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ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

誰の責任か?

2012-03-31 08:11:00 | 日記
NO-115
全国のみなさん、毎日の応援本当にありがとうございます。感謝しています。

この数日間、今の現状を振り返り何故、このような事になってしまったのか?考えてみた。

 痩せ細った母牛と子牛。

僕の小さな自慢は、富岡町は原発事故の双葉郡で唯一家畜である牛を殺処分しない町であった事だ。

去年の6月頃は、役場の職員も一つになって牛を助けようとしていた。これは事実です。

それが今になって、何故こうなったのか?

原発事故で役場の移転と避難住民の全ての対応に追われ、煩雑な日々の仕事に明け暮れていたあの頃、国会議員の高邑議員が来た。

 多くの牛が死んで行った。

「強制避難区域の牛を私が全部面倒を見ます!私が牛を全頭助けます!」と、大きな声でビックパレット内の仮設役場で職員さんの前でしゃべったのを僕と職員たち全員は、はっきりと覚えている。

役場職員も大きな期待を抱き、それはみんなの心が踊った。これで牛の問題はクリア出来た!と、あの時は誰もが思ったし喜んだ。

富岡町役場職員の大きな期待と望みは膨らむだけ膨らんだ。しかし結果的に彼は何もせず、その後始末を今、富岡役場職員がさせられている。

職員全員と町民が本当に失望した。今になって私はそんなこと言ってませんよとは言わせない。役場職員も松村も僕も、ちゃんと聞いたから。

富岡町役場の前課長と全職員の前で謝罪していないなら謝罪して欲しい。いや高邑議員はそうすべきだろう。

「全頭助けます!」って言ったのに今、何で殺処分されてんだ?富岡も楢葉町もひどすぎる。

いつか、進展の無い町の状況をあなたに電話したら、「やることやってるじゃないですか!私のブログを見て下さいよ!」と声高らかに僕に言ったが、あの時は本当に僕も頭に来た。

あなたのやったことは強制避難区域外の電気も水もあるところでの牧場の事しかやってないじゃないか?僕の町の仮役場で言ったことは嘘だったのか?

 松村に餌を与えてもらっていた牛たち。

あなたが富岡町役場職員の前で助けますって言った強制避難区域の牛は、今、殺されている!

今まで、松村に迷惑がかかるかも知れないと書けないでいたが、これは僕自身の考えで書いている。今日の事は松村とは何の関係もない!だから、松村には嫌がらせなど絶対にしないでくれ。

言いたいことがあるなら、この僕を叩け!僕は逃げも隠れもしない。堂々とやりあう!

同じ住民である役場職員を悪く書いた僕だが、一番先に文句をいうべき相手を間違えた。

富岡の課長は今月いっぱいで定年退職をすると聞いたが、彼の花道をこんな形で汚してしまったことを、本当に申し訳ないと思う。しかし最後まで殺処分をしない町を作って欲しかった。

彼なら、それが本当に出来たと思う。だから残念である・・・・

役場のみんなにも迷惑をかけてしまったが、それは素直に謝りたい。

 強制避難区域の富岡町の松村直登。

松村が言った。犬もいない。猫もいない。牛は殺してしまう。動物が一匹もいない町に国は帰れ!と言う。(まだ、少しはいるけど)

あなたのところは放射線量が低いから大丈夫ですよと。国のお役人さんへ言う。そこまで言うなら、自分がこの被爆地に住んでみろよ!

あんたら言いたい放題言ってないか?我々住民は放射能汚染の町のモルモットじゃないだろう!人間を研究材料にでもする気なのか?

 猫はまだたくさんいます。

そんなに線量が低いなら犬や猫だって、町にいたっていいじゃないか?犬や猫を保護し、牛を殺しておいて人間には帰れますよってか・・・・呆れて何も言えねえ!と。

 


















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ちょっとだけ休憩。

2012-03-30 08:15:07 | 日記
NO-114
みなさん、毎日松村直登を応援して頂きまして、本当にありがとうございます。感謝します。

松村直登は強制避難区域に戻り、今日と明日の2日間有効の許可証で動物たちに餌を与え、4月2日にまた役場に行きます。

2日の日に新しい許可証が発行されれば、また一ヶ月間動物の面倒がみられるので、それを願っています。

4月2日までは、今まで通りのブログになるのかな?と思いますが、宜しくお付き合いください。

 囲われた牛にわらを与える松村直登。

今日はイギリスの除染研究チームの人と会う予定が入っていたから、有効期限が残り2日でも許可証が使えることになって良かったです。

昨日の夜、僕のブログを見た人から「この写真の犬、間違いなく私の家の犬なんだけど。」と一本の電話が入り、嬉しかった。そして松村が餌を与えていたことを本当に喜んでくれた。

 松村の家族。アキの子供たち。

あれから1年以上が過ぎた今でも、家族(ペット)を探している人もいる。また保護してくれている人がいて、この双葉郡の動物たちの命が守られた事を心から感謝したい。

探していた人は、まさか隣の町で保護されたと全く思わなかったと話してくれたが、問題は今の仮設住宅や借り上げ住宅の生活では、犬を飼ってあげられないと・・・・

 郡山の仮設住宅で。

このように、家族の一員でもある愛犬と生活出来ない被災者が本当にたくさんいます。

今まで広い家に住んでいたのに、今は4畳半2間(いわきの仮設住宅)の生活で暮らし、ペットを飼えない仮設住宅もあり、悲喜こもごもである。

「いつまでこんな生活を強いられなければならないのだろう?」とつぶやいた田村郡に避難している義母の思いと落胆の深さに、僕は言葉が出なかった。







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許可証の件の中間報告。

2012-03-29 16:47:01 | 日記
NO-113
みなさん、応援ありがとうございます。松村直登の富岡町の立ち入り許可証は、本日、富岡町役場で本人を交えて協議されましたが、4月2日までの協議持ち越しになったと松村から連絡が入りました。

今月までの許可証は、そのまま使えることになりましたので、とりあえず明日、富岡町に入り動物たちに餌をあげるため帰れることになりました。

今月の31日に、富岡町の動物たちに2日分の餌を与えてきて、彼はまた4月2日の月曜日に郡山の役場に行きます。

4月2日に許可が下りないかも知れません。また、許可が下りるかも?全く分かりませんが、ただひたすら待ちたいと思います。

皆様にはご心配をおかけして申し訳ありません。僕には4月2日までとても長く感じますが、松村の応援をして頂いている全国のみなさんと、世界のみなさんと、動物愛護団体の皆様に、まずお知らせいたしたく書かせて頂きました。

これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。









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応援ありがとう!

2012-03-29 08:21:23 | 日記
NO-112
全国のみなさん、世界のみなさん、そして動物愛護団体のみなさん、応援本当にありがとうございます。みなさまからのご支援とご協力を頂き、本当にうれしいです。

今日、松村は富岡町役場へ行きます。立ち入り許可証の件で行くのだが、怖いのは牛の殺処分を止めてしまう松村が邪魔なので、あいつの許可証を無効にして町に入れないようにし、そこで一気に牛を殺す気なのかも?と僕は疑っている。

信用出来ないのだ。しかも安楽死じゃない殺し方で殺していく、あいつら人間じゃねえ!あいつらも牛と同じように、足を縛ってあの薬を打ってやりたいと思ったし、悔しかった。

意識もあるのにあの薬を打たれ、体のすべてが動かなくなって空気も取り込めず、窒息して死んでいくっていうじゃないか?どれだけ苦しい死に方か、あいつらは分かっていてやっている。何が安楽死だ!

隣町で行われた牛の大量虐殺は、もっとひどいものだったとブログ仲間から聞いた。麻酔を打たれ、半分生きたままの状態で埋められたと聞いて、僕はぞっとした。

牛に人間の言葉は話せないけど、人間だったらやめてくれ!殺さないでくれ!って叫ばないか?今日の殺処分も止めることが松村の思いである。

政府は国策として原子力を推進してきた原発でこの事故を起こしてしまったのだから、被災した動物の保護も事故を起こした人間の責任として予算を取り、生かしていくべきだ!これが人間らしいやり方じゃないのか?

全国のみなさん、今日も松村を応援して下さい。宜しくお願いします。




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最悪の事態に!

2012-03-28 14:32:51 | 日記
NO-111
今日、松村は牛の殺処分を止めた。いや止めてしまったと言った方が正しいだろう。止める事は出来たが、ついに彼は立ち入り許可証を役場から剥奪され、出たら最後、町に入れなくなった。

心配なことは多い。彼の愛犬アキの餌が無くなったら、可愛い子犬11匹の命はどうなるだろうか?彼が守ると約束した数十頭の牛の命はどうなるのか?誰が代わりに見てくれるのだろうか?

彼の通行許可証は県庁の中にあるオフサイトセンターで発行しているものだが、殺処分を止めたらすぐに役場から剥奪の旨の通達があったと彼は言った。

今まで一人で残された動物たちの命を守り、動物たちと暮らしてきた男のこれが最後なのか?言葉だけで殺処分を止めたから、逮捕は無いと思うのだが、とても心配だ。

松村が危ないと、ブログに書いたが一番恐れていたことになってしまった。今、がっかりを通り越してどうすればいいのかを考えている。

今日、はじめてこのブログを読む方には、NO-110を読んで下さい。

みなさんのご協力を激しく求めます。みなさん、本当に助けて下さい!お願いします。役場の電話は0120ー33ー6466です。産業振興課へ抗議の電話を入れて下さい。

それと県庁内にあるオフサイトセンターに抗議して下さい。宜しくお願いいたします。みなさんの力で松村と動物たちの命を助けて下さい。






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みなさん助けて下さい!!!

2012-03-28 09:23:50 | 日記
NO-110
一昨日、富岡町で牛の殺処分が行われた。松村は、それを止めようと現場に向かった時に立ち合いのため畜主さんがいたので、「今なら俺が牛を助けるけど、どうする?」と畜主さんに言った。

畜主さんから戻ってきた言葉が「もう、同意したからいいや」・・・これに松村は「こんな事したらいい死に方しねえぞ。」の言葉に畜主さんは「うん、わかってる」と。・・・・今日は本気で富岡町役場の事を書きます。

実は今日も殺処分される牛がいます。松村は「実力行使で木刀を持って脅してでも止めるか?」なんて冗談めいた事を朝から言ったが、それだけ逼迫しています。

松村にもう隠すこともない洗いざらい書いて、みんなに知らせてくれ。頼む!と言われたので書くことにした。

今、松村と連絡を取り合ったが、今日の8時半には殺した牛を埋める重機が搬入されてもう、準備されていると松村の応援か?動物救援隊のメンバーも駆けつけ、NGOの団体さんも中に入って世界にこの現状を発信してやると、一悶着するかもしんねえな!と松村が言った・・・・

僕も一頭でも多く助けたい!

畜主さんも松村もここまで追い詰められたのだから、はっきり二人に言う!

去年の6月初めに松村が、「今、牛を水辺の広い土地に県から予算をもらってでも囲ってあげないと、冬の餌が無くなる時期が来たら餌を探し求め、住民の家や納屋を壊して大変な被害が出るぞ!」と何度も何度も、本当に何度も忠告したのに、今になってその苦情がひどいから殺処分って何なんだ!

松村があれほど言ったのに、その予知予測も出来ずに今の状況を作ったあなたたちには本当にがっかりする。

畜主さんに「お前らの牛せいで苦情の嵐だ!お前らがその家の責任取れるのか!」と自分の無能ぶりを責任転嫁して、畜主さんを責めて判子押させるとはどういう了見なんだ!間違ってるだろう?

松村が言ったように、あの時に囲っていればこんなことにならなかっただろう!あなたたちが畜主さんを責めて牛を害獣扱いしてると、ある動物団体の人から聞いたが、それはおかしいんじゃないか?

住民の苦情がひどくて殺処分はやむを得ないって、言い方間違ってる。自分らがあの時に、仕事をしてこなかったからこんな被害が出ていますと言うべきだ!それを畜主さんのせいにするな!

殺処分に反対してた畜主さんたちを追い込んで、判を押させるやり方がまずいだろうって言ってるんだ。

あの時「今なら、子牛も簡単に柵に入るからやるべき」と松村が何度も、それこそ何度も言っただろう!

課長補佐は今から4日くらい前松村に「あれほど言ったのに、俺が言ったようになっただろ!」と言われ、「はい、そうですね」とそれをちゃんと認めているじゃないか。

住民の財産である家を守れなかったのは、あなたら二人が仕事をしてこなかったからで、牛の被害が出た家を弁償する責任は役場にある!

あなたらがちゃんとしていれば、住宅の被害なんか出なかった。牛のせいで苦情の嵐と住民の財産を壊してるから殺処分は仕方がないだなんて、いい加減なことは言う資格はあなたたちに無い。

松村を馬鹿にしていたのか?それは分からないが、はっきり言っておく。今すぐ殺処分を止めてくれ!住民の苦情は君らが作ったんだよ!はき違いしないでくれ!

富岡町の畜主さん、あなたたちはちっとも悪くない!誰だって自分のペットや家畜を餓死させるなんて出来やしない。

威圧されて牛の殺処分の同意書に判を押した人は撤回し、今後、町の産業振興課の責任において牛を生かすべきだ。

富岡町の牛による被害で苦情を役場に言った人は、産業振興課が仕事をしてこなかったから今の状況になっている事を本当に知って下さい。

牛による住民の家の被害は、間違いなく富岡町役場の産業振興課の責任です。産業振興課の責任!

昨日、これからの相談をと動物救援隊の中谷さんからの電話?で少し話したと松村は言ったが、みのもんたさんのTVで僕は彼女を見たが、動物愛護の世界ではよく知られている人だ。

少しでも力を借りたい!それが僕の本音です。犬猫のボランティアの皆さん、強制避難区域の殺処分をされていく牛を助けて下さい。そして松村に力を貸して下さい!

これを書いても役場は殺処分を絶対に止めないだろう。松村も我慢に我慢を重ねて来たけれど、今、最終局面です。彼は黙って牛が殺されていくのを見ていられない!このままでは全頭殺されてしまう。だから、全国のみなさんにお願いしてくれ!と。

もう、我々だけの力だけではどうにも止められないので、全国のみなさんの力を貸して下さい!みなさんの協力が本当に必要なのです。松村を助けて下さい!

みなさんのご協力を激しく求めます。みなさん、本当に助けて下さい!お願いします。役場の電話は0120ー33ー6466です。産業振興課へ抗議の電話を入れて下さい。

最初から反対していた畜主さんの牛の殺処分を取り消してくれ!と。こんなやり方は無いと!松村の言いたいことはこれだけです。みなさん宜しくお願いします。

二人にはっきり言うけど今後、実名で公表するかも知れないので、二人は今までのやり方を反省しなければならない!

全国のみなさん、今日は、松村が危なくなるのを承知で書きました。みなさん松村を助けて下さい!牛を助けて下さい。本当にお願いいたします。









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ダチョウが脱走!!!

2012-03-27 06:30:35 | 日記
NO-109
昨日はいろんな意味で焦った。松村の保護しているダチョウが脱走してしまったのだ。彼からその電話が来た途端、僕は真っ青になった。

 餌をやり続けたら彼の家に居ついてしまったメスダチョウ。

だって、コメントしてくれた人から、「このごろダチョウの事書いてないですけど殺処分になるの?」って来たので僕は、安心して下さい。

ダチョウは松村の保護の元、元気でいますよ!って返信した直後の事だったので、どうしよう!と真っ青になった。

 この子はおとなしくて全然怖くないんだ。

まさか、書いた直後にあのおとなしいダチョウがいなくなるなんて思いもしなかったからである。本当に心臓に悪い!松村の親友のアキの旦那が吠えていつもダチョウを威嚇していたらしい。

まともに戦えば2mの背丈のダチョウのあの一撃で殺されてもおかしくないのに、弱い犬ほど吠えるというか、カイ犬ってもともと狩猟用の犬だけにあの大きなダチョウに戦いを挑んだのだ。

カイ犬は3匹揃うと、あの大きな牛をも殺して狩りを成功させるというほどの猟犬である。一匹とてその本能に火が付けばダチョウにも果敢に攻めていく犬なのだ。

電話が来たときはアッチャーって感じで、僕は青ざめた。あのバカ犬め!やらかしてくれるじゃん。と呆れたというよりもがっかりした。

だって、今までは彼の家にいつもはいないで放浪していたような父犬で、この頃彼の家に居た方が安全なのを知ったのか?つい最近になって彼の家に居ついたダメ父である。

自分の子供5匹がダチョウの檻に入っても、ダチョウは子犬をやさしく見守ってくれて足で蹴ることもなく子犬を見てくれているのに、ホント馬鹿犬だ。(恩を仇で返す奴!)

 彼の古い家の跡地で暮らしてた。

その日の松村は、牛の事で農水省の餌やりチームを監視するのに時間を取らねばならず、僕に電話をくれた。ダチョウを優先すべきか?牛を優先すべきか?と・・・

僕は彼の家のダチョウの性格を知っているので、牛を優先してくれと言った。彼の顔を見ればあのメスダチョウは彼の後について帰って来ると思ったからだ。

今、殺処分される牛を少しでも助けたい彼が、苦渋の決断をして牛をとった。それでも、農水省の仕事を見届けてから町中を2時間位走り回り、ダチョウを探したが見つからず夕方遅くなって双葉警察署から電話が入った。

昼間に警察車両と何台もすれ違うたびに逃げたダチョウを見かけたら電話してくれ!と頼んでいて、「松村さん、ダチョウのいる場所が分かりました!」と電話をもらい急いでその場所に向かった。

ダチョウが見つかった!と松村から電話が入ってから2時間後、また電話が来て「今、ダチョウを逮捕!した。」と連絡が来て一件落着。いや~本当にほっとしたよ。

あのバカ犬何とかして、鎖でつなぐか何とかしろよ!と僕が言ったら、「うん、悪い事すんなって教えてやる!」と彼も少し怒っていた。

ダチョウが脱走するときに壊した檻を直さなくてならないし、余計な仕事を増やした馬鹿父犬にはお灸をすえなければならない。

 おバカな犬は可愛いこの子たちのお父さんです。

いつも家に居る時は吠えても「やめろ!」の彼の一声で、しゅんとなっておとなしくしている犬だったのだが、このごろ朝から忙しく出掛ける彼のいない隙に、ダチョウを威嚇した父犬君は彼から大目玉をくらうはずである。

僕から言わせればほんと、いい気味である。ご主人様に日頃から面倒を見てもらっているのに、こんな大問題を起こすなら家にいるな!って言いたいのだ。

犬は人間と同じで、一度怒られればそんな事を二度としないと思うので、アキの旦那には今後問題を起こさないで欲しいと思った。


















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研究結果。

2012-03-26 08:00:10 | 日記
NO-108
みなさん昨日は日曜日なのに、たくさんの人がこのブログにアクセスしてくれて本当に嬉しく思います。感謝。感謝です。

昨日は一被災者として愚痴ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。時々、こんなふうになります。(泣)

今日は福島市のコラッセ福島で、宇宙科学研究所(JAXA)の山下博士と長谷川博士が、僕らの富岡町とTVでおなじみのダッシュ村(浪江町)で研究した放射能減容好気堆肥菌システムの研究結果を発表する日です。

 放射能減容好気堆肥菌システムの攪拌機の前での松村直登。 

しかし今回の研究結果がどれだけのものであるかを事前に僕は博士から聞いていて、理論上100分の1まで減容出来るという成果は出なかった。

みなさん、放射能そのものは絶対になくせないのです。

放射能そのものを減らすのではなくて、野や山や草原の撒き散らされた放射能をその地で自生する植物が中に取り込むので、その植物をこのシステムで100分の1まで減容し、高濃度の放射性物質の塊にして、国がこれから作る中間貯蔵施設に移設するための研究だったのです。

このシステムがどうして牛を助けることになるのかは、長くなりそうだから今度みなさんに説明するね。

 実証実験前の打ち合わせの時の山下博士。

今年の1月から2月の酷寒の福島で、生命のすべてがまだ芽吹いていない時期の研究だからどうしようもないのだが、去年の夏に出来れば良かったと本当に思う。

研究結果は約50%の成果だったと博士から聞いた。それでも僕らは諦めていないんだ。松村が発案したこの研究は必ず日の目を見るものと確信しているからだ。

 デジカメで撮影する長谷川博士。

条件が悪くてもそれなりの成果が出たと言う事と、これを確実なものにして僕らの富岡町の土壌の汚染を軽減し、殺処分を免れた牛を生かしてあげる唯一の方法だと思っている。

 僕ら被災地の牛たちを救いたいのだ。

この研究は日本原子力機構が発表したように、牛を使った放射能減容研究の一つだが、酷寒の冬の研究だけで判断されては困るのである。僕らはまだあきらめていない。これが大事だと思う。

がんばる福島は諦めない!科学の進歩を信じて福島の放射能を取り除いて、いつかみんなが帰って来れるよう努力します。

そして今、残された動物の命を守るため松村直登とともに、これからも頑張ってやって行きますのでみなさん応援して下さい。宜しくお願いいたします。











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悪夢からまだ覚めず。

2012-03-25 08:55:11 | 日記
NO-107
今になって思う事。それは僕たちの受けた災害が、自然災害でなくて原子力災害であるために、どうにもならない状況であることを一番に言いたい。

 僕らの町の富岡駅。もう電車が走ることはないだろう。

 駅の向こうに瓦礫の山が・・・

放射能汚染の問題が無ければ、普通に復興を始めたであろう。今になっても何一つ前進していない町の姿を見ると、放射能を撒き散らした原発事故が本当に憎い!

動物たちだって、こんな悲惨な思いをしなくてよかったのに・・・今残された牛だって、殺処分なんて縁のない話にすぎなかったと思う。

 餌やり用バケツなのか壊れたバケツが・・・

 どんなに苦しかったであろうか・・・

僕らの役場でも去年の夏は、牛を生かしてあげよう!と立ち上がったのだ・・・役場の風船を膨らますだけ膨らまして逃げて行った奴がいる。そいつはその責任を取らないで平気な顔をしている。

 牛と話す松村直登。国はこの牛たちを殺処分だと・・・

人を批判しても何も始まらないことは百も承知だが、震災直後の国の行政と政治が今の状況を作ったと言いたい。

僕らの人生を返せ!僕らの家を帰せ!僕らのコミュニティを返せ!僕らの仕事を返せ!去年の3月12日の爆発事故の前の普通の生活を返せ!僕はこう叫びたい!

僕らがみんなに言える事は、今の原発はダメだ!人間がやることに必ず絶対!は無いから、福島のようになりたくなかったら、今の原発にNO!と言わなきゃだめだ。

 まだまだたくさんあるけれど、ほんの一部。松村が家々をまわり餌を与えていました。

内部被ばくをしながらもたった一人で犬や猫、それに家畜に餌をやり命を守って来た松村が言う。

アメリカのスリーマイル島、ロシアのチェルノブイリ、そして日本の福島と原子力の事故を3度起こして来た。3回も起こしてきたのだから人間はもう勉強しただろう。原発は危ないっていう事を・・・・と。

松村も僕も原発反対者だ。国に新しいエネルギー政策をどんどん進めて欲しい!と本当に強く思う。

そして家を失い、仕事も出来ずに苦しむ被災者に早く、国が東電に代わり賠償をして被災者全員が、新しい一歩を踏む出せるようにしてくれ!そう叫び!強く願う。







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恐怖の横須賀レディース!!

2012-03-24 08:02:53 | 日記
NO-106
昨日、僕の知っているチーム横須賀のレディースが、福島県庁に突撃した。福島の被災地に残された動物の件でクレームを言いに行ったのである。(彼女らの写真が無いのでご免。あっても出しちゃダメって)

 がんばる福島のマスコット。

松村も僕も彼女らの事はよく知っているが、彼女らに喋らせたらマシンガントークで普通の男なら一撃で撃沈である。超強烈な個性の持ち主で、総長と副総長って感じかな?僕は怖くてとても逆らえない。(笑い)

朝8時には県庁前にいたから、朝4時過ぎには横須賀の家を出て高速道路を吹っ飛ばしていただろう。とにかく行動力があり美人なのだが、怒らせたらおっかねえから僕も筋を通して話しをすることにしてる。(冷っ)

彼女たちは第一の県庁を襲撃し撃破してから、第二に攻撃目標を富岡町役場に定め突撃した。ここでは牛の殺処分を始めたことに怒り、「今までしなかったのに何で今頃始めるんだ!」とけしかけて来たらしい。

喧々諤々一気にまくしたてだろう?僕は見てなくてもその様子が分かる。聞くところによると、すったもんだの末、きっちりと話が出来たみたいで二人とも納得して帰って来たらしいのだが、役場の人も焦ったろうなぁ~僕らが怖いと言った事を役場のKさんも理解したと思う。

この二人は一般の人であり、動物愛護の関係でも何でもない人なのだが、命の事になると目の色が変わってしまう人なのである。福島のいなかっぺの僕は初めてお会いした時に、目から炎が出ているようなこの人たちの熱さに驚いた。

この人たちの応援も僕らには本当にありがたいと思っている。総長、副総長!(笑い)本当にありがとう!

 おっぱいをくれる母犬が捕獲されて松村が保護した時の6匹の子犬たち。

 お兄ちゃん犬に構ってもらう新入り君。

一昨日の松村は、午前中に埼玉県の畜産家の方から支援を受け、午後は山下博士と会い放射能減容好気堆肥菌システムの実証実験の結果報告を受けていた。

来週は、イギリスの大学の放射能で汚染された土地や動物の除染を研究するチームと会う予定なのだ。僕らは富岡町がきれいな元の町に戻ればと強く思っているから、イギリスの除染研究チームにも期待している。

 子犬11匹におっぱいをあげて少しお疲れ気味のアキ。アキに寄り添う甘えん坊の新入り君

彼は動物たちに水や餌をやり、合間に柵を作ってその中で工夫をし時間を作り人と会う。本当に忙しく、毎日が大変なのだ。

それでも体の作りが僕と違ってへばらない。骨太人生まっしぐらの松村直登はこの状況を楽しんでいる節があり、いったい君は何物なんだ!と言いたい僕がここにいる。この男こそ、原発事故が産んだ怪物君である。

放射能にまみれた危険区域の中で、自分が被曝することも顧みず、いや完全に被曝してしまったけれど、毎日、日没まで犬や猫に餌や水を与えてきて、あれから1年本当にやり抜いちゃったから凄い。誰が何と言おうと信念の男である。

そんな彼は今、殺処分から牛を助けようと必死でもがいている。みなさん、松村直登を応援して下さい!みなさんの声で国を動かして下さい。これからも宜しくお願いいたします。






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恐ろしい計画。

2012-03-23 07:30:38 | 日記
NO-105
農水省が餌やりを開始したと言ってもまだ気を許せない状況です。それは、松村直登が農水省の官僚と直接電話で話をした時に、農水省では3年かけて全頭殺処分の計画でいると官僚の口からはっきりと聞いたからです。

だから今の餌やりは単なるパフォーマンスで、農水省はちゃんと餌を与えて餓死した牛はいませんよ!というためのものかも知れなくて、気を緩めることが出来ないのです。

この農水省の計画を松村の口から聞いたとき、がっかりしたのを覚えている。今年の2月11日の事だった。

本当の意味でこれからが正念場になり、ここでみなさんの力を頂き、または借りて一気に走り込んで行きたいと考えています。

 殺処分を免れた牛に水や餌を与える今現在の松村直登。

一昨日の産経新聞の記事を書いた小野田雄一さんは、強制避難区域の牛は震災直後約3500頭いて、牛舎内で餓死した牛と病気などで死んだ牛が千数百頭、今までに殺処分された牛は約460頭だと書いた。

その他の牛は現在囲われている牛が700頭余りで、残された牛は大体700~800頭いるだろうと書いてある。この700~800頭を助けるためにも、みなさんの力とご協力が本当に必要なのです。

 去年牛舎の中で苦しみながら死んで行った牛たち。

 殺処分され人知れず埋められていた460頭の牛。

あの手この手使えるものは何でも使い、殺処分から守ってあげたい!どうか強制避難区域の動物たちの保護のために、全国のみなさまこれからも僕たちに力を貸して下さい。

今日は、昨日のコメントに母親を保護されお乳を飲めなくなった6匹の子犬のことを心配して頂いた方のために、この子たちが元気でいる写真を載せます。松村とアキがちゃんと面倒をみてますので安心して下さい。

環境省に捕獲された母犬と松村直登に保護された子犬たち。画像を大きくして見て下さい。お乳が張っているのが良く分かります。

 アキのお乳にむしゃぶりつく母犬を失った子犬たち。

 松村が保護するときの6匹の子犬たちの写真です。

 新しいお母さんアキのおっぱいをみんなでおねだり。アキも頑張ってお乳をあげます。アキ本当にありがとう!後でいっぱい美味しいものあげるからもう少しだけがんばってな!

 6匹のうちの1匹。必ずいるよね!こういう子。一人ぼっちで何を考えているのかなぁ~ネクラな僕みたいだ。

 僕らのがんばる福島のマスコットでアキの子供です。やんちゃざかりのいたずら小僧たち。

でも、この子たちは6匹の子供たちが来た時に、自分たちの小屋を年下のこの子犬たちに譲ってくれたやさしいお兄ちゃんたちなのです。自分たちは松村の母屋の玄関の前の小屋から離れた車庫に移動して生活したんだ。この子らエライ!僕はこの時そう思った。

子犬だって譲り合って生きているのに、人間は殺処分って言っているのだから呆れてしまう。僕は命の大切さを訴えて、これからも人間の修業をさせて頂こうと思います。合掌!












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負けるもんか!

2012-03-22 09:18:45 | 日記
NO-104
水も電気もない強制避難区域の富岡町に夜はろうそくを灯し不便な生活をし、たった一人で一年と十二日を過ごした彼が昨日言った。

 この先進入禁止の警戒区域の看板に手をかける松村直登。

被曝するだろうと覚悟の上で、鎖に繋がれたまま残された犬や猫を助けて来た一年を振り返った彼が、「まさか牛の面倒を見るとは思わなかった。牛の世話はきつい!」だった。

水を与えるのにも川や井戸から水を汲み、時間は掛るし体力もいる仕事だ。最初は犬と猫だけを必死に助けていた。

彼らには餌を与えるだけで良かった。富岡町には2500~3000匹くらいはいたと思う。しかし、今の牛は家畜と言われるように手をかけ管理してあげないといけない。

 水と藁を牛に与える松村直登。

だから一人で助けるのは本当に大変なことで、僕も彼には頭が下がる思いでいる。でもそんな彼が昨日、農水省か県の職員なのか?牛に藁などの餌を与えて回っていると・・・

えっ!と思わずに口から驚きの声を出してしまった僕だったが、全国のみんなが農水省にガンガン電話やFAXにインターネットでの書き込みで騒いでくれたからだと思う。

全国のみなさん、本当にありがとうございます。みなさんの力とご協力で少しは農水省?も動いてくれた。松村もみなさんに感謝しています。

囲っておいて餓死させているじゃないか!とかいろいろと、みんなからのクレームで動かざるを得ない状況に追い込まれただと思うけど、水だけでも本当に助かると松村は言った。

それでも、水と藁だけでは栄養が取れないから松村は、配合飼料を与えて回っている。牛の管理はやはり大変なのだ。

今日も松村のところに、埼玉県の畜産家の方が応援に来る予定です。松村もみんなの力を借りて負けないでやると言っています。

これからもみなさんにガンガン騒いで下さいと。(笑い)生かせる命のためにがんばる松村の応援を引き続き、宜しくお願いいたします。




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ぶれない奴!

2012-03-21 08:01:12 | 日記
NO-103
みなさん、福島から帰ってきました。強制避難区域の松村と会って話をしてきましたが、彼はやっぱりタフな男です。少しもぶれず目の前の動物の命を守ることに専念していた。

 殺処分を免れた牛に餌を与える今現在の松村直登です。ここに30頭その他の牛舎の数十頭の牛の面倒をたった一人で見ています。

町で囲った柵の牛の面倒も見て、殺処分に反対した人の牛の面倒を見てあげて、さらには残された犬や猫までたった一人で見ている。

今日の産経新聞の社会面に警戒区域の富岡町の畜産家と松村直登の事が書かれていますが、牛の世話のこれがどれだけ重労働か?をみなさんにも分かって頂けたら嬉しいです。

彼は殺処分に対してこう言った。「俺の目の前で、そんなことさせねえ!そいつら(県の者)に会ったら言いたい事がある」と。

それでも数日前に県のロゴの入った車を2台見かけたので、車を降りてその車に向かって歩いて行ったら、彼を見て逃げ出すように走り去って行ったらしい。彼は、「多分あいつらかも知れねえな?」と僕に話した。

富岡町には殺処分に反対していた畜主さんが他の町よりもたくさんいたから、隣町のような状況にはならなかったが、気を抜けない状況であるのに変わりはない。

彼のようにひたすら命の大切さを訴えていきたいと僕は思った。そんな彼に迷惑な愛護団体が来たと言う。

彼からブログで書いてくれと言われたので書くが、約束もしていないし助けてくれなんて頼んでもいないのに、勝手に押しかけて来て、彼や彼の子犬の写真を撮りブログに載せていいですか?って来る団体の人に言います。

富岡町の犬や猫は、UKCジャパンの細さんをはじめたくさんの愛護団体の皆様の協力と保護のおかげで、今は手を借りなくても守ることが出来るほど数が少なくなっています。

松村が言うように富岡のペットたちは彼が見ているので、本当に必要な大熊町や双葉町など他の町のペットたちを助けに行って下さい。

彼は忙しくてそれどころではないので、今後は応対出来ないからもう来ないでくれと言っていましたので本当に宜しくお願いいたします。

 パイプが届いて数日後の写真。これも少しづつ進んでいると言った。

環境省が16か17に犬用捕獲罠を仕掛けて行ったらしいが、彼が面倒を見ていた犬数匹が捕獲されたらしい。その中に6匹の子犬の母親がいて、乳をまだ必要としている残された子犬6匹を松村が保護した。

 彼の愛犬アキが自分の子供5匹と保護された6匹の子供に乳をあげているのだが、11匹に乳をあげるアキが少し大変なので、少し経ったらアキを休ませてあげたいと彼は言った。

さすがのアキも疲れちゃうよな?アキ、もう少しだけ頑張ってくれ!あと5日くらいであの子たちも乳離れするから。

新しい子供もアキに懐いているからアキのこの表情。僕にはアキが「大変だけど頑張るから」って言っているように見える。

 餌を食べる11匹の子供とアキ。

昨日の彼は、富岡町に残された牛が今250頭いると聞いてその牛たちの足取りを取るべく、餌をやりながら町を見回りに行き、「腹減った!」と電話が来たのが午後3時半だった。

毎日、ご飯を食べる時間がないほど追われている。たった一人の彼に「何とか頼む!」の電話が入るから、回るしかないのだ。

これから松村に用を頼む人は、彼に頼む前に強制避難区域に入って自分がやるという行動をとって欲しいと思った僕だった。

今日は長々と書いてしまいましたが、全国のみなさん、これからも強制避難区域の動物たちと松村直登の応援を宜しくお願いします。











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もう少し時間が・・・

2012-03-17 08:31:01 | 日記
NO-102
強制避難区域の富岡町で牛の殺処分が行われた事を昨日も聞いた。今日、僕は福島に向かいます。ブログは21日頃から再開する予定ですので、宜しくお願いいたします。

一年経った今になって牛の殺処分をする行政の考えが分からない。昨日、みのもんたさんのTVで原発事故被災ペットは6町村で約1万匹に達する数の犬や猫などのペットたちが残されていたと報道していた。

避難先の仮設住宅で暮さねばならず飼う事が出来ないために、ペットと一緒に暮らすことが出来ない住人の涙の映像を見た。ご主人の元に帰れず、シェルターのゲージの中で一点を見つめる彼らはいったい何を思っているのだろうか?

 以前紹介させて頂いたUKCジャパンの細さんのシェルターで。

未だに、飼い主の事情や都合により帰れない犬や猫たちが本当にたくさんいます。そして被災地の犬や猫の保護活動されている関係団体や個人ボランティアの皆さん本当にありがとうございます。

 この子たちは本当におとなしくていい子でした。

細さんの奥様に「福島の双葉郡の子たちは、よっぽど怖い思いをしたのか?噛む子が多いのよね!」と笑いながら言ったけど、あのシェルターにも帰れないでいる子がたくさんいる。

こうして人間にもペットたちにも暗くて深い影を忍ばせ、被災者の不安で先の見えない暮らしを過ごす苦しみを、全国のみなさんに知って頂きたいと思います。今回の家畜を入れたら被災動物の数はどれだけの数字になったのだろうか?

松村は去年の3月11日から、ずっと自分の被曝も恐れずに「この子たちは俺が守る!」とぶれずに、放射能汚染地で餌やりの活動をしてきたが、いつからか犬や猫だけでなくある政治家が匙を投げた牛のことまでも面倒を見なければならなくなっていた。

彼は何としても殺さず生かしたいと牛を使った放射能減容システムを提案し、日本原子力機構と宇宙科学研究所とのある研究を富岡町で実証実験するところまで進めて来た。

 3月11日にTV番組トキオ出演のダッシュ村に出ていた二人の博士と研究用の機械がこれです。後ろ姿でごめんなさい(右)山下博士と(左)長谷川博士。

 写真を撮る長谷川博士。

 攪拌させ高温で減容していく機械の前で、顔が分かりづらいけど松村です。

もう少しだけ時間が欲しかった。今年の春と夏の研究を終えれば研究の結果もすべて出揃うはずだったのに。これが出来上がる前の殺処分が本当に悔しい。

町に来た牛のクレームだって、ちゃんと牛を囲ってあげて餌をあげていればこんな大きなクレームにならずに済んだし、住民からのクレームだってかなり防げたはずだ。

今日、松村は二本松市の(宗)福島被災家畜を守る会代表 山本志流さんと会う。山本さんは県庁にアポイントを取り、牛の殺処分を辞めさせようと行動していて今日は、松村と今後の事について相談するものと思う。

僕も今から福島へ向かいますので、みなさん来週お会いしましょう。















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辛い報告。

2012-03-16 08:27:13 | 日記
NO-101
みなさん、本当に辛い報告です。我が町富岡でも、やはり牛の殺処分を始めていました。最後まで僕らの町は殺処分しないだろうと思っていたが甘かった。昨日の午前中2回も松村から電話が入り、僕は落ち込んだ。

 隣町のこの地に殺処分された数百頭の牛が

一昨日に松村が、僕に「町で見る牛が妙に少なく感じるんだ。」と言っていた。何でも前日に餌で呼び寄せられただろう牛が柵の中に3頭入っていたのに、次の日見に行ったら柵のカギが開いていて、その中に昨日の牛3頭がいなかったらしい。

その時には、またどこかの愛護団体の人が牛を助けるために、柵のカギを開けて牛を逃がしてくれたのかな?なんて二人で呑気なことを言っていたのに・・・・・

彼が、役場に申告をしに行った時に、牛の担当の産業振興課の課長に「牛の殺処分はどうなっているんだ?」と訊ねたら、「もう、とっくに始まっている。今日も今から殺処分に行くんだ」と。

僕は愕然とした。被曝することも承知で動物の餌をやり続けて来た彼の直感通り、牛が殺処分され始めていた。国の動きがこんなに早いと思わなかった。県の職員が同行して、牛を殺しに行っているらしい。

 松村がトウモロコシや麦の餌を与えていた牛たち。

殺処分に判子を押した農家の牛は処分され始めている。隣町の牛は、もう400頭くらい処分されて国有地であるいずこの土地で埋められていると聞いた。

松村が管理を委ねられた殺処分に反対している半谷さんの牛は、なぜか半谷さんの牛舎に全頭入れられていて、殺されてはいなかったが判子を押した人の牛は殺処分され始めていた。

町も放された牛を、害獣扱いしていて聞く耳を持たない。牛の糞が何だって言うんだ!同じ強制避難区域を自分の力でこれまで生き抜いて来た牛を殺すなんて・・・・

 去年の9月25日撮影。田んぼの草をお腹いっぱい食べる牛たち。

原発事故が無ければ、こんな悲劇は訪れなかっただろう。殺処分だけじゃない。今、柵の中に囲われた牛の劣悪な環境を人間は自分で体感すべきである。

雪が降り、雨も降って気温が下がりに下がって、田んぼに作られた柵の中は水はけが悪く沼のような状態の中、子牛は足の半分までつかり氷水の中にいるような状態に置かれて死んで行く。

松村が言った。「牛は足を折りたたんで、寝るから田んぼじゃぬかるんで寝られない。」と、氷水の中で人間なら一日ももたない。こんな虐待を平気でする奴らの神経が許せない!命の大切さを知らないのか?

ドイツなどの大学の研究室や研究所から、日本に放射能に汚染された牛の尿や血液を検査し、そのデータを取りたいと申し出た国があるのに、日本が許さなかったと聞いた。

残念である。ただただ残念と言うかとても悔しい!自分が何も出来ないこともあるが、この無力感をどのように書けと言うのだろうか?

犬や猫だけじゃない。鶏だっていたしブタとか馬とかダチョウまでいたのだから、強制避難区域20km圏内の鉄のカーテンの中で、残された動物たちがたくさんいたことを忘れないで下さい。

犬猫ボランティアの皆さんのおかげで、今は犬や猫がたくさん保護されて本当に助かりましたが、まだたくさんの問題を抱えています。全国のみなさん、強制避難区域の動物の命を守るためにこれからもご支援下さい。宜しくお願いいたします。











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