈夫だぁ~、何もしないよ、心配するな!」と声を掛け続けていたら、おとなしくなりじっと僕を見ていた。
危害を加える人間でない事を理解してくれたんだと思う。
というか、タヌキは何千年も日本にいて我々人間の姿を見て来たでしょう。
だからすぐに慣れたのかも?

僕はこのタヌキが後ろ足を痛めたのはアライグマと争ったのではないか?と思った。

あの明るい時間に道路わきの草むらに寝転がっているなんてありえないので、前日の夜に何者かと縄張りを争って怪我したのだではないか?と。

右足をちょこんと着くと痛いのか?直ぐに足を上げる歩き方だったから、多分そうではないのかなぁ?
この農道は車も滅多に走る事のない農道なので、交通事故なら死んで見つかるはずとうちのかみさん。

タヌキは夜行性で夕方5時頃から早朝まで活動していると言われているので、昼に見る事は珍しいことに近いんです。
例外もありますが。

野生のタヌキが人間の目の前でうずくまるなんて、ほんとに具合が悪くなければ絶対にしないですから、よほどの手負いだったのだと思います。


3分くらいお見合いしていたら、かなり落ち着き時々左右に首を傾げながら僕を見ていたタヌキ君でしたが、明後日の方を見て逃げ出す準備をしてた。
「この人間、何したいんだ?変な奴」と、言っていた感じ。汗

用水路の中を見廻して「あっ、ここなら足を痛めていても這い上がれる場所だな」と、安心できる場所があったので、僕はタヌキに「大丈夫だから頑張れよ」と声を掛け静にその場所を離れました。

足だけなら自然治癒すると思ったし、このまま人間の僕が目の前にいてテンパらされているタヌキ君が可哀想だったので。

だけど逃げないタヌキは可愛かった。
いやっ、逃げられないタヌキか。

アライグマは外敵がいないので、このまま増え続けて行くと思います。

今、日本の固有種が外来種の繁殖力の前に姿を消しつつあると言われていて、魚や昆虫に植物や動物の世界でも、ほんとうに沢山の問題が発生しています。

日本固有種のタヌキがアライグマに生活圏を奪われ減少していると聞きました。

人間にとってもアライグマはとても怖い害獣。
怪我したタヌキを見て、正直可愛いと思った。
日本の固有種を守るためにはアライグマなどの外来種の害獣駆除は仕方がないと思ったのも事実。

アライグマのせいで日本の固有種のタヌキやキツネの棲家が無くなるなんて、あまりにも可哀想です。
こういう事態を引き寄せたのは身勝手な人間のせいだそうですね。

一時のブームで可愛い、可愛いと子供のアライグマを飼ってはみたものの、大きくなってから凶暴になり手に負えなくなって捨てた人が多いとネットで書かれていた。

飼うなら最後まで飼って下さい!って言いたい。
また今の被災地の害獣問題については、国の機関が率先的に動き何とか弱い日本の固有種を守ってほしいと思っています。

僕がこの場所を離れ車に戻って走り出したら5秒も経たぬうちに助手席のかみさんが「あっ、あれっ、何かいるよ!」と。

タヌキが入った用水路の場所から15mくらいしか離れていない場所で、車から前方25mくらいの場所にまた動いていた動物がいた。


「イノシシだ~!」
驚きました。
まさかこんなところでタヌキに続きイノシシを見るなんて。

この日は朝一番で野生のリスが長い尻尾を立てながら僕の車の前を横切り、タヌキ、イノシシと続いたからラッキーな一日だったかも?です。

一日で3匹を初めて見たかみさんが大喜びでした。
「動物園みたい~」って。
富岡町は動物園じゃないよ!と言いたかったです。


イノシシも僕に気が付き、じっとこちらを凝視しお互いに固まった。

さすがにもの好きの僕でもイノシシには近づきたくないので、じっとカメラを構えて写真を撮らせて頂きました。


イノシシが顔を下に向け前に出て来た時は、ホントに焦った。
僕の方に向かって来ると思ったので真っ青でした。
まじっ、顔が引きつりましたよ。汗

松ちゃんと違って僕は小心者で怖がり。
イノシシと対峙するなんて絶対に無理。


で、こちらも車の中に逃げ込もうと心の準備をしていると、イノシシは目の前の草を噛み元の位置に戻った。

そして草をひっぱり根の部分を鼻で穿っていた。
時間をかけて見てましたけど、イノシシはこの場所に留まっていたので、近くに巣でもあるのかも知れません。

僕はひょっとしてこのイノシシがあのタヌキに怪我をさせたのかも?と、ふと頭の中をよぎった。
あり得ないことではないですが今回のタヌキの怪我はアライグマ君でしょうね。

松ちゃんが「アライグマは増えたぞ~、夜、見回りに出ると5~7匹くらいのアライグマに会う、呆れっつぉ~!」と言ってました。

まぁ~、かみさんが言うように富岡動物園の様相を呈してきたかも?
外来種の動物の増加は嬉しくないです。

何とかして下さい環境省!これで帰還させるなんて、あまりにもひどくないですか?
と、僕は嘆きたい。

ふるさと富岡町に息づいている動物たちの姿を見て、これが当たり前の姿なのかも知れないって思った。
生きているリスやタヌキやイノシシを見てすごく嬉しく感じたのは、僕が田舎っぺだからと納得した瞬間でした。

これからも僕は背伸びをすることなく、ドが付く田舎っぺで生きて行こうと思いました。(笑)

みなさん、松ちゃん一人頑張っていますが、これからもがんばる福島の応援よろしくお願いいたします。

今日も長々とお付き合い下さりありがとうございました。
それでは今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。






















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続ける事。

2016-11-14 05:00:12 | 日記
みなさん、こんにちは。
第二回富岡町放射線量測定が無事に終わりました。
お天気に恵まれ、風もなく暖かくて本当に気持ちの良い一日でした。


集合場所の富岡町役場。

今回参加して下さったボランティアさん、そしてご協力頂きました愛知県名古屋市「NPO法人チェルノブイリ救援中部」さん、福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」さんの2団体様、本当にありがとうございました。


参加して下さったボランティアさんと談笑する松ちゃん。
今回、東京と地元富岡から参加して下さったボランティアさん、本当にありがとうございました。

前回同様、今回も富岡町の帰還困難区域の測定を松ちゃんが担当。
ここに入るのは彼しかいないです。


8時半頃にはみんなが集まりミーティング。

今回、富岡の計測をしてみて地表高さ1cmの場所より空間線量の方が高い場所があったり、町から離れた郊外で放射線量がわりと高い場所があったり、色々と知ることが出来て良かった。

なんでも自分でやってみると納得できるものがある。

今回は、うちのかみさんにも参加してもらい、かみさんは先輩ボランティアさんと組みとても親切にしてもらったようで「いい人に出会えたし富岡の計測に参加できて良かった」と言ってくれた。
ほんとみなさんに感謝です。


2つのガイガーカウンターの1つを地面に置き高さ1cmの場所を測った。

今回は測定しながら写真を撮るのにちょっと苦労しました。
余裕がなかった感じです。

僕が計測したのは富岡海岸付近から楢葉町近くまでの国道6号線からそれほど離れてない放射線量が一番低い場所でした。

他のメンバーの測定器には結構高い数値が表示された場所があったとか。


片手で高さ地上約1m付近を計測。

バインダーとボールペンを持ち2つのガイガーカウンターで計測終えたら記入し、重要地点の土壌を袋に採取して持ち帰るのですが、結構気を引き締めてやったんだけど一ヶ所土壌採取を忘れてしまい再度その地点に向かうはめに。(汗)


土壌の土を採取する福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」の小林さん。
今回僕とペアを組んで下さった。

同センターには何百万円もする測定器があり、その測定機にかけて土壌の汚染を調べるんです。
小林さん、今回は本当にありがとうございました。


帰還困難区域の計測を行った松ちゃん。
午後2時半過ぎに戻ってきた。

彼は帰還困難区域の今の姿を話してくれた。
変わっているところは、もう以前の姿はないと。

帰還しない人の方が圧倒的に多い富岡町だけど、こうして自分で放射線量を計測し今の町を知ることが出来て本当に感じるものがありました。

今、原発事故で帰還困難区域に指定された双葉郡の大熊町と双葉町の2町の放射線量マップが作られていないとの事で、この2町の計測が出来れば双葉郡全域の放射線量マップが完成する。

他の町のことだけど、個人的に双葉郡全域の放射線量マップを見てみたいと思った。

今回の測定で町が少しづつ変化し新しい町に変わっているのを見て、郡内の他の町もそれぞれ変化していると思う。


福島第二原子力発電所が見える富岡の下郡山付近。

僕は放射線量マップの他に食品マップが作れたらいいなと思った。
アケビや自然薯とかタラの芽などの山菜、果樹、川魚など、採取してもいい場所とか食べられるものが分かれば帰還する人のためにいいんでないかなぁ~と、食い意地の張った僕の希望ですが。

帰還した人はそのうち絶対に山菜や魚やきのこを採って食べちゃうと思うんだよね。
放射能なんて見えないし臭いもないしで、あっても感覚が麻痺して怖さも忘れて気にならなくなっちゃうから、こういうのあってもいいんじゃないかなって。

自分が一番そういうくちだけどね。

昨日、弾丸娘と話したけど、放射線量測定は測定方法や測定場所を変えたり、測定する品種を土壌の土だけでなく増やしていくなど色々と変えながらやって行く。
これからも続けるべきだと思った。

今回、ご協力頂きましたみなさんに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。









































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町の発電所。

2016-11-09 07:17:50 | 日記
みなさん、おはようございます。
昨日の夜9時半に埼玉⇔福島の4日間の行程が無事に終わりほっとしています。

今週の土曜日に富岡町放射線量測定があるので、まだまだ気を引き締めないと。
福島は横浜と違って朝晩の冷え込みが凄いので風邪ひかないように気を付けました。

みなさん、ボランティアの募集は締め切りの10日まで受け付けていますので、ご協力何卒宜しくお願いいたします。

今週、ちょっとだけ富岡に顔を出せた。
しかし時間がなくて松ちゃんに会えなかったけど少しづつ富岡町が新しい町に変化している様を見れた。


富岡町が推進している太陽光電力発電基地の写真。
まだ架台設置の段階。

大石原・上手岡地区に作られる計画で、打ち込まれた支柱の数とパネルのようなものが包装されたまま地面に置かれていた。

完成したらとてつもない大きさのソーラーになる。
実はうちの義兄の田んぼも町に貸し出していて、今回その場所を見ることが出来た。


とにかく広い。
これが完成したら反射光の問題とか?この地区の気温の問題が出ないのだろうか?と、つい余計な心配をしてしまった。

都会では反射光の問題で裁判になり、設置した家に撤去命令が下されたなんてことあったので。
まっ、そんなことはないだろうけど、パネルから発散される熱は大丈夫なのかな?と思った。

パネルは大体黒色なので、太陽の光を吸収すると表面温度はかなり高くなる。
エアコンの室外機から排熱される温風を想像した。

都会ではあの熱で夏の気温が高くなっているのは証明されている。
完成したらかなりの大きさだから早く見たい気がするけど、どうなんだろう?

また無人の所に設置したある市町村のソーラー発電所のケーブル盗難被害のニュースもあって、ケーブルは盗まれないのか?なんて心配してしまった。


常磐高速道路富岡IC付近なので、完成したら高速道路から見れます。

帰らない人の田畑をこうして利用するのは大賛成。
そのままにしていたら林になり、そのうち森に戻ってしまう。

それでなくてもイノシシの被害が出ているのだから、この太陽光発電に賛成!
今回顔を出したら、また熊の足跡が確認されたとか広報のスピーカーから流れていた。

こうして人の手が入ったところにイノシシは来ないはず。
イノシシの被害は随分出ているようでした。
本当に困ったもの。

町の中心はスーパーやホームセンターが開店するけど、郊外は何もなく除染したところはもう草に覆われ、きれいだった姿はもう無い。

こうして少しづつ人が入り手をかけ町を作って行く。
その過程を僕はこれからも見ていきたいと思う。

そろそろ時間が無くなりました。
みなさん、今日はこの辺で失礼します。
それではまたお会いしましょう。




















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一気に冬?

2016-11-01 18:31:51 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日から11月という事で今年もあと2ヶ月ですね。

近頃寒さが身に沁みます。
先月、暑い日が沢山あったので余計に寒く感じるのは僕だけじゃないと思います。

最初にみなさんにお詫びがあります。
愛知県名古屋市「NPO法人チェルノブイリ救援中部」さん、福島県南相馬市「放射能測定センター南相馬とどけ鳥」さんの2団体様からの協力を経て取り組むこととなりました富岡町放射線量測定ボランティア募集の件で、応募、お問い合わせは下記にお願いしますと

TEL 080-3288-0421 メール teamfukushima0311@gmail.com

こちらをご案内させて頂きましたが、前回、前々回とteamfukushima0311@gmail.com
S文字が抜けてteamfukuhima0311@gmail.com
でご案内してしまいました。

訂正させて頂きます。
申し訳ありませんでした。
本当にごめんなさい。

応募して下さったみなさん本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
みなさん、今週も応募お待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。

先週、福島の友人からたくさんのマツタケの写メが送られてきた。
広野町で採ったらしいのですが放射線量を測ったら0ベクレルだったと聞き「嘘~」と思わず言ってしまった。

数は172本。
友人は「シイタケやコウタケ(いのはな)類はダメでマツタケは大丈夫だよ」と。
ちょっとにわかに信じられなかったですけど放射線測定器にかけて測ったのだから、間違いないのだと思います。

広野町は元々放射能汚染の被害が少ない町だからと考えるのが正解かも?
帰還困難区域の大熊町のマツタケじゃぁ~、そうはいかなかったでしょうね。


松ちゃんに連れて行ってもらって撮ったきのこイノハナです。
マツタケより美味しいって言う人もいるのですが、ここのキノコは立派だった。

距離にして30mくらいに大きなイノハナが連なるように出ていて、それは本当に感動ものでした。
(初めてイノハナが群生している場所を見たので)

松ちゃんは「今年は去年の半分くらいしか出てない」って言ってたけど、以前の地元の相場で一本5000円~10000円クラスの大きなイノハナが目の前にたくさん。

はっきり言って放射能がなければ食べたかったです。


「いのはなは絶対にダメだ。乾燥させてから食べるキノコだから何万ベクレルが何十万ベクレルになるんだぞ」と松ちゃん。
怖い数字なのでやっぱり食べれません。汗

松ちゃんはマツタケについても「松の木を管理する人がいねぇ~から、マツクイ虫にやられて枯れてる木が多くてマツタケも採れなくなる」って言っていましたが、まだ枯れていないところにはマツタケが出るんですね。

マツタケ食べたい・・・

話は変わりますが前回松ちゃんのところに顔を出した時に、餌置き場には新しい餌が置かれていました。
半分は整理されていましたが、あとの半分は下ろされたままの状態。

その半分は写真に写っているロールの反対側に届いていました。
残りは忙しくて整理出来なかったんだと思います。


白と黒のストライプ柄のロール。
何かいい感じの餌でした。

黒一色、または白一色のロールより高級な感じ。
色彩だけで中身は全く分かりませんが、個人的に美味しそうに見えました。

今年は秋がなく夏から一気に冬になると長期予報が出てましたが、餌を北海道から調達しているので少し心配です。

雪が降ると荷が遅れるので、スムーズに進んでほしいと思ってます。
松ちゃんも冬前に猛暑の疲れを取ってほしい。

松ちゃんはイノシシのおかげで寝不足だから疲れが取れないのかも?です。


一番小さな体の牛。
150kgくらいになったのかな?
餌頂戴のポーズです。

この子にわらを与えたら大きな牛たちが一斉に向かって来て、餌やりの真似事をする羽目に。
長靴で行かなかったからほんとに少しだけしか出来なかった。

柵の周りは日陰なので滑る滑るで失敗でした。

今週は土曜日から4日間埼玉⇔郡山で、動きが取れず富岡には行けないのですが12日に会えるので、松ちゃん情報は少しだけ待って下さい。

それでは今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。

















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